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Pocky Diary
〜親馬鹿日記:ヒナヒナ編〜
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2001.3.21〜4.15
2001.3.21 プロローグ

笹塚駅の改札を出た所にあるペット屋。この店、店頭にセキセイ、オカメ、コザクラ(色替わり多数)、ボタン、ナナクサ、ビセイなどなどインコ軍団が並べられ、毎回通る度に私の「血中インコ濃度」が上がるポイントだった。店に入ったら絶対に何か買ってしまうのがわかっているので、ずーっと我慢していたのだが、もう限界。本日ついにセキセイを飼おうと決意し、店に入ってみた。
見渡しても大人インコしかいないので、恐る恐る「セキセイのヒナは入ってます?」と店の奥さんらしい人に聞くと、普段は「準備中」でお客を入れない2階に案内してくれた。
わ〜!!いるいる、インコのヒナの懐かしい声、そして、文鳥、カナリア、あ、リクガメもいる.....
さて、飼うならばと、心に決めていた白ハルクイン系セキセイのヒナかわいいやつはいるかしらん。
どれどれと升カゴを覗くと......いるいる....どれにしようか。。。。

し、しかし、その隣の升カゴに密かに見上げる視線を感じてしまった。
「あ、オカメもいるんですね......。」
よく見ると、ルチノーが2羽、シナモン1羽、アルビノ1羽.....  あーいつかはオカメって思ってたんだなー。欲しい欲しい。でもヒナは弱いと聞くし、セキセイの8倍の値段=19000円だし(アルビノは15倍)(笑).......どーしよー。

「明日の夜に買いに来ますが、セキセイかオカメかは一晩考えます。」と両面待ちの予約だけして、店を出る。午後からの仕事が落ち着かない。とりあえずネットで検索しペット新聞社の「オカメインコの本」を紀伊国屋でゲットし、熟考の一晩。旦那にも相談しつつ、既に心は「あの白オカメ」に奪われていた。

2001.3.22 出会い

夜、仕事帰りに心も飛ぶような勢いで店頭へ。もう着くなり「やっぱりオカメにします。」
今夜は店の旦那さんが案内してくれる。シナモンは今日の午後予約が入り、1日2回の挿し餌になるまでここに預けられることになったそうだ。ルチノー2羽から選ぶことにした。4週目と5週目の子を升カゴから出してもらう。旦那さんは「5週目の子は手がかからない」というが、ちょっと人間に対して怯えが入りはじめている。飛び始めなのですぐ落ち着くということだったが、冠羽のハゲが巨大なのと、目が小さめで、なんとなく顔つきが4週目の子の方がかわいい。同じ4週目のシナモンに比べちょっと小振りの気もするが、やはりどうしても4週目のルチノーに目がいく。
決断の時が来た。「この子にさせて下さい」
ついに念願のオカメインコを迎える日になった。
将来的な移動も考えペットキャリーの17cm、ムキ粟、グリンカル、混合餌を購入。挿し餌は4回から3回に向うところ.....んーなんとか火曜までに3回で安定させないと仕事に行けない。踊る心を抑え、連れて帰り、体重測定。郵便用のやつなのでアバウトだが83g位ありそう。さー新居だよ。
命名はポッキー。なんとなくポーっとしているのでそう名付ける。住処は私の寝室兼作業場。満腹のはずなので、とりあえず保温のためキャリーにカーテンの余り布をカバーにして指定通りの20時に消灯する。

はじめましてPockyです 

2001.3.23 不安

指定の朝9時、12時、と挿し餌をやるが、一向に食べてくれない。体重も昼は76g。店の流儀はスプーンでなく自分で皿からムキ粟を食べさせるというもの。昨夜は店を出る時、皿に乗ってガツガツ食べて、いたが今日は全然。とりあえずスプーンでもやってみるがやはり駄目。しかし、元気は元気でとにかく外へ出たがっている。
温度なのか、環境のせいか.......不安になり店に電話をするが、夕方から夜が一番食べるというのでとりあえず様子を見る。16時、食べない。19時、やはり食べない。これはかなりまずい....
体重もデジタルのクッキング用のを買って来て計ってみたが74gにまで落ちた。でも出せば、まだ羽ばたきの練習までする元気はある。さーいきなり病院か、それとも出戻りか......
とにかく休ませて明日の対処しかない。悶々とする夜を迎える。

2001.3.24 出戻り

とりあえず、環境の変化の怯えを予想し、ショップに朝一で電話。鳥の簡単な応急処置もできるという旦那さんの自信のある言葉を頼りにとりあえず連れて行く。「早ければうちで対応できる」との言葉通り奥さんが胸元の抱いて「とりあえず、ちょっと強引に食べさせてみる」とスプーンを持ってくとオーっ!食べてる〜。しかも自主的に.........「あー良かった。」涙がちょちょ切れそうになる。
初めてのオカメの子で落鳥なんてことになったら、どーしよーという36時間を過ごし、とにかく食べてくれたことが何よりも嬉しかった。店主も「鳥が元気な状態で戻せるまでこっちで育てた方がいい。」と言ってくれ、しかも無料でいいという。採算度外視の丁寧なアフターケアーに甘えてとりあえず月末まで預けて、もう少し体力を回復させてもらうことにした。 
自称「動物狂い」の私が気付いてみれば、鳥の飼育から離れて既に20年......ただの初心者に成り下がっている自分が情けなく。思いっきり自信喪失。でも、また昔のように猛勉強しよう。

2001.3.30 赤ちゃん帰り

そろそろ3回の挿し餌になったかなと思いつつ、様子を見に行くと、何と「赤ちゃん帰りしたみたいで、1日5回になってる」というのだ。あれま〜、よっぽど絶食がひびいたのか、とにかく体重を元に戻すにはそれしかないんだろうなと諦め、もう1週間預けることにする。購入したペットキャリーのまま育ててもらい、「独り暮らし」にも慣れてもらうことになった。もう、わが子を入院させた気分で、飼育書やらHPなどは読みまくり、すっかり頭でっかちの育児マニュアルママのできあがりって感じで、情けない。早く大きくなってねー。人生久々の一日千秋の思いを味わう。。。。 

2001.4.3 もう1週

様子を見に行く。(ほとんどストーカー)順調に大きくなりつつあるような気がする。挿し餌は3回になる所だが、あと2、3日あった方が安定するとのことで、結局週末まで預けることに。。。。
もう、1日が長い長い......粟穂も買ったし、キャリー用のバックもキルティングで制作完了。 

2001.4.7 ついにようこそ

10:00。見違えるほど元気になって、ついに待ちに待ったPockyの再到着。挿し餌は1日3回。体重は76g。ちょいときゃしゃだが、羽ばたきの練習を始めた所なので、多少落ちているのだろう。挿し餌の内容はムキ粟+グリーンカル。あわ玉でないのがちょとユニーク。でもとりあえずは店の流儀に合わせて慣れさせることにする。16:00の餌、19:00の餌とも「鳥が替わったように」食べまくる。(もちろんしょっちゅう見に行ったので本人であることは間違いないのだが)おまけに小皿に入れた一人餌もバリバリ食べている。精神的にもたくましくなってくれたのだろう。
生後3ヶ月までは、カゴの外で自由にさせない方がいいというHPを多数見たので、体重測定だけちょこっとして、すぐキャリーへ戻すようにした。夜78g。 んー順調順調。3日かけて私のパートの時間にあうように、挿し餌の時間調整をしなくてはならないが、今夜は私も熟睡できそう。.........と思ったが、やはり嬉しすぎて眠りは浅かった。部屋は23度でエアコンをつけっぱなし。同居人の私にはちと暑い.......

2001.4.8 新居へ     

起床から1時間ずつずらして、だんだん我が家のペースに慣れてもらうことに。キャリーの中で羽ばたきをしているので、これは大きなケージを用意してやった方が良いだろうと、再び店へ。最初はマ○ワの手乗りカゴなどを考えていたが、店主の「小さすぎ」のひと言で、やっぱり定番HOEI465インコとなった。465はちょっと重いけど、やはりオカメは羽を広げるとセキセイの倍の空間が必要そうだ。しばらくケージを隣において慣らそうかと思ったが、別段怯える様子も見せないので、午後から引っ越しさせる。いきなり伸びをして、気持ちよさそうに羽ばたきの練習をしている。。。。。

が、捲いた一人餌が捲き上がる。新しいケージでも食欲は衰えず、この通り..........夜は保温のためキャリーに戻して寝かせてやる。朝72g夜76g、食欲はあるんだが。。。
                       挿し餌食べまくり(532k)
2001.4.9 初水飲み

餌入れ、水入れの下段の止まり木に昇るのもかなりきついようで、ほとんど底を歩いている。体重測定の後、止まり木に止まらせると今度は自力では降りられない。
夜、水入れをガジガジ齧っていたが、ふと水が入っていることに気付いた!という感じでたて続けに3口飲む。その後下に降ろした後は、なんとか嘴を使って止まり木によじ登り、水入れまでやってきた。ほ〜好奇心と学習能力はありそうだ。でもまだ餌入れからは食べていない。朝72g夜75g。
私は夜なべで465用カバー兼バッグの制作にとりかかる。材料代で5000円もかかってちとショック。 

2001.4.10 お留守番

週3日はパートで午後家を空けなければならない。出る直前ににたっぷり挿し餌をやり一人餌も食べ始めたのを確認し、外出。久しぶりに自転車で駅まで猛ダッシュ。
通勤中も公園のハトとかスズメまでもが妙に愛おしくなっている。気もそぞろに終業後定時と共に再び猛ダッシュで家に戻る。その間約7時間半。どうしていたかと、そーっとカゴを覗くと、すっかり寝てました、という寝ぼけ顔
同じ場所に糞がてんこ盛りなので、殆ど動かずに寝ていたようだ。この時期のヒナの自衛手段なのだろうか、留守にするのが罪のような気がしてしまう。

だが、帰宅するなり挿し餌の準備中は餌くれコールは耳をつんざくばかりの大絶叫。猛然と鳴きながら食べ終わり、一人餌も引き続き食べ捲る。
挿し餌と同じ皿にしたのもあって、ヒナのそぶりの低姿勢のまま皿を移動しヒナ声を出しながら、一人餌を食べているのがなんとも笑える。良く見ると、嘴で探りながらカナリアシードを選んで食べている。皿の上のが無くなると、まき散らした中からも丹念に探している。カナリアシードは栄養価が高いはずだから、偏食くせがつくと肥満になる恐れがあるが、とりあえず今はガリガリさんなので多少の偏食は許すことにする。朝72g夜75g。

一人餌も食べます(540k)

2001.4.11 カゴの改装

餌入れからはもようやく食べるようになってくれたが、その上で「出せ出せコール」をして足で餌をバラ捲くのに閉口し、近所のホームセンターで、スケルトンの蓋付きの餌入れを買う。ついでに粟穂とイカの甲、カナリーシードも入手。実家の母がPockyを見に来るというので、庭の無農薬ハコベと、手ごろな枝を発注する。下段の下にさらにステップ用に1本足したら、喜んで昇ってくるようになった。ハコベも驚くかと思いきや、実の所をバリバリと食べ始めた。イカの甲はちょっと怖いようで、まだ近付かない。スケルトンの餌入れもまだ近付かないが、ちょっとオカメには付属の止まり部分が狭すぎるので、首がつかえない位置に止まり木を調整する。朝72g夜75g。今日は夕方にもちょっとおやつに挿し餌を足して3.5回にしたんだが、んー増えないなあ

2001.4.12 初体重増加 

朝、少し早め(といっても10時だが)に起こして一人餌を食べさせてから、挿し餌をするとかなりの量食べた気がする。今日は旦那が健康診断で、午後から帰宅したので餌を食べるように励ましてもらう。旦那曰く「下で独りで餌食べてた」らしいので、ちょっと安心。
19:30の挿し餌も驚異的に食べる。期待の夜の体重測定はやったー77g!うちに来てはじめての増加。
良く見ると、ナンテンの枝はかなり齧ってあった。餌箱も良く齧るのでイカの甲の方に誘導してみると、あっけなく食べ始めた。毎日どんどんできることが増えていくのが嬉しい。

2001.4.13 祝80g

だんだん、やんちゃぶりを発揮しはじめた。ナンテンの枝や、ハコベの茎、ハシゴ、餌入れとにかく何でも齧るのが大好きになっている。朝、挿し餌を食べる量が少し減り、一人餌の皿にすぐ向かうようになってきた。夜の挿し餌の直後77gをキープ。その後も就寝までひたすら一人餌を食べつづけ、ついに80gになった。よく頑張ったねPocky! 
やっと今日、初めて頭を掻かせてくれた。(笑)
今までは触るとうっとうしい!って感じだったがクィ〜っと鳴いて、気持ち良さそうにする。これこれ、このスキンシップを待っていたのよ。
さて、そろそろ健康診断を受けさせたいと悩みはじめる。浦和も柏も横浜も多摩もうちからはかなり遠い。近所にも小鳥を専門とする獣医はいろいろあるし、20年以上前にセキセイでお世話になった所もある。だが、やはりそのう検査は慣れた獣医さんでないと、鳥が苦しむかもしれないし、最近のオカメの流行り病はいろいろあるし、検査するからには絶対の信用が無いと行く意味が無いし....こないだ自分の胃カメラの検査でもすごい苦しかったしなー。うーんどうしよう。 

2001.4.14 挿し餌2回へ

今日は土曜で1日Pockyのそばにいられるので、2回目の挿し餌を
抜いてみることに。顔を見せると餌くれコールを鳴くので、心を鬼にして、隣の部屋に避難。ふすまの隙間から覗くと、やっぱりボーっとして寝ているよう。
夜9時、さーお待ちかねーと言って持って行くと、食べる食べる。もう、この世には餌しか目に入らぬとばかり、大声を出しながら食べ捲る。旦那に「なんで鳴きながら食べれるの?」と聞かれ、はて?と悩む。(笑)スケルトンの餌入れもついに頭を突っ込んで食べることを覚えた。体重測定の時には、元気百倍でいきなり部屋を1周飛んでしまった。ありゃりゃ、やっぱり着地はカーテンレールか。夜78g。ま、2回だからしょうがない。悩んだ末、おそらく車なら1時間ちょいくらいでいくはずの多摩のバードクリニックで検診を受けることにし、月曜午後の予約を取る。

2001.4.15 日曜の御留守番

朝、カバーを取る前からパチパチと一人餌を食べている音がする。やっぱお腹すいてたんだ。今日は私が同窓会で午後から夜まで外出。旦那も出勤で家を空けた。21:30に夜の挿し餌をすると、再び元気炸裂。体重測定時に屋を2周し鴨居に止まった。ここでは、「飛んだら即退場」とケージに戻す。頭を掻いてくれ〜も上手に頭を下げてくる.....と安心していたら掻かないと怒るようにまでなっている。夜80gまで復活。これだけ元気なら明日の検診は何も出ないよう祈りたい。 

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