2004年11月の日記

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2004.11.03
ただ今の英語もの。
あいかわらずPride and Prejudiceを読んでます。
Lydiaの結婚騒動をめぐり、これまで隠されてきたヒーローDarcyの献身が、ヒロインLizzyに知られるあたり。
やっぱりヒーローの男気は、少なくともヒロインにはばれなきゃね(笑)。

でもそこに至るまでの道すじに唸ってしまった。
ここまでコツコツと積み重ねられたキャラクター造形があって、
そのとあるキャラクターの失言から(彼女ならさもありなんと思ってしまう)、
するすると紐を解くが如くヒロインが真相へたどり着く。


この一連の展開に、作者の作為を感じて当然なのに、それがない。
作品自体が生命と意思を持ち、ひとつの大きな流れを作り出している感じ。
これが作家Austenの力量なのかしら。
面白いです。

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