2002.06.30 ただ今の読了本。 試験に出るパズル / 高田崇史 (講談社ノベルス) 880円 長身美形高校生、千葉千波。 その従弟でおっとりのんびり浪人生、ぴいくん(または八丁堀。本名は不明)。 さらにぴいくんの幼馴染で猪突猛進男、饗庭慎之介。 この3人が、どたばたと日常の謎を解きほぐしていく短編ミステリ集。 パズルを成立させる為だけにでっちあげられた、荒唐無稽な設定が面白かったです。 とぼけた味わいの地の文もなかなか。 パズル好きの方は是非どうぞ。
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2002.06.29 左胸に大きな湿疹ができたので、病院へ行く。 診察の結果まぁびっくり、リンパ節まで腫れているという。 ここ数日左脇の筋が突っ張っていたのは、この所為だったのか…。 今日は抗生物質をのんで、家で大人しくしてようっと。
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2002.06.28 ただ今の読了本。 不実な美女か貞淑な醜女か / 米原万里 (新潮文庫) 514円 (bk1) 一部でカリスマと称されるロシア語通訳者、米原万里氏。 そのカリスマたる所以が覗き見えるエッセイ集。 これ、すっっごく面白かったです。 寝る間を惜しんで読んじゃいました。 なかでも印象に残ったのは、国際会議を成功させる通訳者処遇法。 とにかく事前に、必要かつ充分な(不足するぐらいなら、多すぎるほうが良いみたい)資料を通訳者に渡しておくことが大切なのだそう。 出席者と通訳者が、背景知識を共有できているかどうかがポイントのようです。 数々の具体例を引き合いに展開される筆者の論は、説得力がありました。 さらに通訳者の猛勉強っぷりには、感嘆の念を禁じ得ません(米原さんが特別なのかもしれませんけど)。 語学力があり人好きがするのは言うまでもなく、知的好奇心が旺盛なうえ根気もないと勤まらない職業ですね。 その他通訳者の悲喜こもごもにお腹を抱えて笑ったり、手に汗握ってはらはらしたり。 硬軟とりまぜた内容が魅力的です。 この辺りのバランスの良さは、米原さんの人柄を反映しているように感じました。 年齢性別を問わず楽しめる作品なので、ぜひ手に取ってみて下さい。 あぁ差し出がましいとは判ってますが、この本をY先生やK先生やS部長や…とにかく頻繁に国際会議に出席するお歴々に布教したくてなりません! 困ったもんです(笑)。
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2002.06.27 8月末に実施される、電子ジャーナル・ユーザー教育担当者研修会(略名EJ研修)。 私は、裏方の仕事を手伝うだけだと思っていた。 ところが!有難くも恐れ多いことに、わたくしめを出席者として推薦してくださるそうだ。 これは楽しみなり〜!!
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2002.06.26 ただ今の購入雑誌。 VOCE8月号と美的8月号。 実は私の肌は、典型的なコンビネーションタイプ(頬はカサカサするのに、額や鼻はテカテカする)。 だから夏になると、化粧くずれがとても気になってしまう。 毎年この時期になると、美容雑誌を買っているような…。
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2002.06.25 化学情報協会にて、Chemical Abstracts(化学系の索引誌)利用講習を受ける。 その大半は、CA on CD(Chemical AbstractsのCD-ROM版)のデモだった。 だけど私の職場では、冊子体しか購入してないんだよねぇ…。
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2002.06.24 ただ今の読了本。 あかんべえ / 宮部みゆき (PHP研究所) 1800円 (bk1) 江戸は深川を舞台にした、人情あふれる時代劇ミステリ。 話の雰囲気は、「霊験お初シリーズ」(勝手に命名。「震える岩」や「天狗風」など)と瓜二つ。 リーダビリティがとても高く、読み手を飽きさせません。 でも話の運びが、ちょっと荒っぽかったかな。 宮部作品へは期待が大きいだけに、点が辛くなってしまうのでしょう…。
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2002.06.23 ストレートパーマをあてに、美容院へ。 でも何故か、話のいきおいでウェーブをかけることに。 今ちょっと、後悔してる…かも(涙)。
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2002.06.22 ただ今の読了本。 樹上のゆりかご / 荻原規子 (理論社) 1500円 (bk1) 見かけは可愛らしい砂糖菓子のよう、だけど中身はかなり手ごわい女子高生上田ひろみ。 彼女の学校生活を、活き活きと描いた青春小説。 これ、すっごく面白かったです。 たしかに作品には、気になる箇所が幾つかありました。 例えばこれ。 ”これは、女の子には決してそうじをさせない、重いものを持たせない、喫茶店でお金を払わせないという暗黙のルールと同じで、不文律として校内に強力に存在していた(21-22頁)。” 今時こんなふうに考える男子高校生って、滅多にいないと思います。 でもこれは、物語を成立させる歯車の一つと割り切って読みました。 荻原さんの学生時代(1975年くらい?)には、さほど違和感ない考え方だったのかもしれませんし。 そして作品のクライマックスは、何といっても終盤にある演劇コンクール! →ワイルドは「サロメ」の解釈が、現実世界の構図へと収束していくスピード感、そして迫力。← 手に汗を握りつつ、ページを繰りました。 ラストの幕引きも爽やかで良かったです。 ちょっぴりひねた高校生だった(あるいは高校生である)…と自覚がある方(笑)は是非。 おすすめです。
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2002.06.21 ただ今の読了本。 岸辺の唄 / 今市子 (EYES COMICS) 686円 (bk1) 中国の民話のような趣がある、連作ファンタジー。 標題作がじつに素晴らしい出来。 ラストシーンの美しさには、思わず息をのんでしまった。 この一作で終わらせた方が良かったかも…。
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2002.06.20 自宅改装工事に伴い、一時電話線が切断される。 そのためネットに繋げられず(我が家はダイヤルアップ接続なので)。 でも夕方には無事復帰。 ほっと一安心。よかったよかった。
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2002.06.19 科学技術振興事業団にて、JOIS(データベースの名称)の研修を受ける。 JICST系ファイルの詳細が判って大満足。 これで料金が手頃だったら、じゃんじゃん使うんだけどなぁ…。
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2002.06.18 ただ今の読了本。 恋はギャロップで / 檜原まり子 (花丸文庫) 648円 (bk1) 大学は医学部の、馬術部を舞台にしたボーイズラブ。 心に傷を抱えた美青年が、純朴でひたむきな青年に癒されて…という王道を行くストーリー。 べた〜な展開が好きだ!という方はぜひ。
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2002.06.17 職場の給湯室でゴキブリ発見。 茶箪笥の引出しをあけたらそこに…ぎゃぁっっ!! いったいどこから入ったんだろう?(涙)。 ただ今の読了本。 三千世界の鴉を殺し6巻 / 津守時生 (ウィングス文庫) 590円 (bk1) 未来の宇宙軍を舞台にした、そこはかとなくホモ臭い(笑)アクションSFコメディ。 劇画チックな登場人物達がユニークです(超絶美形で、強大な超能力の持ち主とか)。 また今回も、思わせぶりな伏線が沢山あります。 そのみせ方がとても上手で感心しました。 未読の方はシリーズ第1作からぜひ。 気軽に楽しめます。
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2002.06.16 ただ今の読了本。 砂の覇王7巻 / 須賀しのぶ (コバルト文庫) 476円 (bk1) 架空の大陸を舞台に、歴史のうねりを力強く描く長編作。 主人公の少女カリエの成長も見所の一つ。 今回も、期待を裏切らない出来栄えで満足でした。 →また奇跡の復活を遂げたミューカレウスの姿には、胸が一杯になりました。 でもおそらく彼は、流血女神と契約を結んだのでしょうね(6巻に伏線あり)。 この先どんな悲劇が待ち受けているのかを思うと、空恐ろしい気がします。 須賀さんの筆は容赦がないからなぁ…。← とにかく今、続きが一番気になるシリーズです。 未読の方は、シリーズ第一作「帝国の娘前編」からぜひ。 おすすめです。
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2002.06.15 ただ今の読了本。 お迎えです。5巻 / 田中メカ (花とゆめCOMICS) 390円 (bk1) 「この世」に強く思い残すことがあるために、「あの世」へ行けなない幽霊たち。 そんな彼らの心残りを晴らし、あの世までエスコートしてくれる組織がある。 そこでアルバイトとして働く大学生、遠藤円が主人公のコミック。 ほのぼのコメディタッチの作風だけど、かなり切ない作品です。 →たとえ想いが通じあっても、一方は「生者」でもう一方は「死者」。 結局すぐに、「別れ」がきちゃうんですよね。← やっぱり今を頑張って生きなくちゃ…と殊勝にも反省しちゃいました。 ちょっと切ないラブストーリがお好きな方はぜひ。 ちなみに5巻が完結作です。 |