駿汰のあしあと

  2000年1月14日・・・今日生まれるなぁ。

 駿ちゃんが生まれるときの出来事で笑えるのは、病院に着いたときには破水していたのだけど、どうしてもそこの病院の昼ご飯が食べたくて、陣痛に耐えながら必死でひるのご飯を食べた。
 ご飯を食べ終わりそろそろ生まれそう・・と思ったらパパや大稀兄ちゃんがいない。まだまだ生まれそうもないのでひるご飯をたべにいったみたい。でも待てない。あっというまにできちゃった。
 パパが帰ってきてあら〜の一言。こんなにポンッとできるなんて、なんて親思いなんでしょう.  

 午後1時08分分娩室にはいってわずか30分ほどで駿汰くん登場!
体重3474グラム 身長50.4cm 胸囲31.0cm 頭囲34.0cm待望のミレニアムベビーです。元気で大きな赤ちゃんで、まさかこの何ヶ月後に異常が見つかるなんて誰も思っていませんでした。
 
 駿ちゃんの異常がわかったのは、まず市の4ヶ月検診からでした。頭囲が少し小さいように言われた。そして1ヶ月様子を見てもう一度来てくださいとのことでした。何にも変わった様子はないし、よくおっぱいものんで体重はうなぎのぼりに増えていくし、よく寝てくれるし、順調に育ってるとしか思っていなかったし「なんでよー」という感じでした。
 そして1ヶ月後の検診・・・大泉門もほとんど閉まっているし小頭症の疑いがあるので母子センターで検査したほうがいいと言われる。初めて聞く「小頭症」という病名。この先本当に駿ちゃんがこの病気と戦うことになるなんて夢にもおもわなかった。
 
 母子センターではCTの検査とMRIの検査をした。結果は「小頭症」。特に脳梁という右脳と左脳の掛け橋の役目をしているところが小さいということと、何かをするための指令をだすところが駿ちゃんの場合未発達だと言われました。後は駿ちゃんなりの発達をしますのでがんばっていこう・・・ということです.
 先生に、駿なりの発達とはどういうことなのか聞いたら、駿ちゃんの場合可能性は未知数で何ができて、どういう発達をするのかいまの段階では本当にわからない。ただ、ゆっくりだけども発達はしていくといわれた。すごく不安でどうしてこんなことになってしまったのかそればかり考えていました。でもどうであれ、駿ちゃんに変わりないのだからできるだけのことをしてやろうとパパと誓いました。                     
                                 
                   

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