コンピュータ室   2003年分

コンピュータ関連の話をします。

2003/11/23 Win9XでDVDは無理
2003/11/20 98で自作ATのCD−RWを試したら
2003/11/20 次はDVDマルチドライブかな
2003/10/26 98をCeleron733→766にアップグレード
2003/10/26 UIDE−133化した98のベンチマーク修正
2003/10/26 98の今後のアップグレード
2003/10/20 挑戦者ブランドのUIDE−133U2G/98の受注スタート
2003/10/11 98をUIDE−133化
2003/10/11 予備機(Xa16)のセットアップから良い副産物が・・・
2003/08/27 私のパソコン写真で紹介します
2003/08/24 念願のデジカメを購入
2003/07/22 98のSCSI化を目指したが・・・
2003/07/22 UIDE−66+UIDEPATでHDD増設
2003/07/14 98、Celeron733マシン復活
2003/07/09 DBI−20GTの購入とRa300の故障
2003/07/09 最後の98、Ra43を購入
2003/03/20 ケースが共通なのでRa300への移行はスムーズに進む
2003/03/20 CPUファンが出っ張って増設HDDが使えなくなったが
2003/03/20 1HDDにWin98SEとWin2000の共存が可能に
2003/03/20 新98で最後に残っていた問題も解決
2003/03/11 98をCeleron733にアップグレード
2003/02/07 PC−98のメモリ増設。何と320MBに!
2003/02/07 PC−98/USB2.0のMSドライバ化で苦労
2003/02/07 今のスキャナーでも高画質印刷


2003/11/23 (日) 晴れたり曇ったり

Win9XでDVDは無理                 
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 98のWin98SEでDVDの映画など動画を観ることは無理なのだと分り
ました。グラフィックが遅いせいもありますが、それよりWin98SEという
OSで動画を扱うことが無理なのです。自作DOS/V機(Pentium4 
2.0AGHz+GF4MX440−V64)でさえWin98SE/Meから
ではDVD映画再生ではコマ落ちが発生し、画面がガクガク動くのですから仕方
がありません。DVDで映画を観るならWin2000から観れば良いわけです。
そもそもパソコンの隣に大画面のテレビがあるのに、パソコンでDVDの映画を
観る必要性などないわけですから、叶えられないことを望むのは止めましょう。
それでもWin98SEでDVD−RAMにバックアップすることは可能ですか
ら、これでよしとしましょう。


2003/11/20 (木) 雨

98で自作ATのCD−RWを試したら           
ページ先頭↑

 98がメインマシンなのにCD−ROMしか使えないのでは発展性がなく面白
くないので、AOpenマザーに内蔵しているCD−RW/DVD−ROMドラ
イブを外してRa43に接続して試して見ました。(具体的にはBUFFALO
のCRWD−20FB)
 このドライブは98対応ではありませんが、UIDEを介することでちゃんと
動きました。付属ソフトのWinCDRによりCD−Rにも正常に書き込みでき
ました。それからDOS(起動ディスク)からもCD−ROMとしてアクセスで
きました。つまり、標準搭載のCD−ROMと装換して使えるということです。
 ただし、もう一つの付属ソフトであるWinDVDによるDVDの再生はでき
ませんでした。「2003/10/11 98をUIDE−133化」でも言ったように標
準搭載のGA(グラフィック・アクセラレータ)が桁違いに遅いからです。これ
についてはUIDE−133U2G/98の導入を待つよりありません。これを
導入してGAをアップグレードすれば使用可能になります。

P.S.しかし、98用GAで最速と言われるGA−VDB16は中古市場にも
    ないから、他のGAを導入してDVDを再生するとコマ落ちが発生する
    かも知れない。挑戦者から今度はGA−VDB16の復刻版を出して貰
    えないだろうか。そうしないとせっかくUIDE−133U2G/98
    を導入してPCIスロットの空きを作っても意味がないから。まだまだ
    続く98ユーザーの欲求不満。


次はDVDマルチドライブかな              ページ先頭↑

 DVDドライブも進歩して来る所まで来て価格も安くなったので買い時になり
ました。DVD±RやDVD±RWだけではバックアップ媒体には使えないのて
これまでは買う気になりませんでしたが、これにDVD−RAMが加わったので
魅力あるドライブになりました。値段も内蔵で248、外付でも298か318
まで下がったので買い易くなりました。
 現在はバックアップ媒体にはMOドライブを使っていますが、HDDの容量が
巨大になったので、圧縮無だと640MBや1.3GBのメディアではディスク
交換が多くなってバックアップがやや面倒です。2.3GBのメディアを使って
も1枚には収まらないドライブもありますから、4.7GBや9.4GBのメデ
ィアのあるDVD−RAMは魅力的です。MOはコンパクトで耐久性が抜群とい
う面では優れていますが、1.3/2.3GB対応のドライブは機種も少なく高
価なので普及がそれ程進んでいなく、メディアも高価なまま下がらず、またこの
ことが障害となって次世代メディアの投入も遅れているようです。まあ私の場合
はこれまでに買ったメディアが沢山あるのでMOをまったく止めてしまうことに
はならないと思いますが、役割分担してDVD−RAMに適した部分にはDVD
−RAMを使い、MOで済む部分にはMOを使い続けると思います。ちなみに最
近は1.3GBや2.3GBのメディアにシフトして640MBや230MBの
メディアが大量に残っています。勿体無いので何かへの流用を考え始めていると
ころです。
 しかし、私はバックアップソフトの作者でもあるので、何種類ものバックアッ
プを取り、かつ、230MBメディア等わざわざ小容量のメディアも使ってバッ
クアップを行なっています。DVD−RAMの導入もまた開発の一環でもあるわ
けです。
 後、これは趣味になりますが、もう一つのDVDの用途としてビデオテープを
DVDにダビングして永久保存しながらAVラックを空けたいです。AVラック
の3分の2は大きく重いビデオテープが占領しており、最近のCDやMO、それ
から将来的にはDVD等を収納するスペースがなくなってはみ出しているからで
す。地震対策上も2階には余り重い物は置かない方が良いですし。

P.S.内蔵にするか外付にするかと言えば外付でしょうか。AT互換機と98
    で共用できるので1台買えば済むから。


2003/10/26 (日) 快晴

98をCeleron733→766にアップグレード    
ページ先頭↑

 3月にメインマシンであるRa43のCPUをCeleron433MHzか
らCeleron733MHzにアップグレードしましたが、その後にFSB/
66では最高クロックのCeleron766MHzを売っている店が見つかっ
たので、迷わず手に入れアップグレードしました。前回もあれば最初から766
にしていましたが、あいにく店頭在庫がなかったので733にしたわけです。こ
れらのCPUはとっくに製造中止になっているものなので、ある内に手に入れて
置こうというわけです。
 装換の結果は余り劇的な改善はありませんでしたが、クロック分の確実なパフ
ォーマンスの改善が見られました。計算上は(766−733)/766で
4.5%改善するはずです。

(装換前)
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name PC-9821Ra43
Processor Celeron 732.49MHz[GenuineIntel family 6 model 8 step A]
Cache L1_Data:[16K] L1_Instruction:[16K] L2:[128K]
VideoCard PC-9821 TGUI968x,Cyber938x,Providia9685 (Trident)
Resolution 1024x768 (16Bit color)
Memory 325,844 KByte
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
HDC = ACARD AEC6280 UDMA133 IDE Controller
ABCDF = IC35L060 AVV207-0 PM Rev V22O

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
20946 28776 30243 6799 3989 7983 2

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
2096 1950 1156 12 50894 34201 12191 A:\100MB

(装換後)
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name PC-9821Ra43
Processor Celeron 765.78MHz[GenuineIntel family 6 model 8 s
Cache L1_Data:[16K] L1_Instruction:[16K] L2:[128K]
VideoCard PC-9821 TGUI968x,Cyber938x,Providia9685 (Trident)
Resolution 1024x768 (16Bit color)
Memory 325,844 KByte
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
HDC = ACARD AEC6280 UDMA133 IDE Controller
ABCDF = IC35L060 AVV207-0 PM Rev V22O

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
20920 30086 31620 6797 3930 7875 2

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
1988 1940 1152 12 50617 34053 11531 A:\100MB

つまり、演算速度が計算通り次のように改善しました。

Integer 28776 → 30086 4.55% UP
Float  30243 → 31620 4.55% UP

P.S.733は今後は予備用CPUとして大事に保管して置きます。


UIDE−133化した98のベンチマーク修正       ページ先頭↑

 「2003/10/11 98をUIDE−133化」にベンチマークテストの結果を掲
載しましたが、その後のテストで Write の結果が大幅に改善したので修正して
置きます。改善はUIDE−66とAEC−6280の両方についてありました。
何故改善したかは本当には分かりませんが、前回以後PCIスロットのカードを
2つ共外し、またPCIセットアップでリセットしてからドライバを組込み直し
ています。原因があったとすればリソースの割当とかドライバの組込み状態にあ
るのではないかと推測されます。影響が大きいのでその内また調べて原因が分っ
たら報告したいと思います。新しいベンチマークテストの結果は次の通りです。

(UIDE−66)
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name PC-9821Ra43
Processor Celeron 765.81MHz[GenuineIntel family 6 model 8 step A]
Cache L1_Data:[16K] L1_Instruction:[16K] L2:[128K]
VideoCard PC-9821 TGUI968x,Cyber938x,Providia9685 (Trident)
Memory 325,844 KByte
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
HDC = I-O DATA UIDE-66 PCI IDE Controller
ABCDF = IC35L060 AVV207-0 Rev V22O

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
17973 30111 31653 6801 3886 7861 2
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
2097 1951 1157 12 34512 33289 10670 A:\100MB

(AEC−6280)
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name PC-9821Ra43
Processor Celeron 765.81MHz[GenuineIntel family 6 model 8 step A]
Cache L1_Data:[16K] L1_Instruction:[16K] L2:[128K]
VideoCard PC-9821 TGUI968x,Cyber938x,Providia9685 (Trident)
Memory 325,844 KByte
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
HDC = ACARD AEC6280 UDMA133 IDE Controller
ABCDF = IC35L060 AVV207-0 PM Rev V22O

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
21121 30088 31609 6798 3984 7984 2

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
2100 1951 1157 12 51250 34121 11963 A:\100MB


要するに Read 34512 -> 51250 48.5% UP
Write 33289 -> 34121 2.5% UP
Copy 10670 -> 11963 12.1% UP

大幅に改善したかと思ったらUIDE−66も改善したので、結果的にはAEC
−6280による改善は前回程にはなりませんでした。訳の分らない現象ですが。

P.S.ベンチマークテストは数回行なった中間値です。


98の今後のアップグレード                ページ先頭↑

 これまでの取り組みでCPU、メモリ、ディスクについてはやれるところまで
やったので、後残っているのはグラフィックのアップグレードだけです。挑戦者
のUIDE−133U2G/98を導入すればPCIスロットが1つ空くので、
ここへグラフィックカードを刺すことができるようになります。私の場合はメイ
ンOSがWindows98SEなので、AT互換機用のグラフィックカードは
使えません。メルコやI−O DATAの過去のグラフィックカードを使う予定
です。拡張したPCIスロットではないので何でも動くので、パフォーマンスを
第一に考えて選べば良いのではないかと考えています。


2003/10/20 (月) 曇りのち晴れ

挑戦者ブランドのUIDE−133U2G/98の受注スタート  
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 私もUIDE−133/98を買えなかった一人ですが、I−O DATAか
ら再度98ユーザーの期待に答える企画が動き出しました。今度はUIDE−
133/98に加え、SerialATA、USB2.0、1000BASE−
LANを搭載したマルチインタフェースボードです。(あ、それからミニPCI
スロットもあるとか)私も1枚注文したましたが、しかし、11月30日までに
3000枚の注文がないと製品化が取り止めになるらしいです。98、DOS/
V両対応なので、注文は集まり易いですが、今朝現在で注文数は172枚。この
ペースでは3000枚にはなりません。まだ始まったばかりなので、知らない方
が多いからだと思います。DOS/Vでも省スペースデスクトップを使っている
方は欲しいと思われている方がいらっしゃるのではないでしょうか。皆さんも是
非注文してください。下記URLで受け付けていますから。

http://supertank.iodata.jp/products/uide133u2g98/


2003/10/11 (土) 曇り

98をUIDE−133化                  
ページ先頭↑

 私もUIDE−133/98を買えなかったので欲求不満となり、何とかした
いと思っていました。「2003/07/22 UIDE−66+UIDEPATでHDD
増設」で書いた通り、UIDE−66のBIOS書き替えで32GBの壁を超え
容量だけは満足できるレベルになりました。しかし、当然のことながらアクセス
は速くなりません。拡張の道が限られた古く遅い98を何とかしたい。長年98
を使ってきた私もまたそう思わずにはいられませんでした。
 そんなある日、某Webページからこの希望が叶えられそうな情報が見つかり
ました。UIDE−66のBIOSを書き替え、これをUIDE−133に使う
ことでUIDE−133/98相当のものが作れたという情報でした。私も早速
試して見ることにしました。まず、AEC−6280を入手(UIDE−133
は製造中止でUIDE−133Rしかなく、UIDE−133Rにはハードディ
スクしか接続できないので)。それからBIOSアップデートに取り組みました。
何度か試行錯誤している内にそれを可能にする道(方法)が見つかりました。
コードはUIDEPATで書き替えたものを更にUIDE−133仕様に書き替
えて作りました。ハードディスクパラメータは一応、UIDE−133/98互
換にして置きました。BIOSアップデートはDOS/V機で行ないました。と
いうよりDOS/V機からでないとできなかったからです。
 移行は手間が掛かりました。UIDE−66仕様でフォーマットしていたもの
をUIDE−133/98仕様にフォーマットし直したからです。他の媒体にバ
ックアップしてからフォーマットし、それからリストアーしたからです。後から
UIDE−66仕様のままにして置けば良かったとも思いましたが、話題になっ
ていたUIDE−133/98に合わせて置こうと考えたからでした。大した問
題ではありませんが、そういう経緯です。
 AEC−6280/98は問題なく動きました。ハードがUIDE−66の上
位互換だからだと思います。ただし、OSの復旧は別です。Windows98
SEの場合はプラグ&プレイでドライバーを組み込み直すことで簡単に移行でき
ましたが、Windows2000の場合はそのまま起動しようとすると致命的
エラーとなって起動できませんでした。色々やっても駄目だったので、結局、
Windows2000アップグレード用のWindows98SEをリストア
ーし、これをAEC−6280化し、それからこれをWindows2000に
アップグレードすることで復旧させました。
 それでUIDE−133化で本当に速くなったのか。ベンチマークテストで調
べて見ました。

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name PC-9821Ra43
Processor Celeron 732.37MHz[GenuineIntel family 6 model 8 step A]
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
HDC = I-O DATA UIDE-66 PCI IDE Controller
ABCDF = IC35L060 AVV207-0 Rev V22O

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
13325 28643 30108 2505 1527 3067 1

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
1941 1785 832 7 33529 17370 3877 A:\100MB

★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name PC-9821Ra43
Processor Celeron 732.44MHz[GenuineIntel family 6 model 8 step A]
OS Windows 98 4.10 (Build: 2222) A
HDC = ACARD AEC6280 UDMA133 IDE Controller
ABCDF = IC35L060 AVV207-0 PM Rev V22O

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
16860 28646 30114 3114 1574 3262 1

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write Copy Drive
1939 1778 829 7 51148 17500 7122 A:\100MB

要するに Read 33529 -> 51148 52.5 % UP
Write 17370 -> 17500 0.75% UP
Copy 3877 -> 7122 83.7% UP

という結果です。Write はほとんど変わりませんが、Read や Copy は著しく
スピードが改善しました。この効果はWindows98SEの起動時間に良く
表れています。ハードディスクメニューからログイン画面が表示されるまでの
時間が1分10秒から57秒位にスピードアップしました。

 以上の通り、UIDE−133化はローコストながらまずまずの結果となりま
した。後、その内、Big Driveも試して見たいと思っています。

P.S.しかしグラフィックは桁違いに遅い。何でPCIスロットが2つしかな
    いのか。それでCHANPON3とかCHANPONZERO2 or
    3−PCIという話になるわけです。98ファンは永久に欲求不満。だ
    からエネルギーがある。(笑い)


予備機(Xa16)のセットアップから良い副産物が・・・  ページ先頭↑

 私の場合は98がメインマシンなので、故障すると仕事も家計簿もその他何も
できなくになってしまいます。それでいつ故障しても良いように、予備機である
Xa16/W16+AMD−K6−V/400の環境も作って置くことにしまし
た。先頃Ap2/U2を他の部屋に移動させて、このパソコンラックにXa16
を置いてセットアップを行ないました。UIDE−66に取り敢えず空いていた
10GBのHDDを接続して、後、メルコのIFC−USPを刺して、2.3G
B−MOも使えるようにして。(モニターは三菱のRD−17Yです)
 ところがいざMOからWindows98SEをリストアーする段になって
MOが使えないことに気付きました。このMOはUSB2.0とSCSIの両方
のインタフェースを搭載していますが、DOS用ドライバーが付いていないから
です。他の機種用のドライバーも試しましたが、MOの機種チェックをしている
ので弾かれてしまいました。メインマシンではDOS用ドライバーの付いたAT
API接続のMOを使っているのでDOSからも使えますが、予備機にはないの
でこれもできません。
 そこで思い付いたのが、MOからCD−Rにコピーして、CD−Rからリスト
アーしようということでした。このMOはBドライブから起動させる復旧用の
Windows98SEで、400MB弱しかないので1枚のCD−Rに収まり
ます。これをAOpenマザーの自作機のWinCDRを使ってコピーして作り
ました。リストアー前にIFC−USPを外してラトックのREX−PCIU2
に付け替えて置きました。
 起動ディスクからのリストアーは短時間で終わり、見事にWindows98
SE環境ができました。後はプロテクトモードで動く、キャッシュの利いたこの
高速なWindows環境を足がかりに、USB2.0に接続した2.3GBや
1.3GBのMOから高速にリストアーすることができました。まずAドライブ
のWindows98SEをリストアー/復旧させ、今度はこのWindows
98SEからBドライブのWindows2000をリストアー/復旧させまし
た。
 98予備機のセットアップの副産物としてシステム復旧の良い方法を見付ける
ことができました。この方法は98メインマシンにもDOS/V機にも使えます。
もうDOS用ドライバー付きのMOやSCSIインタフェースなど特別な周辺機
器を用意する必要はありません。今ではどのマシンにも付いているATAPI接
続のCD−ROMから復旧できるのです。CD−R/RWが付いていなければ他
のマシンでCD−Rを作れば良いわけですし。

P.S.復旧用のOSはWindows2000でもWindowsXPでも構
    いません。ただ、できればCD−R1枚に収まるコンパクトな方が良い
    ということです。

    今回の作業に限らずバックアップやリストアーは全て自作シェアウェア
    のBCOPYで行なっています。実用テストになりますし、今後の開発
    や改良にも役立つからです。


2003/08/27 (水) 晴れ                  ページ先頭↑

私のパソコン写真で紹介します

 デジカメを買ったので、私のパソコンを写真で紹介します。


 ・右下はメインマシン PC-9821Ra43+Celeron733
  (FDDの左方にI-O DATAのMO MOF-AB1300内蔵)
 ・その上に乗っているのがエプソンのスキャナー
  GT-7000WINS(LUB-SC2経由でUSB2.0接続)
 ・左下はシャープの液晶モニター LL-T152A
 ・その手前が自作DOS/V用のキーボード
 ・(自作キーボード台の上に乗せています)
 ・その更に手前が PC-9821Ra43 用のキーボード
 ・その手前は自作キーボードスライドテーブル
  (実際にはノートやマニュアル等を置いています)
 ・左上は自作DOS/V機
  (Case:HX95-P4、M/B:AX4G-PRO、CPU:Pentium4
  2.0AGHz、Graphic Card:GF4MX400-V64)
 ・右上が富士通のパソコンFMV-DESKPOWER FMV-5120D5
  +PK-K6HX400(AMD K6V/400MHz)
 ・自作DOS/V機の上に乗っているのがキャノンの
  プリンター PIXUS 950i(USB2.0接続)
 ・FMV-5120D5の上に乗っているのがキャノンの
  プリンター BJC-455J(故障中)
 ・ラック中段の両端にあるのがローランドのMIDI音源
  DTM-55STN 付属のアンプ付きスピーカー
 ・その間にあるのは左からロジテックの2.3GBの
  MOドライブ LMO-2300SU2
 ・その右がメルコのアナログモデム IGM-B56KS
 ・その右がラトックの外付けリムーバブルケース
  U2-DK1
 ・その上に乗っているのがJustyの3回路モニター
  切換器
 ・その更に上に乗っているのが2回路RS-232C切換器
 ・後、写真には写っていませんが、キーボードテーブ
  ルの下段にメルコの10/100MスイッチングHub
  LSW10/100-5PW や DTM-55STN を置いています。
 ・パソコンラックはエレコムのELE-DD20G(幅850mm)


2003/08/24 (日) 晴れ                  ページ先頭↑

念願のデジカメを購入

 やっと暑くなりました。私の南向きの部屋も今日は35.5度まで上がりまし
た。というより夕方の今も35.5度を保っているのですが。ベランダに二重に
遮光ネットを張っての室温ですから、本当に今日は暑いです。温暖化対策のため
扇風機だけでどうにか凌いでいます。パソコンも同じ環境で頑張っています。
 一昨日、近くの量販店で念願のデジカメを買ったので、ペットの猫や裏庭の花
などを試し撮りしています。それで今日はその中からアサガオを玄関に飾って見
ました。デジカメは400万画素以上の中級機をと思っていましたが、携帯の
31万画素の画像が意外と綺麗なのを知り、ならば300万画素の普及機でいい
やということになり、急遽、購入したというわけです。暑いですし、今日のとこ
ろはここまでにして置きます。


2003/07/22 (火) 曇り                  ページ先頭↑

98のSCSI化を目指したが・・・

 98にはUIDE−66より速いIDEインタフェースがなく、更にパフォー
マンスアップするにはSCSI化するよりないと考え、安い中古のSCSI接続
の内蔵ハードディスクを探していたところ、Ultra160対応の36GBの
ものが見つかったので買いました。これに続きUltra160対応のフラット
ケーブルも買いました。これを遊んでいるUltra 2WIDEのインタフェ
ースを持つCHANPON3に繋いで使おうと考えたからでした。
 ところが売場を歩いている内にCHANPON3はBIOSが古いため32G
以上のハードディスクは繋がらないということを知りました。その内にDOSに
も対応したI−O DATAのSC−UPU2を買おうとも考えていましたが、
取り敢えずの使用で当てにしていたCHANPON3が使えないことが分かり、
調子が狂ってしまいました。36GBのものの6割位の値段で18GBのものも
あり、確かにこれならCHANPON3でも使えますが、現在IDEで30GB
のものを使っているのに18GBではどう見ても足りません。それで買ってしま
ったものを生かすよりないと考え、今度はSCSIインタフェース探しを始めま
した。
 SCSIインタフェースを探し始めてまず分ったことは、I−O DATAの
Ultra 2WIDEのものは既に製造中止となっており、現在は中古市場に
しかないということでした。ラトックもUltra WIDE以上のものは既に
製造中止になっていることが分りました。その後あちこち歩いて調べた結果、現
行製品でUltra 2WIDE以上のものというと、Adaptecか
ACARDのUltra160かUltra320のものしかないことが分りま
した。しかし、これらはPC−9821には対応していませんでした。それどこ
ろか前世代のUltra WIDEやUltra 2WIDEのものもPC−
9821には対応していないことが分りました。ここからPC−9821に対応
した国産の中古インタフェースを探すよりないという結論に達しました。しかし
日も暮れまた出先ではWeb検索で中古品を探すこともできないので、一旦引き
上げることにしました。
 帰宅後、Web検索でI−O DATAのSC−UPU2等を探しましたが、
まったくありませんでした。一つオークションに出品がありましたが、既に落札
した過去のページでした。最後の道も可能性がなくなり、98のSCSI化は断
念せざるを得ませんでした。
 翌日、Ultra160対応の36GBのハードディスクは買値の9割で買い
戻してもらい、Ultra160対応のフラットケーブルは返品し金額を上積み
して新品60GBのIDEハードディスクを購入しました。


UIDE−66+UIDEPATでHDD増設       ページ先頭↑

 そういうわけで98のSCSI化ができなくなったので、代わりにIDEハー
ドディスクの増設を行ないました。増設と言っても98には32GBの壁がある
ので、普通の方法ではできません。まりもさん作のUIDEPATを使って行な
いました。これまでUIDE−66には3年前に購入したロジテックの30GB
ハードディスクを接続していましたが、これを前日に購入した60GBのものに
交換しました。UIDEPATを使ってUIDE−66のBIOSを書き替え、
32GB超のハードディスクを使えるようにしました。何故、60GBにしたか
と言うと、UIDEPATの仕様に64GBを超えるとFDISKが誤動作する
と書いてあったからです。
 UIDEPAT.EXEを実行するとオリジナルと同じサイズのUIDE66
.BINが作成されました。この後ROMUP.EXEを実行しUIDE−66
のBIOSを更新しました。Celeron733に装換しているからか、あっ
と言う間に実行が終了し、とても楽でした。
 移行は30GBと60GBを両方接続しておいて、FDISKを使って予め決
めて置いた領域を60GBのハードディスクに割り当て、次にまりもさん作成の
FORMATXを使って各領域のフォーマットを行ないました。FORMATX
は最初使用期限(2003-05-31)のチェックに引っ掛かって実行できなかったので
DATEコマンドでシステム日付を5月に変更してから行ないました。それから
A:Win98SEから起動して、私作のBCOPYを使って30GBから60
GBへ各領域(ドライブ)のコピーを順次行ないました。それから30GBを取
り外し、その位置に代わりに60GBを取り付けてからマシンを起動させました。
後は60GBの各領域のOSの復旧を確認し、作業を終わりました。(復旧手順
の詳細についてはBCOPY同梱のマニュアルを見てください)
 移行後各ソフトを試用したり、通常業務にも使用しましたが、問題なく動いて
います。特にSCANDISKやDEFRAGまでもが正常に動きますから、こ
れは正に完動(感動)です。
 私もUIDE−133/98は買えませんでしたが、UIDEPATで無事に
大容量ハードディスクに移行することができました。(^_^;)

P.S.DOS/Vは自作Pentium4 2.0AGHzマシンだから十分
    に速く、十分に容量があるので、当分何もする必要がありません。もし
    今後何かするとすればマザーボードを交換することになると思います。
    それだけでUIDE−133もシリアルATAもIEEE1394も
    パワーアップしたUSB2.0も1000BASE−Tもその他の未来
    のテクノロジーも一度に手に入りますから。


2003/07/14 (月) 雨のち曇り              ページ先頭↑

98、Celeron733マシン復活

 「2003/07/09 最後の98、Ra43を購入」で書きましたように、Ra43
(中古)を購入して標準搭載のCeleron433で使って来ましたが、
アップグレードCPUを購入する前に、念のためRa300での使用では動作が
不安定だったPowerLeepのPL−iP3/T+Celeron733を
試して見ました。
 CPUの交換作業は思いの外簡単でした。Ra300では既存のCPU基板を
外したり、新しいCPU基板を挿すのも大変でしたが、Ra43(Ra40も多
分同じ)は最初からSlot1→Socket370変換ボードを搭載すること
を前提にマザーボードが設計されているので、CPU基板を外すのも挿すのもク
リップの入り切りで簡単に行なうことができました。それからRa300の場合
はPL−iP3/Tのプラスチック製の殻を外して使いましたが、Ra43の場
合は殻を付けたまま挿すので、この面でも交換作業が簡単でした。
 それで問題の動作ですが、完璧に安定動作することが分りました。Ra300
の場合は特にDOSアプリの動作が不安定でキー入力を受け付けない状態が頻繁
に発生したり、UIDE−66接続のハードディスクから起動すると途中でハン
グアップしてしまうことが度々ありましたが、Ra43になりこのような不具合
がまったくなくなりました。これは恐らくスペックは同じでもRa43は高速
CPUが使えるようマザーボードに何らかの改良が施されているからだと思いま
す。それでRa300とは価格が倍も違うわけです。
 Ra300が故障しなかったら、またRa43を購入するチャンスに恵まれな
かったら、このことを知らないままPC−98人生を終わってしまっていたこと
でしょう。犠牲がありましたが、良い道に進むことができました。

P.S.Celeron733が駄目ならPPGAのCeleron500に交
    換するか、等と考えていました。(PPGAの最高クロックは533で
    すが、市場には500しか見当たらないので)


2003/07/09 (水) 曇り                  
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DBI−20GTの購入とRa300の故障

 5月にPC−98で20GBのハードディスクが使えるというメルコのDBI
−20GTを購入しましたが、ここから不幸が始まりました。UIDE−66と
併用することを前提に、DBI−20GTを標準IDEに接続してRa300+
Celeron733を起動するところまでは良かったのですが、ADVANC
ED BIOSを組み込むとマシンがハングアップしてしまうのです。ADVA
NCED BIOSを外せばまた正常に起動するのですが、容量が4GBに戻っ
てしまいます。それからDBI−20GT購入のもう一つの目的は付属ソフトの
Partition Magic for NEC PC−9821にありまし
たが、ADVANCED BIOSを外した状態でマシンを起動してもPart
ition Magicを起動しようとすると「処理が正常に終了しました」と
いうエラーメッセージが表示されプログラムが終了してしまうのです。それで
UIDE−66のBIOSの設定やADVANCED BIOSの設定を変えた
り、汎用スロットやPCIスロットのボードの抜き差しを行なったり、色々な組
み合わせを試しました。電源を切っては設定を変えてまた電源を入れたり、起動
ディスクから起動してまたADVANCED BIOSを組み込んだり、ディス
クを初期化したり、ああやったりこうやったり深夜まで。しかし、何度やっても
マシンは起動せず、Partition Magicも使えるようにはなりませ
んでした。そして不幸が起こりました。3月に買ったばかりのRa300が起動
しなくなってしまったのです。DBI−20GTというまったく役に立たないも
のを買ってしまった上に、それが元でRa300までもが故障してしまったので
本当にショックでした。(;_;)
 仕方がないのでまた即日元のXa16+AMD−K6−V/400に移行させ
ました。実はその夢の98Celeron733マシンにも重大な欠陥がありま
した。動作が不安定でキー入力を受け付けない状態が頻発するのです。マザーボ
ードがそのような速いCPUに対応していないからです。Xa16に戻したら動
作が完璧に安定しました。そう考えRa300を諦めました。

P.S.故障した98だらけになりました。V200/MZ、Xa13/K12
    Ra300と。ES2/U2は正常。Ap2/U2はフロッピーのAド
    ライブだけ故障。Xa16/W16は正常(これは予備機です)。
    ちゅうことは98が7台もあるんだ。高くて修理することもできないし、
    棄てることもできないし・・・(^_^;)


最後の98、Ra43を購入               ページ先頭↑

 そんなわけで、もうずっとXa16+AMD−K6−V/400でやって行こ
うと思っていましたが、突然の不運で心のどこかに欲求不満が残っていたのだと
思います。今月になり久しぶりに飲みに行き、夜遅く帰ってからインターネット
にアクセスしました。良く立ち寄る以前Ra300を購入したWebショップを
その日も覗きました。そうしたら最近掲載されなくなっていた98デスクトップ
が掲載されていて、その中に何とPC−9821Ra43/D5が4万円で売り
出されているではないですか。思わずマウスでクリックしてしまいました。
 Ra43と言えば2000年5月に発売された最後の98で、スペックはRa
300や333と同じですが、CPUがCeleron433にグレードアップ
し、ハードディスクが8GBに増えたことが唯一の違いです。これを手に入れま
した。
 外観も中身も非常に綺麗です。Xa16からの移行もスムースにできました。
取りあえず標準搭載のCeleron433のまま使っていますが、動作も安定
しています。移行前にXa16のWin98SEの起動時間を測って置き比べて
見たら、ハードディスクメニューからでXa16が1分27秒であったのに対し
て、Ra43は1分16秒で起動し、やや速くなりました。
 Ra43はPC−9800シリーズ最後の製品ですが、私のパソコンライフと
しても最後の98になるのではないかと思います。余りいじくり回さないで大事
に使って行きたいと思っています。

P.S.今後のスピードアップはIDEはもう限界なので、やるとすれば
    SCSIでやりたいと考えています。SCSIはハードディスク
    が高価なので、中古のハードディスクが安く手に入ったらの話に
    なりますが・・・


2003/03/20 (木) 快晴                           ページ先頭↑

ケースが共通なのでRa300への移行はスムーズに進む

 Xa16/W16とRa300/D40とは、ケース等大部分の部品が共通な
ので移行はスムーズにできました。故障した前のXa13/K12とはケースが
異なります。どうもXa16やRa300以降の機種からケースが統一されたよ
うです。それで増設フロッピーディスクドライブベイに内蔵していた1.3GB
のMOドライブの移行もXa16の時に購入した部品(2ND FDD ブラケット、
2ND FDD シャーシ、PCMCIAパネル)がそのまま使えたので本当に良かったと思っ
ています。
 その他、PCIスロットのUIDE−66やUSB2.0インタフェース、そ
れから30GBのIDEハードディスクもそのまま移行できました。Win98
SEも再インストールすることなく、プラグ&プレイや手動によるドライバの組
み込み直しで、新しいマシン環境に対応させることができました。
 前のXa16/W16は故障したわけではないので、今後は予備機として待機
することになります。AMD−K6−V/400、メモリ96MBの予備機です。
何と言っても未だにPC−98がメインマシンなので、代替え機を用意して置く
ことがとても大切です。

P.S.Ra300にはCD−ROMが6倍速から24倍速になったというメリ
    ットもあります。お陰でWindowsのインストールが速くなりまし
    た。標準IDE接続のHDDの最大容量が4GBの壁を超えたというメ
    リットもありますが、UIDEでないから使わないのでWindows
    ユーザーには関係ないですね。


CPUファンが出っ張って増設HDDが使えなくなったが  ページ先頭↑

 Ra300への移行で一番困ったのはCPUファンが出っ張ってHDD増設ス
ロットに内蔵IDEハードディスクが増設できなくなったことでした。同じケー
スでもXa16の時にはCPUソケットがマザーボードに対して水平に付いてい
たので、高さに問題がなければMOの直下にIDEハードディスクが増設できて
いました。ところがRa300はCPUスロットがマザーボードに対して垂直に
取り付けられていて、これをPowerLeepのPL−iP3/Tに交換し、
ここへ一緒に購入した分厚いヒートシンク付きCPUファンを取り付けたので、
ケース手前側に出っ張り、これが邪魔してIDEハードディスクを設置できなく
なってしまったのです。しかし、これが切っ掛けとなり、却ってマシン環境が良
くなるのですが・・・(次項)


1HDDにWin98SEとWin2000の共存が可能に ページ先頭↑

 前回はこの課題が結局達成できず、装置1にWin2000だけインストール
し、装置2にWin98SEその他をインストールして使って来ました。その原
因はWin2000セットアップが複数OS環境をサポートしないことと、不明
な原因でWin2000のDOS窓が開かなくなるという現象があったからでし
た。しかし、今回前項の理由でどうしても1つの装置にWin98SEとWin
2000とを共存させなければならなくなり、この課題に再挑戦することになり
ました。
 一番目のWin2000セットアップが複数OS環境をサポートしないという
問題については、次のようにして乗り越えました。この問題は他のパーティショ
ンにWin2000を含む別のWindowsがインストールされている環境で
Win2000セットアップを行おうとすると、「複数オペレーティングシステ
ムがインストールされている場合は、Windows 2000セットアップはWindowsから
のアップグレードをサポートしません。セットアップを終了します」というエラ
ーになることです。前回はこの問題を乗り越えられず、Win2000だけ別装
置にインストールしました。つまり、Win2000をインストールする時には
Win98SEをインストールした装置は切り離し、Win2000をインスト
ールする装置だけ接続してWin98SEからWin2000へのアップグレー
ドを行なったのです。これによりそのセットアップエラーを回避させました。イ
ンストール後にWin98SEをインストールした装置を接続することで両OS
の共存を可能にしていました。しかし、Win98SEもWin2000も同じ
Aドライブにインストールしていたため、OSを切り替えるにはパーティション
のアクティブ/スリープの切り替え操作が必要なので面倒で、また真の2OS共
存とは言えませんでした。それに私が日頃から目指している省エネにも反してい
ました。
 そこで今回は何度も試行錯誤した結果、次のようなインストール方法に辿り着
きました。Win2000セットアップを行う前に他のパーティションにインス
トールしてあるWindowsを消去して置くのです。色々やって見た結果、そ
のパーティションにIO.SYS等のシステムファイルがあるだけでもエラーチェック
に引っかかることが分ったので、フォーマットして完全に消して置く必要があり
ました。また、他のパーティションに取ってあるバックアップがあるだけでもエ
ラーチェックに引っかかるので、そういうパーティションも予めフォーマットし
て消して置きます。その上でWin98SEからWin2000へのアップグレ
ードを行ないました。だからまずMOに他のパーティションのバックアップを取
り、次に他のパーティションのフォーマットを行ない、それからWin2000
のインストールを行ない、そして最後にMOからリストアーして他のパーティシ
ョンを復旧させました。セットアップ中に他のパーティションのWindows
の一部が壊されますが、インストールが終わってしまえばWin2000は何も
悪さはしないので、他のOSとの共存が可能なのです。このようにしてセットア
ップの問題を乗り越えました。
 それからもう一つのWin2000のDOS窓が開かなくなるという現象は、
こういうものです。Win2000インストール直後はDOS窓が正常に開くの
ですが、他のパーティションのWin98SEをリストアーすると開かなくなる
という現象です。インストールしてはまた壊し、何度も何度もバックアップした
り、フォーマットしたり、またWin2000をインストールしたり、リストア
ーしたり、何度やり直しても直らず本当に苦しめられました。しかし、ある日、
動かなくなった状態で、Win98SEのあるパーティションのファイルを一つ
一つ削除して行く内にDOS窓が開くようになるポイントを見つけ、どのファイ
ルで起こるのか調べました。すると意外なことが分りました。そのファイルはA
ドライブのルートディレクトリにあるUSKCG16.SYSでした。このファイルがなけ
ればDOS窓が開くことが分りました。このファイルは98を使ったことのある
人なら知っていると思いますが、DOSのユーザー定義文字保守ユーティリティ
(USKCGM)で作られるユーザー定義文字のデータファイルで、起動ドライブのル
ートディレクトリに置いておくとDOS起動時に自動的にシステムに登録されと
いうものです。Win2000はBドライブにインストールしているので起動ド
ライブではないのですが、どうも参照してしまうようです。最初はユーザー定義
文字がWin2000のDOS窓ではサポートされていないからではないか。だ
からストールしてしまうのではないか、と思いましたが、その後調べたらWin
2000のDOS窓でもサポートされているが、全画面表示でしか使えないとい
うことが分りました。つまり、全画面表示にしないとユーザー定義文字が正常に
表示されないのです。このことから推測してルートディレクトリにUSKCG16.SYS
がある場合で、プロパティの画面表示がウィンドウ表示になっている場合には、
全画面表示になるまで待ち状態になるからではないかということが分りました。
実際にDOS窓が開かない状態になっていても、GRPH+リターンキーで全画面表
示に切り替えれば、しばらくしてDOS窓が開くのです。ここのところがWin
2000のDOS窓がWin9Xのそれとは異なる点です。Win2000は
OSとしてはWin9Xより優れていますが、DOS窓に関して言えばWin
9Xの方が実DOSに近く優れています。
 これら2つの問題が解決したことでWin98SEとWin2000の完全な
共存が可能となりました。一つの装置のAドライブにWin98SE、Bドライ
ブにWin2000という構成となり、Aドライブにインストールしてある一つ
のWindowsアプリケーションが両方のOSから使えるようになりました。
グラフィックアプリケーションなどはWin2000から使った方がCPUパワ
ーや大容量メモリを有効に生かせ効率的に処理できます。一方、DOSアプリケ
ーションやDOSアプリケーションとWindowsアプリケーションとの連携
により仕事を行なう場合にはDOS窓の得意なWin98SEにメリットがあり
ます。Win98SEのDOS窓でしか動かせないDOSアプリケーションもあ
りますから、両OSを一つのマシンで共存させることは互換性と効率性が両立し
大きな利便性をもたらします。
 これからこの新しいPC−98にもWin2000のメリットをもっと取り入
れ、より良いパソコン環境を構築して行こうと考えています。

P.S.Win2000は起動が速い。Win98SEが1分18秒位掛かるの
    に対して、Win2000は30秒位で起動するから。でも、DOS窓
    はWin2000は画面表示が遅いので、対話型アプリケーションはキ
    ー入力がもたつき使い辛い。だから、DOS窓はWin98SEという
    話になるわけです。内部動作は速いので、自動的に動くアプリケーショ
    ンにはマイナスにはなりませんが。


新98で最後に残っていた問題も解決           ページ先頭↑

 前回言いましたように、PC−98本体をXa16/W16からRa300/
D40に交換しました。これに伴いハード/ソフトのセットアップ作業をして来
ましたが、ATAPI内蔵MOの認識・動作が不安定だということが最後の問題
として残っていました。その症状は使っている内にMOのアクセスランプが点き
っ放しになりマシンがストールしてしまったり、マシン起動後の初期化処理で、
突然デバイスが認識されなくなったり、再起動するとまた認識されたり、あるい
は認識されてもアクセスできなかったりと不安定なものでした。最初、UIDE
−66やMOドライブの故障を考えましたが、色々試行錯誤している内にIDE
ケーブルに関連するトラブルではないかと考えるようになりました。IDEイン
タフェースがUIDE16→33→66と進歩するに従い、IDEケーブルの仕
様が厳しくなり、神経質な扱いが要求されて来たことを各種情報から知らされて
いたからです。この部分に使っているIDEケーブルは昨年夏MOドライブ購入
後に調達したATA100対応のものでしたが、メーカー品ではないので駄目な
のではないか。もっと高品質のものに交換して見ようかと考えるようになりまし
た。
 ここのところMOが連日不調で、諦めてUSB2.0接続のMOを使うように
なっていました。しかし、何が悪いのか早く結論を出さないと保証期間内ででき
る修理もできなくなってしまいます。だから、IDEケーブルを交換して早く結
論を出そうと考えました。それで買いに出かける前に必要なケーブル長を調べる
ことにしました。Ra300のケース蓋を開け、MOドライブに接続している
IDEケーブルを外し調べました。それでそのついでに以前に買って使っていな
かったただのIDEケーブル(ATA33対応とも66対応とも書いてない)を
使ってMOドライブを接続して見ました。そうしたらどうでしょう。ちゃんと認
識されるてはないですか。しかも、何度再起動しても確実に認識され安定動作す
るではないですか。この後UIDE−98M付属のIDEケーブル(ATA33
対応)でも試しましたが、これも安定動作しました。こうなると不具合の原因は
ケーブルの質が悪い(ATA66の仕様を満たしていない)からというより、端
子の接触不良の可能性が高くなります。
 そんなわけでUltraDMA転送が行われないMOには古い(ATA33)
IDEケーブルでも良いのですが、今後のため原因を特定するためもっと質の良
いATA66対応のIDEケーブルを購入することにしました。フラットケー
ブルでなく、最近流行っているラウンドケーブルとかワイヤ型フラットケーブル
とか言われるものを購入しました。様々なケーブルがあり、中には3千円近くす
る高級品もありましたが、ATA133対応で全長60Cmの1580円のもの
にしました。試した結果、MOは安定的かつ正常に認識・動作しました。やはり
ケーブルが悪かったのです。 ここで質の良いケーブルをUltraDMA転送
が行われないMOにだけに使うのは勿体無いので、プライマリ側のHDDとCD
−ROMを接続するよう繋ぎ替えました。セカンダリ側のMOはUIDE−66
付属のフラットケーブルに繋ぎ替えました。MOはこれでも正常動作しました。
 このようにして、Ra300+Celeron733の新98の最後に残って
いた問題も解決させることができました。


2003/03/11 (火) 快晴                  ページ先頭↑

98をCeleron733にアップグレード

 今から3年半前に、それまで使っていたPC−9821V200/MZが故障
したので、代替え機として中古のPC−9821Xa/K12を購入し、これと
同時にCPUアクセラレータとしてI・O DATAのAMD−K6−V/400
を購入して使って来ました。ところが昨年6月にそのXa13も故障したので、
今度は中古のPC−9821Xa16/W16を購入し、CPUアクセラレータ
もこのマシンに移行させて使って来ました。その際にメモリをEDOタイプのも
のに変更しながら80MBから128MBに増設して使って来ました。更に昨年
末になりVERTEX MEMORYというところから大容量のEDOメモリが
売られていることを知り、今年になりここから256MB(128MBx2)の
EDOメモリを購入し、機種のMAXを超える320MBに増設して使って来ま
した。
 そして今回は更にCPUをアップグレードすることになりました。2、3年前
から本体を新品のPC−9821Ra43にしたいという願望を持っていました
が、98は進歩が止まり、値段も昔のまま高いので購入には至りませんでした。
それより遅くてソフトの開発に支障を来していたDOS/V機をアップグレード
することの方が先でした。しかし、そのDOS/V機も昨年7月にP4自作機に
買い替えたので、再び98への熱い願望が復活しました。実はXa16を購入し
た時にメモリをEDOタイプのものに変更したのは、次を考えていたからなので
す。最新の98にも使えるメモリを考えていたからなのです。前述したVERT
EX MEMORYもこの流れから来たものでした。
 それで問題のCPUのアップグレードですが、最近ずっとWeb検索で調べ研
究して来ました。その結果、PC−9821Ra300、Ra333、Ra40、
Ra43はCPUのクロックと内蔵HDDの容量が異なるだけでマザーボードは
まったく同じものであることに知りました。つまり、より新しい機種を購入して
もCPUやHDDを交換し使わないなら高価なだけで何もメリットはないという
ことです。それで一番安いRa300に狙いを付けて探していました。しかし、
それでも4万円位します。だから、在庫があっても購入には至りませんでした。
ところが先日、あるサイトで2万円で売られている店を見つけました。余り安い
ので、汚いとかどこかに問題があるとか程度が悪いからではないかという疑いも
ありましたが、またとないチャンスなので急遽購入することになりました。受け
取って見たら外観も中身もまだまだ綺麗だし、機能的にも何も問題ない品物でし
た。
 さて、それで問題のCPUです。CPUについても最近Web検索で調べてい
て、インテルのCoppermineにするよりないということが分っていまし
た。CPUのゲタについてはPowerLeepのPL−iP3/Tしかないと
いうことも分っていました。問題はCPUです。マザーボードのFSB(システ
ムバス)は66MHzなので、適合し装換のメリットがあるCPUは自ずと限ら
れてきます。そして適合するCPUは既に製造中止になっており、店頭在庫のあ
るものに限られます。勿論、できるだけクロックの速いものにするわけです。
PentiumVでFSBが66MHzのものは製造されておらず、適合するパ
ッケージであるFC−PGAであるものは更に限られてきます。FSBは100
MHzか133MHzのものしかないので、仮にFSB100MHzのものにす
れば、実質クロックは100分の66に落ちてしまいます。PentiumVは
高価でもあり、また店頭在庫もなかったので、今回はCeleron733MHz
にしました。これだとFSB66MHzなので、実クロックも733MHzで動
きます。インテルからはCeleron766MHzというのも同時に製造され
ていますが、あいにく店頭在庫がなく733MHzにするよりありませんでした。
PL−iP3/Tが448、Celeron733MHzが540、CPUファ
ンが38.1で、締めて1077でした。というわけで98/Celeron
733マシンが3万円で買えました。3年半前に中古のXa13/K12をちょ
うど3万円で買いましたから、98も随分古くなり安くなったものです。それで
もRa300以降の98は未だに価値あるマシンとして中古市場で引っ張り凧に
なっているようです。(^_^;)

P.S.次はPentiumV850MHz(実クロック566MHz)にする
    道も考えていますが、それよりCHANPON ZERO3−PCI
    を導入してグラフィックアクセラレータをアップグレードする方が先に
    なると思います。


2003/02/07 (金) 快晴                  ページ先頭↑

PC−98のメモリ増設。何と320MBに!

 昨年6月にPC−98が故障し、現在のXa16/W16に買い替えた時、知
らないで中古の32MBx2のメモリを2つ買い128MBとし、これ以上のメ
モリは売られていないから、MAXの256MBにして使うことはもうないだろ
うと思っていましたが、その後、VERTEXメモリというところから128M
Bx2や256MBx2のメモリが安く売られていることを知り、購入に踏み切
りました。128MBx2の方を購入し、前の32MBx2と合わせて機種MAX
の256MBを超える320MBにして使っています。
 使って見たところWin98でのパフォーマンス改善はありませんでした。そ
れでメモリが勿体無いのでRAMDISKを復活させ32MBを割り当て、ここ
をテンポラリドライブにすることでパフォーマンスアップさせました。
 一方、Win2000ではパフォーマンスが改善したので、RAMDISKは
割り当てていません。Win9X系とWinNT系のOSの違いが知られている
通り出たというわけです。

P.S.それでもWin98SEは止められない。DOS窓ユーザーだから。


PC−98/USB2.0のMSドライバ化で苦労      ページ先頭↑

 PC−98のWin2000でUSB2.0の機器を使う場合、機器がボード
のドライバに対応していないと使えないという問題に打ち当たり、遅ればせなが
らUSB2.0インタフェースのマイクロソフト製ドライバ化に取り組むことに
なりました。スキャナーはサードパーティ製ドライバでも動くのですが、年末に
購入したインクジェットプリンタがマイクロソフト製ドライバにしか対応してい
ないからです。
 マニュアル通りWindowsUpdateからドライバのアップデートを行
なおうとしましたが、該当するドライバがないという結果となり駄目でした。
ラトックのUSB2.0インタフェースは2ポートしかなく足りないということ
もあり、4ポートあるメルコのインタフェースも購入して試しましたが、同じく
駄目でした。
 それで原因を考えました。PC−98はUSB2.0に対応していない機種だ
から、マイクロソフトがサポート対象外にしているからではないかと。そこで思
い付いたのが、DOS/V機のWin2000でマイクロソフト製ドライバを組
み込み、ここからINFファイルやドライバを取ってPC−98で使おうという
ことでした。DOS/V機のUSB2.0はマザーボード搭載のインテル製のも
のですが、上手いことにマイクロソフト製ドライバである「NEC PCI to USB
Enhanced Host Controller B0」や「NEC PCI to USB Enhanced Host Controller
B1」に置き換えることができ、しかも正常に動作しました。「何で動くの?」
という疑問も湧きましたが、そんなことはどうでも良いこと。ここからコピーし
てフロッピーディスクにドライバディスクを作りました。そしてこれを使って
PC−98のUSB2.0への組み込みを試みました。何度か試行錯誤はしたも
のの見事に成功しました。作業の都合で最初ラトックのインタフェースで試し成
功させ、USB2.0機器も全て組み込んで完全にできるようになったことを確
認し、それからメルコのインタフェースで試しました。結果は同じく成功。メル
コの組み込みの時は機器のドライバやアプリケーションは組み込み直す必要もな
く簡単に終わりました。メルコの場合は自動的に「B1」の方が組み込まれ、これ
はメルコのマニュアルの記述と同じでした。
 流石にグラフィックを扱うと 同じアプリケーションでもWin2000で行
なうとパワーがあります。画像の表示がダントツに速い。
 こうして不可能のように見えたPC−98/USB2.0へのマイクロソフト
製ドライバの組み込みは見事に成功しました。

P.S.これって裏技だ。(^_^;)


今のスキャナーでも高画質印刷               ページ先頭↑

 年末に年賀状の印刷に迫られ、これを切っ掛けに故障していたインクジェット
プリンタを買い替えました。後、スキャナーをもっと高画質のものに買い替えよ
うと思っていましたが、やって見たらスキャナーは前の600x1200dpi
でも十分に高品質に印刷できました。それでプリンタが悪かったからだ。プリン
タが進歩したからだと分りました。考えて見たら、最新機種は2400dpiや
3200dpiという解像度がありますが、実際にはもっと低い解像度で使うか
ら影響がないのだと分りました。第一、そんな高解像度ではファイルが巨大にな
って仕方がありません。そんなわけでスキャナーはいずれは買い替えますが急が
ないことにしました。それよりデジカメが先です。

P.S.しかし、デジカメは高価だから、今すぐというわけには行かない。


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著作権情報
最終更新日 : 2003/12/01.