八方尾根北面・無名沢 2005年4月17日
メンバー かっきー、きむひろさん、こてっちゃん、よっしぃー
八方池山荘(8:55)---2361mピーク(10:35/11:10)〜〜無名沢〜〜唐松沢出合(11:50)〜〜奥二股(12:30)---二股(13:30) |
八方池山荘付近から上部を眺める | ゲレンデTOPから登行開始 |
小蓮華山と昨日滑った金山沢の大斜面 | 白馬三山をバックにご機嫌よっしぃー |
五竜岳(手前)&鹿島槍(左奥) | 目指す2361mピーク |
他力本願2日目はゴンドラ「アダム」利用で八方尾根の北面にある無名沢を滑る。 前日「金山沢」を滑降し二股で車中泊していた。 稜線から吹き降ろしてきた突風でクルマが大きく揺れ目を覚ます。 今日は風が強い。ゴンドラの運行が気に懸かるところだが。 ゴンドラ乗り場に移動すると案の定強風で運行を中止しているじゃないですか。 他力本願他力本願・・・ とお祈りをしながらキップ売り場で並んでいると10分おくれでゴンドラの営業を開始。 願いは通じた!! ゴンドラ終点からリフトを2本乗り継ぎ八方池山荘に到着。稜線上は雪が切れている場所が多くスキーは担ぐことにした。 八方山ケルン、第二ケルン、第三ケルンと順調に通過。 景色もすばらしい!! 昨日滑った金山沢の大斜面も見えている。 雪で埋まった八方池を過ぎると右下に目的の無名沢が見えてきた。 「滑り出しはどこがいいかなあ〜」と見渡すと行く手に見える2361mピークが我々を誘っている。 ときおり吹く強風に耐えながら進んでいく。 この頃から雲が増えてきて気温も徐々に下がってきたようだ。 気温の低下や上昇が思わぬ悪雪を生む事を学習した我々は滑り出しを11時と設定し全員に伝達。 「11時になったら2361mピークに到達していなくても無名沢に飛び込むように!! 諸君また会おう! チャオ」 |
無名沢 | 2361mピークから滑り出す |
沢の中心めがけて滑り降りる | この辺りまでは快適 |
唐松沢との出合付近 右手の斜面を巻く | 唐松沢出合 手前左が無名沢・正面は不帰沢 |
南滝は高巻いた | デブリ地帯を滑る |
ブーツが合わず苦労しているこてっちゃんも11時ジャストに2361mピークにたどり着くことができた。 全員揃ったところで滑降準備に入る。 滑り出しは風の影響で固めな雪質なので慎重にスタート。 風に煽られながらの滑降だ。 稜線から外れると風はおさまり快適までとはいかないが適度な雪質に。 かと言ってかっ飛ばせるような技術は持ち合わせてはいないのでトロトロとターンしながら滑る。 なんと沢が狭まってくるところで早くもデブリ登場(T◇T) デブリ様は我が物顔で沢の中心部を占領していて僕たちは遠慮がちに端っこを斜滑降で滑るしか選択の余地なし。 たまに出てくるスペースでちょこっとターンを楽しむ以外はしゃかっこー!! 途中、先行のシュプールについていくと谷からどんどん離れていってしまい、あわてて引き返した。 どうやら隣のガラガラ沢にトラバースした人達のシュプールのようだ。 ひとり遅れてしまった。。みなに追いつけるか?? 谷にもどるとやはりデブリデブリ状態。 しばらく滑るとこてっちゃんが板をふっとばしながらコケているのを発見。 みんなに追いついて安心する。 デブリはそのまま唐松沢の出合までつづいていた。。 ここで南滝の処理をどうするか・・・ 滝が出てなければ沢どおしに滑れるが、今回は安全策で高巻くことにする。 まずは板をはずして右手の小尾根にあがる。 ここで板をつけて反対側に滑り出すがここもデブリが〜 南滝の下まで横滑りを強いられる。。 で、ここからのデブリがもっとひどく右から左から溢れている。。 もうかんべんしてください・・・ 先行者のシュプールをなぞりながらなんとか滑るが何度もデブリに突っ込みひっくりかえる。。 ようやくデブリ地帯を越えるとそこはすでに奥の二股だった。 もう滑降終わりじゃん。。 堰堤を二つ越えて広い河原を過ぎ、まだ雪のつながっている湯入沢を渡ったところで林道に入る。 板を外したりつけたりしながら1時間弱でクルマの置いてる二股まで戻った。 楽しめたのは上部だけで中盤以降はずっとデブリとの格闘でした。 まあこういうときもあるかあ〜 |