小蓮華山南面 金山沢 2005年4月16日

メンバー かっきー、きむひろさん、こてっちゃん、よっしぃー  

栂池自然園(8:55)---2301m台地(10:35)---船越ノ頭(11:50)---2650m付近(12:30/12:45)〜〜金山沢〜〜〜林道(14:00/14:15)〜〜〜猿倉---二俣(15:50)

 

栂池自然園 目指す小蓮華の稜線
栂池自然園を振り返る 2301m台地
船越ノ頭を目指す 小蓮華山方面
稜線への急斜面をシール登行 稜線に登りきる
今回は他力本願二本立てと銘打ってゴンドラ利用のラクラクコースを2つ滑ることにした。
初日はゴンドラ「イブ」で金山沢だっ!!

今年は栂池ロープウェイも営業しており、あっというまに栂池自然園に到着。ラッキー♪
天気もサイコー!! スキー板にシールを貼り付けて出発進行!!
まずは栂池自然園を横断する。ほとんど傾斜のないだだっぴろい台地を進んでいくだけ。
右手に白馬乗鞍岳がどか〜んと腰をおろし、その先には目的の稜線が見えている。 

自然園を抜けると傾斜が出てくる。 気温の上昇に伴って歩いてるとあついあつい・・ 汗が吹き出る。
最初の尾根に登りきりひとやすみ。振り返ると歩いてきた栂池自然園が見下ろせる。
きむひろさんは病み上がりで調子が出ないし、こてっちゃんはブーツが合わずペースがあがらない。
かっきーは元気なようだが悩み事多し。 僕も元気だが性根が腐っている。 早く全てを忘れて滑りたいもんだ。

尾根を絡みながら徐々に高度を上げていくといきなり無木立の大斜面があらわれた!! わおっ!!
地形図上の2301mのコブを中心にひろがる台地に出たようだ。目の前の大斜面を滑るのだが、どこを滑ろうかと迷うほど広い。
とりあえず少しでも高いところから滑ろうと考え一番左側の小蓮華山よりの斜面を目指すことにする。
反対に稜線に一番登りやすそうなのは右側の船越ノ頭よりなので一度稜線に上がってから小蓮華方面に縦走することにする。
2301mコブを絡みながらな斜面右端の尾根状を目指してのぼる。
一歩進むたびに背後の景色が広がっていく。2450m付近で尾根状に登りきったところで休憩。
かっきーは会社から電話がかかってきて仕事をしている^-^; つらいの〜 
先ほどからこてっちゃんがブーツが合わず一歩歩くたびに痛みが走るようでここで登行を断念。
金山沢の入り口で待っててもらうことにし、残りの3人で上を目指す。

稜線まであと少しだが、傾斜が急になるのでここからジグザグに高度を稼いでいく。
高度感があるのでキックターンする時は緊張してしまう。ヒーヒーいいながらもなんとか稜線に到達。船越ノ頭だ。
ここから滑り出す人も多いが僕たちは小蓮華山側に移動してから滑ることに決めている。

 

2650m付近より栂池方面を眺める ご機嫌なかっきーときむひろさん(左端の黒点)
2600m付近からドロップ さいこーな斜面を滑り降りて喜ぶよっしぃー
金山沢に突入 気温の上昇で悪雪修行になる
金山沢末端 北股入との出合
稜線上は雪が切れているところが多く、板を外して歩いていく。右手には真っ白な雪倉岳が見えている。
いくつかアップダウンをくりかえして2650m付近のところで登行終了。 
シールを剥がしてバックルを締めて滑降モードに。 さあ滑るぞ〜っと斜面を見下ろすと・・・ ここは無理!^-^; 
稜線上を2600m付近の鞍部まで滑ってから大斜面に入ろう。

気分爽快! みんなうっひゃーと叫びながら滑り降りる。
金山沢の入り口で人影が見えるので手を振ると振り返してきた。 あれはこてっちゃんだ!
大回り小回りとそれぞれ思い思いに滑り降りていく。 あっというまに大斜面を滑りきった。
さて、ここから金山沢に突入。高度が下がってくるとだんだんクサレ雪に変わってきたぞ。
雪に足をとられて滑りにくいったりゃありゃしない〜
沢も中盤にさしかかると右手から押し出してきたデブリを皮切りに沢全体がデブリだらけになってくる。
デブリ&クサレ雪の波状攻撃でみなヒーヒー言いながら滑っていく。 希望通りみな全てを忘れて苦闘している^-^;

最後はヘロヘロ滑降で金山沢末端へ。北股入との出合で対岸の林道にあがって小休止。
ここからは林道を猿倉目指しながら滑っていく。猿倉からは除雪されていたので板を外しとぼとぼと二股まで歩いていくだけだ。

上部の爽快な斜面はとても快適、後半の悪雪もまた楽しでとても楽しい1日を過ごせた。
今晩は二股で一泊し明日は「八方の無名沢」へ他力本願なり^-^

 

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