台高山脈縦走(高見山〜大台ケ原)2003年11月1日〜3日
メンバー よっしぃー単独
11/1 高見峠(5:55)--高見山(6:20)--高見峠(6:38/6:50)--ハンシ山(8:14)--伊勢辻(8:39)--国見山(9:28)-- 明神平(9:58/10:25)--明神岳(10:42)--千石山(11:40)--赤ー山(12:47)--池木屋山(13:50)--ホウキガ峰(14:52)--銚子谷源頭付近(15:30) |
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11/2 幕営地(5:45)--弥次平峰(6:20)--霧の平(7:22)--馬ノ鞍峰(8:05/8:20)--地池越(10:26/10:40)--山ノ神ノ頭(11:10/11:40)--父ヶ谷の高(13:55)--1094Pと杉又高の間適地(15:15) | |
11/3 幕営地(5:15)--引水サコ(7:30/7:50)--添谷山(8:40/8:50)--大台辻(9:28/9:40)--川上辻(11:00)--日出ヶ岳(11:40/11:50)--大台ケ原駐車場(12:10) |
これから向かう台高の山々 | やっぱりスタートは高見山♪ |
高見峠から南へ!まるでハイキング道 | まだまだ高見山が近くに見える^^; |
歩いてきた山々(伊勢辻山、赤ゾレ山) | 水無山を越えると明神平が見えてきた |
今年のGWにやる予定だった台高山脈主稜線縦走。仕事の都合で延期になって半年、ついにその時がきた^^ さてさて、他の方のレポを見ても3泊4日ばかりやん・・・ そんなに仕事休めないし〜^^; そんな訳で春に2泊3日で縦走可能かプレ台高縦走をしてみると、なんとかなりそうな感じだった。 さてさて、思い通りに行くかどうか期待半分不安半分で出発〜♪ と、その前にアプローチをどうするか… 今回なんと春に一緒にプレ縦走をしたこてっちゃんから 手伝ってくれるとの連絡があり、小躍りして喜んだ^^/ ほんまにありがとうこてっちゃん。。 吉野のコンビニでこてっちゃんと待ち合わせて2台で大台ケ原へ。 駐車場に僕のクルマを置いてから、こてっちゃんのクルマで高見峠まで送ってもらう。 台高縦走の出発点はやっぱり高見山のてっぺんじゃないとね。薄明るくなってきた頃に空身で山頂まで登る。 頂上まで一気にあがるこの道もこれからの行程を思うとついつい足早になってしまう。 息をきらせながらたどり着いた高見山山頂(1248.3m)は360°の大展望。 これからむかう台高の山々を目でたどってみるが果てしなく続く山並みを見て断念。行けばわかるさ^^ 再び高見峠まで駆け下りる。峠でこてっちゃんとお別れして、いよいよ縦走路へ! 駐車スペースの奥から山道に入る。快適な登山道を快調に歩いて行く。雲ヶ瀬山のピークを通り過ぎ 南のタワ、ハッピのタワを過ぎると本格的に登りになる。笹が生い茂った道をどんどん登るとハンシ山(1137m) なおも登ると伊勢辻に出る。ここは三叉路になっていて大又からの道が合流している。 すぐに草原状の伊勢辻山(1290m)を通り過ぎ赤ゾレ山は頂上を踏まず右手をトラバース。 このあたりはとても気持ちの良い稜線でもっとゆっくり歩きたいもんだ^^ゞ 国見山(1418.7m)で休憩をとり水無山を越えれば眼下に明神平が見えてくる。 |
明神岳でひと休み | 誰も撮ってくれないので自分で^^ゞ |
前半のヤマ場!赤ー山 | 台高の交差点、池木屋山が近づいてくる |
池木屋山にて。イェーイ | ホウキガ峰へはなだらかな笹尾根 |
まだ時間は早いのか明神平に人影はなかった。 こてっちゃんが僕を送った後に大又から明神平に上がると聞いていたので少し待ってみる。 東屋でのんびりしていると、こてっちゃんが登ってきて無事再会^^ 今日はここで泊まると言うこてっちゃんと再びわかれて縦走路を進む。 明神平から池木屋山までは春のプレ縦走で一度歩いた道。なんとなく安心だ^^ 本日の目標は最低でも池木屋山までなのだが、この調子なら大丈夫そうだ。 開けた笹原の道を登って三ツ塚の分岐を左にとり尾根をしばらく歩くと明神岳(1432m)だ。 自然林の美しい尾根をゆるやかにアップダウンしながら進む。 このあたり紅葉が終わってるのが残念。文字通り笹に覆われた笹ヶ峰を過ぎて アップダウンを繰り返すと千石山(奥ノ迷峰)に到着。 先を急ごう^^ しばらく尾根沿いを進んで右に折れて斜面を急下降。赤テープ注意。 左手に快適そうなテン場見ながら行く。 いくつかアップダウンをこなしながら本格的に赤ー山の登りへ。 水を5Lちょっと担いでるので荷物がやたら重い(酒類含む)^^ゞ そろそろ疲労ができきたようだ^^; やたらペースが落ちる。 頂上直下はシャクナゲの枝をかきわけながら登るのでこたえるし。 赤ー山(1394m)の頂上で少しの間へばる^^; さあ、気合を入れなおして出発。少し降りては登り返しを繰り返し千里峰、奥ノ平峰を通過。 霧降山を過ぎれば池木屋山まで後少しだ。 池木屋の名前の由来でもある池(干上がっていた)を過ぎてひと登りで池木屋山(1395.9m)到着。 ここで少しのんびりする。 ここから先は見知らぬ場所。明日以降の為に少し先に進んでおこう。 地形図とコンパスを準備し南へ足を踏み出す。 笹尾根の道を下降していく。僅かな踏み跡と赤テープはついてる。 少しの登り返しでホウキガ峰(1346m)。 その先の銚子谷の源頭付近で今日の行程を打ち切り、まずはプシューと自分にご褒美^^ テントを張って明るいうちにシュラフにもぐり込んだ^^ |
真っ赤な太陽があがる | 朝日を浴びた弥平次峰 |
霧の平は快適なテン場 | 馬ノ鞍峰でまったり |
池木屋山が遠くに見える | 地池越も快適なテン場 |
翌朝まだ暗い内にテントを撤収。今日どこまで進めるかが勝負だ! ヘッデンの灯りでテープを拾いながら進んで行く。広い尾根だととても不安だ。 何度も周辺をウロウロして進む方向を確認する。 弥次平峰の登りにかかるころ、やっと明るくなりだしホッとする。 真っ赤な太陽が昇ってきてしばし見とれる^^ 弥次平峰(1274.6m)でヘッデンをしまい。地形図で先を確認したり他の方のレポートを再確認する。 少し進むと尾根は南に折れアップダウンを繰り返すと霧ノ平に到着。先を急ぐ。 登り返して南東よりに方角を変えて進むとキレット状の鞍部に出る。 右手のルンゼ状を降りて鞍部に降り立ち登り返す。 しばらく登り、最後の急登をこなすと馬ノ鞍峰(1177.8m)に到着。 いかにも頂上ってな感じだが展望がいまいち^^; 先へ進む。痩せ尾根を通り1164Pを通り過ぎると再びアップダウンを繰り返す。 池木屋方面が見渡せる場所で休憩。ここでお気に入りの帽子が無くなってるのを発見(><) ショックでへたりこむ。。ザックにつけてたのが枝にひっかけて落としてしまったのか・・・ しかし取りに戻るパワーがないので先に進む。 帽子の事を考えながら歩いているとすぐ先の支尾根に入りこんでしまった。 3分ほど歩いておかしいと思い現在地確認。すぐに引き返す。支尾根にニセテープがあり惑わされたよ〜 ここから地池越までは複雑な地形で細心の注意が必要。テープはしっかりついている。 地池越は水場もあり快適なテン場だ。ここから急斜面を登り右に折れて下ると父ヶ谷越。 向かいの斜面に登り、もう一度降りて登り返すと稜線に出て右手すぐに山ノ神ノ頭(1099.1m)。 そのまま西へ進むと三之公に降りる道なので注意。 ここで昼食タイムをとる。お湯を沸かしてミルクティーを飲むと心が落ち着く。 落ちついたところで出発^^ 東にむけて尾根を進む。 しばらく痩せ尾根が続く。いつのまにか湯谷の頭を過ぎていくつかアップダウンを繰り返す。 方角を南に変えて進んで行く。1164Pは頂上を踏まず手前で右にトラバース。 一気に下るととても気持ちの良い鞍部で水場もあり最高のテン場になっている。 しかし、残念ながらまだ先に進まないといけないので通過^^; 登り返して徐々に高度を上げて行く。最後の急登を登りきると父ヶ谷の高。ここで、右折。 今度はぐぐぐっと高度を下げて行く。このあたりシャクナゲの枝がうっとおしい〜 1094Pを過ぎて下ると右手が伐採されていてとても見晴しの良い場所に出る。 二つ目の1094Pを越えて降りた鞍部で今日の行程打ち切り^^ 予定よりも短くなってしまったが体力的にいっぱいいっぱいだ。。 テント設営中にいよいよ雨が降り出す^^; やはり雨からは逃れられない運命なのか!? 今日も自分にご褒美プシューっと開ける^^ |
引水サコで水を補給 | 御座ーは展望良好 |
添谷山はガスの中 | 大台辻で核心部終了 |
川上辻で大台ヶ原まで来たと実感 | 日出ヶ岳は悪天候だが大満足でフィニッシュ♪ |
夜中なんどかケモノの鳴き声で目を覚ます。あいかわらず雨もテントを打っている。 いよいよ最終日、再び暗いうちに出発。 ヘッデンのあかりでテープを拾いながら歩くのは昨日と一緒だが、 今日はそのうえガスがかかっていてとても不安^^; 小ピークを一つ越えて杉又高への登りにかかる。 ここも頂上を踏まずに手前を西に折れる。降りては登り降りては登る。 振子辻で左に折れて下って行く。鞍部から登り返し、ここからいつまで続くのかアップダウンの連続。 地形図で見るところのシケインの様な逆コの字の様なこの区間はとても体力を消耗する^^; やっとのことで1118Pを通過。南に折れて急降下したところが引水サコ。 ここで水を補給。反対の斜面を急登すると岩場のような感じになり展望がひらける。 御座ーと呼ばれるところで良い眺めだ^^ でも雨で岩が滑りあぶない^^; もうひと登りで添谷山(1250.1m)に到着。ここで核心部は終了のはず^^ ここからは穏やかな道を大台辻まで快調に歩く。 大台辻から川上辻までなだらかに高度をあげていく、ここから一般道なのでとても快適に歩ける。 クルマのエンジン音が聞こえてきたなと思うとドライブウェイに飛び出して川上辻だ。 日出ヶ岳までは県境沿いに登って行く(廃道だったらごめんなさい) 笹の中にしっかり踏み跡がついている。 雨と風でとても快適とは言えないが長かった行程も最後だと思うととても気分が良い^^ 最後の急登を登りきれば日出ヶ岳(1694.9m)に到着。心の中でガッツポーズ。 頂上はとても立派な展望台がある。でも雨風で展望なし^^; 寒いのですぐに頂上をあとにし駐車場にむかうことにした。。 このコースは長距離歩き通せるだけの体力と地形図で現在地を確認できる知識のある方じゃないと 厳しいでしょう。地図に出てるのは当然ですが、地図に載らないようなこまかいアップダウンもあり 距離のわりになかなか進めませんでした。(特に馬ノ鞍峰〜添谷山) 出来れば3泊あるほうがいいと思います。2泊3日はとてもキツイです〜^^ゞ でも、そのキツさが苦にならないくらいの自然林の素晴らしい尾根歩きが楽しめました♪ |