この夏の猛暑も一段落、気力体力が回復してきたので久しぶりに山へ向かう。ちょうど盛岡方面に用事があるので、少々夏ばて気味の体にちょうど良さそうな山をあれこれ探してみる。いまだ未踏の山、県北の皮投岳〜五ノ宮岳へ、花輪越登山口からのピストンに決定する。
 東北自動車道を北上し、安代ICで下りる。料金所を通過するとすぐに国道282号に合流するが、左折して国道282号を鹿角市方面へ向かう。安代ICから約13km進むとT字路があり、県道195号が右に分かれる。(花輪鉱山→の標識あり)
 県道195号に入り約1.2km地点のY字路は左へ、その先の林道分れは舗装道路を選んで山道を登ると約13kmで花輪越の峠に到着。(鹿角八幡平ICで東北道を下りて秋田県側から上ってきたほうが時間的には早いと思う)この場所が皮投岳の登山口になる。(駐車スペースは乗用車約8台)
皮投岳〜五ノ宮岳
2007年8月24日(金) 曇り
所在地  岩手県八幡平市、秋田県鹿角市境界
標  高  皮投岳 1122.4m
標  高  五ノ宮岳1115.0m   
国道282号から県道195号が右に分かれる ↑
↓三倉山
↓いっぷく峠
花輪越登山口のようす、登山口から皮投岳は見えない ↑
8:28分  登山口出発
標高約730m、三倉山へ0.7km、皮投岳へ2.6km、五ノ宮岳へ6.3km
 登山道を覗いてみると、綺麗に刈払いされている。刈払った後に若竹が生えていないところを見ると、今年の春以降に整備されたのかもしれない。山腹を眺めると木々の途切れた部分がびっしりとササ薮で覆われている。登山道脇の林床もササ薮だらけ・・偶然にも刈払い直後にこのコースを歩けるとは、なんと幸運なことだろう。
 ダケカンバとブナ混じりの森を登る。急斜面の途中で視界が開けて、登山口付近とその向こうに上沼放牧場が見える。
三倉山手前の登山道から登山口方面を振り返る ↓
登山口と登山道のようす→
↓花輪越登山口
三倉山(花輪スキー場分岐) ↑
いっぷく峠 ↑
8:42分  三倉山(花輪スキー場分岐)着
 小ピークに到着、三倉山の標識と4等三角点があった。そしてこの分岐へ、花輪スキー場方面から登って来るコースがある。そちら方面も刈払いされている。
ここからは一旦下ってから登り返してゆく。緩やかな尾根道から急斜面に変わる。急斜面を登りきるといっぷく峠に到着。
9:00分  いっぷく峠着
 いっぷく峠からは、西方から北方の展望が開ける。眼下に鹿角市の町並みが見えているが、遠方の岩木山、白神方面は雲の中で見えない。
 この先はアップダウンを繰り返しながら尾根道を登る。樹林が途切れると登山道の脇はササ薮の壁が現れる。びっしりと生えたササ薮、まばらに残っている木々は根元をササに締め付けられ、悲鳴を上げているようにも見える。この様子では刈払いから3年もすると藪道に戻ってしまうかもしれない。
 山頂手前の右側に杉の木が一本立っている。周囲を刈払ってあるので裏に回ってみると祠があった。脇の石碑には「皮投○○・・」と刻まれている。祠の中にご神体は無かったが、お賽銭が上げられているので参拝する。
いっぷく峠から鹿角市方面を見下ろす ↑
←アップダウンを繰り返しながら尾根道を登ると、皮投岳の山頂が見えてきた
↓皮投岳山頂
9:28分  皮投岳山頂到着
 山頂には周囲の山々の方角を刻んだ真新しい方位版が設置されている。
 あいにく周囲の山々には雲が掛り遠方の展望はない。これから向かう五ノ宮岳も雲の中、予報では晴れるはずなのだが・・、天候回復を期待しながら縦走コースに入る。
皮投岳山頂→
皮投岳山頂から五ノ宮岳を眺める(下山の時撮影) ↑
皮投岳山頂から北東方向を眺める(下山の時撮影) ↑
五ノ宮岳↓
中岳↓
↓四角岳
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