岩手から東北自動車道を北上して大鰐弘前ICで降りる。国道7号線を弘前市方面へ進み、弘前市街の信号十字路にある案内表示板「←鰺ヶ沢・岩木山」に従って左折し、県道41号線にはいる。朝日に照らされた岩木山を正面に見ながら7kmほど進むと、信号T字路にぶつかる。「左は弘前市街へ、右は岩木山、長平へ」の案内表示があるので、右折して県道35号にはいる。800mほど進むとT字路に「左は、岩木山・長平」の案内表示が立っているので左折する。3kmほど進むとT字路があり「県道30号岩木山環状線」にぶつかる。右折して鰺ヶ沢方面へ進む。
 岩木山を左に見ながら6.7kmほど進むと、十字路角に「大石の里」の案内板が設置されている。(赤倉神社、岩木山登山口などの表示は無い)左折して赤倉神社へと向かう。赤倉神社の手前にある大石神社の鳥居をくぐり1.8kmほど進むと舗装が切れるが、右に分かれる林道がある。赤倉登山口はここを直進して赤倉神社の境内にあるのだが、右の林道を登って行くと行者小屋(赤倉神社の奥の御社)のすぐ下の駐車場へ行くことができる。時間短縮の為に林道へ入り山道を登ってゆく。林道の分岐は直進して2.3km、行者小屋の駐車場に到着する。(乗用車約20台可)トイレはすぐ上の行者小屋にあるが、小屋はすでに冬篭りに入ったらしく利用することはできない。
岩木山赤倉口コース
2006年11月25日(土) 晴れ
所在地  青森県弘前市
標  高  1624.7m
岩木山↓
↓赤倉山
8:00分  駐車場出発
 数棟の建物が並んだ神社の境内を通って登山道へ入る。
8:07分  1番観音着 「標高500m」
 この登山道には岩木山の手前にある赤倉山まで、三十三観音の石仏が立てられている。赤倉山が三十三番目の観音様になるという。雑木の茂った狭い尾根の上に、よく整備された道が続いている。尾根は次第に広くなり幹の白いブナの森へと変わってゆく。
8:30分  8番観音着
 中斜面の登りが続く、落葉の上にうっすらと雪が見え始めた。
県道30号岩木山環状線から岩木山を眺める↑
行者小屋下にある駐車場↑
行者小屋の境内↑
良く整備された参道  1番観音↑
肌の白いブナの森を登る  8番観音↑
8:55分  伯母石着(10〜11番観音)「標高870m」
 底が直線的に平らな大岩が現れた。これを伯母石(うばいし)と言うらしい。かつて岩木山が女人禁制の山だった時代、女性はこの伯母石から先には進むことが禁じられていたという。
ここで道は左右に分かれる。左は展望の開ける岩場の道、右はこちらも岩場だが比較的安全な道になっている。左の岩場の道へ進むと石仏や小さい祠が岩の上に祭られている。見上げると赤倉山が、振り返ると麓の町並みが見える。
中央の岩が伯母石↑
伯母石から左の道に進むと展望が開ける↑
↓赤倉山
9:35分  鬼の土俵着(16〜19番観音)「標高1078m」
 小さな祠が二つ、どちらにも鬼の像が祭られている。広場というほどではないが、土俵一つ分ぐらいの広さならありそうだ。この辺りの積雪は10cm弱といったところだろうか。見上げると赤倉山の木々は真っ白に雪化粧している。鬼の土俵を過ぎると次第に急斜面になり、積雪も増えてゆく。
10:20分  大開き着(22〜24番観音)「標高1257m」
大開きの手前でアイゼンを付ける。コメツガのトンネルから抜け出し、この先は陽射しを浴びながら登る。昨日降った雪だろうか・・ダケカンバの枝に触れるとパラパラと白い固まりが体に落ちてくる。快晴無風!真っ白な木々と青い空のコントラストが素晴らしい。
鬼の土俵に到着祠の中には鬼の像が祭られている↑
↓赤倉山
赤倉山の稜線が近づいてきた↑
赤倉山の稜線から登ってきたルートを見下ろす ↑
←鬼の土俵
←伯母石
10:55分  赤倉御殿の祠着(27番観音)「標高1420m」
 赤倉山から北へ伸びる稜線に到着、正面に岩木山の山頂が姿を現した。白い山肌に羽毛をまとった様に柔らかい稜線、見ていて飽きない美しさがある。
右に岩木山を眺めながら、なだらかな尾根道を進む。
↓赤倉御殿の祠
赤倉御殿に立つ27番観音→
↓赤倉山
↓岩木山 山頂に見える建物はトイレ
赤倉御殿から赤倉山へ向かってなだらかな尾根道を進む↑
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