五葉山楢ノ木平コース

　岩手県遠野市から国道２８３号を釜石市へ向かう。仙人トンネルをくぐり、釜石市側の出口から約１３ｋｍ進んで釜石市甲子町に着くと「五葉山入り口」の案内標識がある。この標識から３００ｍ先の信号を右折して楢ノ木平牧場へ向かう。右折して直ぐに住宅団地があるが、Ｙ字路の角に「楢ノ木平登山口１３．７ｋｍ、車で３０分」の案内標識が立っている。この先登山口までの交差点には、案内表示があるので迷う心配は少ない。
　舗装されているのは、鍋倉峠を越えて小さな集落を過ぎたＴ字路まで（ここまで７ｋｍ）その先は断続的に舗装道路が現れるが、殆ど砂利道になる。路肩のススキやハギが伸びて車を擦るが、大きな傷が付くほどではない。路面も比較的良好で車の底を擦るような個所はない。放牧場を見下ろす地点まで登ると五葉山が見えてくる、振り返ると太平洋も見える。

９：４１分　　登山口出発
登山口の標高約８２０ｍ、五葉山の最高地点、日の出岩までの標高差約５３０ｍ、山頂までの距離約５ｋｍ
　登山口の駐車場は約７台、林道は登山口の先５０ｍほどで行き止まりになるが、小さな広場に約４台、そして登山口の手前１００ｍ地点に約１０台分のスペースがある。トイレは無い。登山口から鳩ヶ峰まではミズナラとダケカンバの混合林が続く。林床には殆ど雑草が生えていないので見通しが利いて歩きやすい。
９：５８分　　鳩ヶ峰着
登山口から７２０ｍ、山頂まで４．２ｋｍ
　尾根の途中のなだらかなピークに着いた。ミズナラの森の中で展望は全くなし。三角点の周囲だけが伐採されて陽射しが入っている。鳩ヶ峰を過ぎるとゆるやかに下り鞍部に着く。ここまでは伐採跡の二次林だったが、この先はコメツガ、ヒノキアスナロ、ミズナラ、ダケカンバ等々の原生林が始まる。

１０：１６分　　林道出合着
登山口から１．６ｋｍ、山頂まで３．４ｋｍ
　林道出合と書かれた分岐に着いた。しかし、林道とおぼしき痕跡は全く見当たらない、完全廃道になったのだろう。
この辺りからはヒノキアスナロが主体の森になってゆく。