2006年6月19日(月) 曇り
所在地  岩手県北上市、西和賀町境界
標  高  882.2m
 仙人山は湯田ダムの南側に位置する山です。中腹にある「和賀仙人姥スギ」と呼ばれる樹齢900年の杉の巨樹が見所です。山頂までのコース途中に何ヶ所か東側の視界が開ける場所がありますが、山頂は木々に囲まれているので展望はあまり良くないかもしれません(曇っていて視界が無く、確信はもてませんが・・)花はユキザサ、タニウツギ、ドウダンツツジが咲いていました、マイズルソウはまだ咲いていませんでした。

 北上市街から国道107号を秋田県横手市方面に進む。湯田ダムの手前にあるJR北上線の和賀仙人駅から約1km進むと和賀川に架かる橋がある。この橋の直前に左に入る道がある。T字路の左角には「仙人峠の姥スギ入り口」の案内表示が立っている。
左の道に入って800mほど進むと、姥スギ専用駐車場と表示された空地がある(乗用車6〜7台可)登山口は駐車場から100mほど林道を進んだ先にあるが、登山口付近には駐車スペースが殆どない。
仙人山
写真の道路が国道107号、橋の向うが湯田ダム、秋田方面へ
案内標識が、橋の手前T字路角に立っている
←仙人山登山口へ
↑姥スギ専用駐車場
←この尾根を登って行く
9:20分  駐車場出発
9:22分  登山口着
 登山口には仙人山山頂までの距離が、1m単位までしっかりと書かれていた。姥スギまで1,659m、久那斗神社まで1,720m、第一展望台まで2,715m、第二展望台まで3,530m、山頂まで4,280mと表示されている。
 登山道に入り久那斗神社の鳥居をくぐって進む。間もなくJR北上線の鉄橋が見えてきた。ここで鉄橋の下の沢を渡るのだが、水量が少ないので靴が濡れる事は無かった。しかし雨が降って増水すると徒渉に苦労するだろう。
 徒渡点を過ぎると道幅の広い歩きやすい道になる。この道はかつて秀衡街道と呼ばれた古道らしい。奥羽山系から産出した金はこの道を通って平泉へ運ばれたと言う。今でも斜面の所々に崩れかけた石垣やら、周囲を石積で囲んだ空地などもあり、街道の面影が残っている。

9:34分  久那斗神社への分岐着
 直進が久那斗神社へ向かう道、左方向が仙人山と書かれた分岐についた。左方向に進んでも姥スギの上で久那斗神社に着く。
9:50分  姥スギ着
 樹   種  杉
 推定樹齢 900年
 樹   高  30m
 幹   周 11.5m
林野庁が全国の国有林の中からシンボルとなる樹木など100本を『森の巨人たち百選』として選定しているが、その中の一本として選定されている。
 久那斗神社の御神木として、かつては祖父スギと姥スギの二本あったものらしい。
姥スギの根を保護する為に、根元まで近づけないようロープで規制されている。写真に写っている登山道は通行できない。

9:55分  久那斗神社着
 神社の鳥居をくぐる。登山道は神社から左の尾根道を登って行く。ここから第一展望台まで急斜面が続く。
和賀仙人の姥スギ→
10:00分  高圧鉄塔着
 神社から少し登ると鉄塔に着いた。この鉄塔は下の駐車場から見えた鉄塔に違いない。
東西方向の視界が開けていて、東側には国道107号と登山口付近が、そして西側には錦秋湖が見える。

 登山道はこの先も急な登りが続く。第一展望台手前の急斜面にはロープが設置されている。
駐車場から見えた鉄塔→
鉄塔から東側の展望↓
和賀川↑
↓駐車場
急斜面にはロープが設置されている→
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