2005年11月21日(月)晴れ
所在地 岩手県山形村、岩泉町、久慈市境界
標 高 1262.7m
遠島山は岩手県沿岸北部に位置しています。海岸線まで約20km、山頂からは太平洋を間近に眺めることができます。見所は4合目付近のミズナラの森、そして7合目付近より上部に広がるブナの森です。
東北自動車道を滝沢ICで下りて国道4号線を北上する。岩手町沼宮内から国道281号に入り葛巻町を目指す。葛巻町で一旦国道340号に合流した後、更に国道281号を久慈市方面へと向かう。葛巻町、山形村境の平庭高原は5cmほどの積雪で圧雪路面になっていた。峠に着くと十字路がある。十字路を右折して県道29号線(野田山形線)へ入る。(冬季間17年12月5日〜18年4月3日は通行止めになる)白樺の美しい平庭高原を過ぎると道は狭くなり急勾配、急カーブを繰り返しながら下っていく(舗装されている)。平庭高原の十字路から約10.9km下ると関という小さな町並みに出る。街中の丁字路を案内標識に従い右へ、県道29号を久慈方面に進む。
峠を一つ越えると小国という集落に出る。まっすぐ南に延びた通りの正面に目指す遠島山が見えてきた。更に一つ峠を越えて下って行くと右に別れる丁字路がある。丁字路の角には「内間木洞」と刻まれた石柱と、「塩の道案内図」と書かれた案内標識が立っている。(ここまで関の丁字路から約8.8km)右の道に入り内間木洞へ向かう。
遠島山1
←小国集落に入ると
正面に遠島山が見えてきた
↓遠島山
内間木洞と刻まれた石柱と
塩の道の案内標識が
立っている→
内間木洞、遠島山→
↑県道29号 久慈市、
岩泉町安家方面へ
数件の民家を横に見ながら舗装道路を約2.4km進むと左側に朱塗りの鳥居と内間木洞の洞穴が見えてくる。(舗装はここまで)更に200mほど進むと林道の分岐があり、左側の林道脇に「遠島山登山口」と書かれた標識が立っている。
この場所には整備された駐車場は無い、周囲の空き地に乗用車10台弱といったところだろうか。もう11時になろうとしている、時間に余裕が無いので車で林道を登っていくことにした。路肩の枯草が車体を軽く擦る。500mほど進むと林道の勾配が一段と急になり、路面が流されて岩盤がむき出しになっている。普通乗用車はここまで、この難所を越えるには車高の高い4駆車でないと無理だろう。ここを過ぎると路面は荒れていないのでFFの乗用車でも走れるのだが・・。
近くの路肩に1台分の駐車スペースがあったので車を置いて歩くことにする。
↑左の林道が遠島山へ向かう道になる
内間木洞の入り口
入り口は狭そうに見えるが近づいて見ると案外大きい。
洞穴内は高さが2m×3坪ほどの広間になっていて祠がある。
鍾乳洞の入り口には鉄の扉が有って入ることは出来ない。
一般公開はされていない。
11:10分 林道出発
林道は沢の右岸を折り返しながら登って行く。
11:17分 二合目着
林道の左脇に二合目の標識が立っていた。この辺りまでくると薄っすらと雪が積もっている。雪面には一人分の靴跡と犬の足跡が付いている、たぶん昨日の足跡だろう。犬を連れているところをみるとハンターだろうか?
11:25分 三合目着
左側の斜面はすっかり葉を落としたカラマツの植林地、右側の雑木林の下からは沢の水音が聞こえてくる。
11:33分 林道分岐着
林道が左右に分かれて、正面に盛り土の斜面が現れた。この盛り土の上に遠島山荘とキャンプ場がある。左の林道に入り数十メートル進むとキャンプ場の入り口がある。
11:35分 キャンプ場入り口
山頂まで2.5km
下山時に立ち寄ってみたが、遠島山荘は避難小屋として使うには大変贅沢な建物だった。まるで貸し別荘のように設備が整っている。(山形村が管理)
整地されてサッカー場の様に広い草地はキャンプ場ということになっている。しかし普通乗用車ではとても登って来れない様な林道では中々利用しづらいだろう。
↓遠島山
遠島山荘と遠島山→
←遠島山荘内部
1階にはまきストーブ、囲炉裏、
暖炉まである。
収容人数は1、2階合わせて20〜30人ぐらいか。
↓遠島山荘内部 水道、流し台まであった
えんど
↑トイレはキッチンの隣にある