2005年8月5日(金)晴れ
所在地  岩手県岩泉町、宮古市境界
標  高  1319.0m 
 堺ノ神岳の登山コースは二つあります。一つは新里村の和井内から登るコース、そしてもう一つは岩泉町大川から登るコースです。2005年6月に新里村和井内から登ってみましたが、案内標識等は全く有りませんでした。その為登山者がコースの林道を見つけることが出来ずに苦労する場合も多いようです。
一方岩泉町大川からのコースは、県道171号線に登山口の案内標識が立っています。県道171号から登山口まで林道を10kmほど進む事になりますが、途中には案内標識がしっかり付いていますので迷う心配はありません。大川コースは登山口から山頂まで約3km、約一時間掛かります。和井内コースは林道が山頂のほぼ真下まで続いていますので、車止めから山頂まで約15分で登れます。しかし林道が荒れていて雑木やササが車体を擦りますので注意が必要です。6月の和井内コースに続いて、今回は大川登山口から登ってみました。

 川井村の国道106号線川内から、夏屋を通り岩泉町の大川に向かう。この路線は(スーパー林道八戸・川内線)峠の部分数キロが未舗装だが、川内から大川の県道171号線まで拡幅工事が完了しているので安心して走れる。
岩泉町大川方面に下ると県道171号線に突き当たる。この交差点を右に曲がり県道171号線を岩泉方面に5.3kmほど進むと丁字路がある。この交差点に「堺ノ神岳(兜明神)登山口」の案内標識が立っている。案内に従い右に入り大川を渡って山道を登って行く。途中数件の民家を横に見ながら舗装道路を1.2kmほど進むと道が分かれる。
右に分かれる林道の交差点に、「堺ノ神岳登山口」と「大川短角牛放牧場」の標識が立っている。右の林道に入り砂利道を登る。路面はよく整備されていて車体の底や側面を擦るような場所は無い。県道171号から約9.5km地点の林道分岐は右方向へ。(案内標識有り) 更に800mほど進み、県道171号から約10.3km地点の左カーブ右側に登山口があった。
堺ノ神岳大川コース1
県道171号の川崎口バス停

丁字路から大川を渡って登山口へ向かう。
盛岡方面→
登山口へ↑
岩泉町方面↓
登山口→
登山道に入り林道を振り返る
登山口から林道を100mほど進むと放牧場のゲートがある。
登山口には駐車場が無いので、路肩に駐車することになる。乗用車なら6〜7台分ぐらいだろうか。林道を更に100mほど進むと放牧場のゲートが有る。

10:05分  登山口出発
山頂まで2900m
 登山道は昔伐採作業に使われたと思われる古い作業道を進む、砂利が敷きこまれていないので林道ではないと思う。100mほど進むと分岐があり、右に進むと山頂まで2800m、左方向に進むと山頂まで2700mと表示されている。左方向は放牧場経由と書いてあるが、下山の時に歩いてみる事にして登山道の広い右の方向へ進む。
路面は膝丈の雑草が生えているので、露のある時にはスパッツやカッパズボンが欲しい。
分岐から右方向の登山道の様子
足元の雑草が伸びているので、露のある時には膝下が濡れる。
雑木が体に触るような場所は無い。
10:30分  しかば平着
山頂まで1200m
 森の中のちょっとした草地に出た。ここでコースは左方向に直角に曲がっている。作業道はここで終わり、この先は登山道を歩いて行くことになる。道は狭くなったがその分陽射しが遮られる、草が伸びていないので歩き易くなった。ダケカンバの混じった森を200mほど進むと牧草混じりの草地に出る、登山道は草地を横切り左の森へと続いている。
しかば平
10:45分  十字路分岐着
山頂まで700m
 登山道の十字路交差点に着いた。直進すると山頂まで700m、左は放牧場を経由して登山口に戻る、右方向は湧き水を経由して山頂に向かう道(山頂まで800m)になっている。直進して山頂に向かう。この辺りからカニコウモリの群落が広がっている、そして最盛期を過ぎたクガイソウも咲いている。明るい雑木林の道を歩いて山頂直下の鳥居に付いた。
登山道の十字路分岐
カニコウモリの群落↑
←クガイソウ
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