冬の三ツ石山1
2005年3月6日(日)晴れ
所在地  岩手県松尾村、雫石町境界
標  高  1466m 
 三ツ石山は、岩手山から八幡平へと続く裏岩手連峰のほぼ中間に位置する山です。晴れていれば岩手山、八幡平は勿論、秋田駒ケ岳、早池峰山等、素晴らしい展望が楽しめます。冬は網張温泉スキー場から三ツ石山まで、スキーツアーコースがあります。 この冬は天候が安定せず、また家庭の都合で中々冬山のピークに立つ事が出来ませんでしたが、今回やっと訪れた好天を利用して冬の三ツ石山に登ってみました。

 東北自動車道を北に向かうと、正面に岩手山が見えてきた。山頂付近は雲に覆われているが、西に伸びる裏岩手の山並は綺麗に見えている。網張温泉スキー場と、大松倉山、そして三ツ石山もはっきりと見えている。今日は良い写真が撮れそうだ、久しぶりの山行きに心が踊る。7時20分、網張温泉スキー場に到着。土日曜日のリフト営業は8時から、(平日は8時30分)身支度をしてスキーセンター内で紅茶を飲んでリフト運転の開始を待つ。

8:00分  第一リフト乗り場出発
第一リフトに8時乗車、第3リフトを降りたのは8時20分だった。双子滑走コースに入り100mぐらいの場所でシールを付けて林間に入る。
網張スキー場第一リフト乗場
第三リフトを降りて、双子滑走コースの上部から林間に入る
←不完全な樹氷の間を縫って進む

(天候の悪い時には危険なのでツアーコースを利用した方が良いと思います)
三ツ石山へのスキーツアーコース入り口は、双子林間コースを下ってナンバー10番の標識の場所にある。しかし、そこまで下るのは勿体無いような気がするので尾根の上部から大松倉山へ向かう事にした。目の前に見える1343mのピークを越えて一旦鞍部へ下る、そして1318mのピークの北側を迂回して大松倉山から伸びてくる尾根の鞍部に出る。ここでツアーコースと合流、19番標識の少し先に出た。
岩手山方面を振り返る、 岩手山は雲の中で見えない
↓犬倉山
↓姥倉山
大松倉山が見えてきた
大松倉山の稜線上の24番標識、
ツアーコースには、薄い新雪の下に山スキーのトレースがいっぱい付いている。しかし新しいトレースはまだ付いていない、今日は私が一番乗りらしい。大松倉山の東斜面は樹木が無く、むき出しの雪面が続いている。頭上には青空が広がっているが、西に見えるはずの秋田駒ケ岳や乳頭山は雲に覆われていて見えない。振り返ると犬倉山、姥倉山辺りまでは見えているが、岩手山も雲の中・・晴れ上がる事を祈りながら登る。
大松倉山の中腹で振り返ると、ツアーコースを登ってくる2人のスキーヤーが見えた。ペースが速い、何となくこちらも足の進みが速くなる。
大松倉山山頂と三ツ石山
↓三ツ石山
9:50分  大松倉山山頂着
 東西に長い大松倉山の最高点に着いた。山頂標識は雪の下で見えない。雪庇が山頂の南斜面に張り出している。凍りついたスキーのトレースを辿って平坦な尾根の上を進み、西端辺りから一気に三ツ石避難小屋に向かって滑り降りる。
大松倉山西斜面の樹氷
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