早池峰山西尾根縦走コース1
2004年7月03日(土)晴れ
標  高  1913.6m
所在地  岩手県大迫町
 日本百名山の一つ早池峰山は、高山植物の宝庫でもあります。今回は大迫町岳集落から鶏頭山、中岳を経由して山頂まで尾根伝いのコースを歩いてみました。鶏頭山からは岩場に咲くハヤチネウスユキソウ、ミヤマオダマキ、ミヤマアズマギク、等々の花を楽しみながら・・そしてオオシラビソの原生林の中では、厳しい自然が作り出した庭園といった雰囲気を味わうことができました。中岳周辺は岩場の中にコースが有りちょっとしたロッククライミング気分も味わえました。帰路は川原坊コースを下山してシャトルバスに乗り、岳集落駐車場に戻りました。
(早池峰山の高山植物が見頃を迎える6月13日〜8月1日「16年度の場合」の土・日曜日及び祝日は川原坊、小田越登山口まで車の進入が禁止されます。登山口まで麓の岳集落駐車場からシャトルバスが運行されています)

岳公園駐車場から鶏頭山までの登山道については            のページをご覧下さい。
鶏頭山1.2
 県道25号線を走り大迫町岳に近づくと係員が岳駐車場に車を誘導している。今日は土曜日なので登山口への車の乗り入れが禁止されているため、登山者の車は次々と岳駐車場に入って行く。しかし私は鶏頭山へ向かうと言うことで、200mほど先の岳集落入り口にある岳公園広場駐車場に車を止める事ができた。
7:06分  岳公園駐車場出発
 駐車場で身支度をして舗装された道を鶏頭山登山口に向かって歩く。
7:11分  鶏頭山登山口着
鶏頭山山頂まで2.8km 早池峰山山頂まで約8.8km
 良く整備された登山道を登って行く。鶏頭山まではすでに昨年歩いているので、写真を撮ることなく黙々と登る。
7:30分  畳石着
8:20分  避難小屋着
 避難小屋を過ぎると草が茂っていて体に触るようになってきた、膝下が朝露で濡れてしまった。
8:46分  七折の滝コース分岐着
8:55分  ニセ鶏頭着
9:12分  鶏頭山着
 山頂には大学生のグループ10人ほどが休んでいた、早池峰山から下ってきたと言う。山頂から3時間半掛かったと言っている、こちらからの登りでは4時間と言うところだろうか。鶏頭山から早池峰山まで新しい標識には5.1kmとあるが1/2.5万地図上で直線で計っても5.3kmある。古い標識に は6.01kmと書いてある、実際の距離は6kmぐらいだろうか?
鶏頭山頂より早池峰山を眺める
↓早池峰山
鶏頭山からは小さいアップダウンの有る尾根道を中岳に向かって進む。
鶏頭山頂より縦走路を展望する
林間の登山道は針葉樹と広葉樹の混合林
大岩にへばりつくように育つオオシラビソなど、
変化に富んだ森が楽しめる。
林間の登山道
10:05分  水場分岐着
 標柱に水場まで100mの表示があった。左手の林間を下って行くと、次第に左側に小さな沢が現れてくる。この沢の水量が適当に多くなる場所に水場の標識が立っていた。沢水は殆ど流れていなかった。この水場はあまり当てにはならないように感じる、しかも登山道脇を流れ下った水なので衛生上心配になる。 
水場分岐
水場
↓中岳
登山道は広い尾根の林間と岩場を交互に進む
尾根の南側は岩場になっていて、登山道が林間から抜けると展望が開ける。
中岳が近づいてきた。
ルートを振り返ると鶏頭山、毛無森が見える
↓鶏頭山
↓毛無森
中岳から早池峰山
↓早池峰山
11:25分  中岳着
鶏頭山から3.0km 早池峰山へ2.1km
 中岳が近づくと岩場にはハヤチネウスユキソウ、ミヤマアズマギク他の花が咲いている。写真を撮りながら進む。
中岳の山頂は大岩が露出していてこのルート一番の難所になる、雨で岩が濡れているときには注意が必要だと思う。
中岳山頂
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えんど
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ミヤマアズマギク