秋田駒ケ岳1
2004年5月26日(水)晴れ
標 高 1637.4m
所在地 秋田県田沢湖町
国見温泉登山口から秋田駒ケ岳に登ってみました。国見温泉の標高が約850m、男女岳(おなめだけ)までの標高差が約787m、距離が約5.0kmですのでゆっくり日帰り登山が出来るコースのようです。さらに下山後には岩手の名湯国見温泉の緑色の湯に浸かって疲れを癒すこともできます。5月はまだ残雪が多く男岳の南側に広がる湿原は厚い雪渓に覆われていましたが、6月中旬を過ぎるとお花畑が楽しめるようです。
7:30分 国見温泉駐車場出発
国見温泉石塚旅館の下にある駐車場に到着、駐車可能台数は20台ぐらいだろうか。そしてよく整備されたトイレもある。駐車してある車は数台、登山者のものだろうか?それとも山菜取りの人だろうか?身支度をして登山口に向かう。
(国見温泉〜男女岳)
7:33分 登山口着
登山口は舗装道路を100mほど登った森山荘の駐車場にある。登山口からは急斜面が始まり、林間に入ると中斜面になっていく。階段工、木道などが設置されていて良く整備されている。雑木とブナの新緑が眩しい道が続く。
高度をあげるにつれて樹高が低くなり、一旦林間を抜けると正面上方に横長根の稜線が見えてきた。振り返ると南方には和賀山塊の山々が綺麗に見えている。
国見温泉 登山者用の駐車場
駐車場のトイレ
森山荘前にある登山口
よく整備された道が続く
ブナ林の中の道が続く
残雪を乗り越えて横長根に到着
8:20分 横長根着
正面に見えてきた雪渓を乗り越えると尾根に到着、秋田駒ケ岳から南西方向に伸びてくる外輪山の上に出た。狭い尾根が横岳に向かって延びている、そして林間を透かしてみると火口原に女岳が見える。横長根からは緩やかに上り坂の尾根の道を進む、両側は3〜5m高の雑木の壁が続いている。
8:35分 第一展望台着
小さな広間に着いた。標識は無いがここが第一展望台と言うらしい。南には和賀山塊の山々、西には田沢湖の展望が楽しめる。観光地図を見ると第一展望台と第二展望台の間はサラサドウダン、ミネザクラが綺麗だと書いてある。ミネザクラがほんの少し咲き始めているので6月になると花のトンネルが楽しめるのだろう。
8:51分 第二展望台着
この辺まで来ると背丈よりも高い木は無くなり360度の展望が楽しめる。女岳の陰から男岳が姿を現している。男岳から横岳、大焼砂そして横長根へと続く尾根が見渡せる。そして足元にはミヤマキンバイの黄色花が咲いている。
←横長根からは尾根の道が続く
←ミヤマキンバイ
オオバキスミレ→
↓女岳
↓男岳
第二展望台からの展望→
9:00分 男岳分岐着
横岳へ1.2km 小岳へ0.7km
直進すると大焼砂、横岳、阿弥陀池を通って男女岳への最短コースになる。左の道に入り火口原に下りていくとお花畑のある湿原を通って横岳から男岳へ連なる稜線コースに合流する。こちらは男岳への最短コースになる。男岳に登ってから男女岳へ向かうことにして左のコース(小岳コース)に入る。火口原は残雪が多く湿原は殆ど雪の下になっていて花は全く見えなかった。観光写真などを見るとこのコース、一面が綺麗なお花畑になるらしい。時期が早かった、残念。
小岳を廻りこみ女岳、男岳の真下に着く。コースは右手の急斜面を尾根に向かって登って行くのだが一面厚い雪渓に覆われている。今日はアイゼンを持ってきていない、雪渓の上部はかなりの急勾配に見える。しかしここまで来て引き返す気にもなれず雪渓を登り始めた。時折小さな落石もあり緊張したが何とか登りきった。このコース残雪が消えないうちは危険なので利用しない方が良さそうだ。
外輪山が田沢湖に向かって延びている→
↓田沢湖
←男岳分岐付近から女岳、男岳、
そして中央手前が小岳
↓男岳
↓女岳
↓男岳
男岳下の湿原→
えんど