乳頭山〜千沼ヶ原2
2003年9月11日(木)曇り
千沼ヶ原
標 高  約1330m
所在地  岩手県雫石町
12:09分  笊森山山頂着
 山頂からは千沼ヶ原の東側の湿原が見える、しかし西側の湿原は山の陰になっていて見えない。笊森山から 千沼ヶ原に向かって下りていくと次第に西側の湿原が見えてくるのだが今度は東側の湿原が見えなくなってくる。 笊森山方面から両方の湿原が綺麗に見えるポイントは無いようだ。昨年から雫石スキー場のゴンドラが秋の紅 葉シーズンに運行されるようになり、ゴンドラ終点から三角山(みかどやま)まで登山道が出来ている。三角山から ならば両方の湿原が同時に見えることだろう。
 笊森山山頂直下の分岐から千沼ヶ原方面に入って下って行くと次第に湿原が大きく見えてくる。岩手山を背 景に無数の地塘が湿原の中に散らばっている様子は神秘的な光景だ。残念な事に天候が今ひとつで写真のコ ントラストが良くない。
笊森山山頂付近から千沼ヶ原の東側の湿原を展望
雫石スキー場小高倉山↓
三角山↓
千沼ヶ原に向かう登山道から西側の湿原を展望
岩手山↓
ミヤマリンドウ
千沼ヶ原に下りる登山道はよく整備されている
12:31分  千沼ヶ原着
笊森山から0,5km 乳頭山から1,5km 平ヶ倉沼へ3,5km 
 千沼ヶ原に下りるとちょうどお昼時、家族3人のグループが木道で昼食中だった。秋田駒ケ岳の八合目登山口 から登ってこられた方達だった。秋田駒ケ岳方面からだと多少距離は長いが標高差が少ないので一番楽なルー トになっている。
湿原は殆ど花が終わり枯れ草色に染まり始めている、6〜7月頃来る事が出来れば素晴らしいお花畑が堪能で きることだろう。
千沼ヶ原西側の湿原と地塘、遠景は岩手山
12:56分  千沼ヶ原を出発
 木道で昼食中のMさんと合流して平ヶ倉沼方面に向けて出発する。千沼ヶ原を過ぎると間もなく尾根の道に なる、右側が深く切れ落ちた尾根の肩を慎重に下りて行く。正面には岩手山が見えている。右手には雫石スキ ー場のゴンドラがある高倉山と三角山が深い谷をはさんで隣に見えるが、鞍部がかなり低く下がっているので高倉 山から三角山へのハイキングは結構キツそうだ。
千沼ヶ原東側の湿原と地塘、遠景は岩手山
 平ヶ倉沼が右手下に見えてきた、ここで尾根歩きは終わり林間の急斜面の下りになっていく。千沼ヶ原から平 ヶ倉沼まで3,5km標高差540mの下り坂、足元に注意しながら下りていく。
14:32分  平ヶ倉沼着
 ブナの森にサワグルミの林が混じるようになると間もなく平ヶ倉沼分岐に着く。右の道を2分ほど下ると平ヶ倉沼 に着いた。魚釣りに来る人もいるというがどんな魚がいるのだろうか?10年ほど前に発行された山岳マップにはエ ビやフナそして2mの大ゴイが生息していると書いてあったが・・・
 登山道にはサワグルミの実が落ちている、今年の山の幸の出来はどうなのだろうか?殻を割ってみるとしっかりと した実が入っていた。
千沼ヶ原を過ぎて間もなく尾根の道になる
平ヶ倉沼と岩手山
平ヶ倉沼上の登山道
平ヶ倉沼
15:15分  登山口着
 平ヶ倉登山口に着いた。この登山口には滝ノ上地熱発電所から出る蒸気を熱水に変換する施設がある。施 設の正面入り口に登山口の標識があった。登山者の為の駐車場は無い、近くの路肩に2〜3台ぐらい置ける空 き地はあるがもう少し駐車場を整備して欲しいと感じる。
ここからは滝ノ上温泉登山口まで県道を歩いて行くことになる。
15:47分  滝ノ上登山口到着
 無事登山口に到着、ここで同行のMさんと分かれて温泉に向かった。滝ノ上温泉の宿は葛根田川を挟んで3 軒あるのだが、川の右岸は透明な湯、左岸は乳白色に濁った湯という感じで泉質が異なっている。今日は左岸 にある「滝峡荘」(りゅうきょうそう)で汗を流して帰る事にする。(入浴350円石鹸付き、シャンプー無し、シャワー 無し、露天風呂無し)
滝ノ上登山口→60分→白沼→31分→湿原→62分→乳頭山山頂→28分→千沼ヶ原分岐→23 分→笊森山→22分→千沼ヶ原→2時間01分→平ヶ倉沼→43分→平ヶ倉沼登山口→32分→滝 ノ上登山口

滝ノ上登山口→2時間33分→乳頭山頂
滝ノ上登山口→7時間02分→滝ノ上登山口(平ヶ倉沼経由周回コース)「休憩時間含む」
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えんど