八幡平蒸の湯コース2
2003年9月5日(金)曇り
八幡平
標 高  1613、3m
所在地  岩手県、秋田県の境界
10:55分  急斜面上のベンチ着
 ブシ谷地から急斜面を登りきるとベンチが2個並んで設置してあった、まるで「ご苦労様、ベンチに座って一休み してください」と言っているかのようでこの辺の配慮が嬉しい。
早速ベンチに腰を下ろし一休み、ふとベンチの足を見るとワイヤーが巻きついている。工事の時に片付け忘れたの かな?と思ったが2個共に付いている、ワイヤーの先を目で辿ると立ち木に結び付けてあった。どうやら大雨が降る と登山道が沢に変身してしまうのでベンチが流されるのを防ぐ為、なのかもしれない。このコース快適に整備されて いるのでハイカーが増えているようだ、登山道の表土が流れて深く掘れる前に対策を執って欲しいと感じる。
ブシ谷地からの登り急斜面には ロープが設置されている
急斜面を登りきるとベンチが有った
 急斜面を登りきった辺りからはアオモリトドマツの森が始まる、ぷ〜んと針葉樹特有の香りが漂ってくる。
ここから草の湯分岐手前の1530mピークまで多少のアップダウンはあるが緩やかな上りの道を、道端に咲いてい るリンドウを眺めながら歩いて行く。八幡平の西側に当たるこのコースは東側の安比岳コース等と比べてアオモリト ドマツの樹高が少し低い感じがする。そのため針葉樹のトンネルが少ないのはちょっと物足りないが、反面登山道 に陽射しが入るので森が明るく感じられる。
登山道脇に咲いているリンドウ
アオモリトドマツの森の中の道を行く
11:28分  草の湯分岐着
蒸の湯から4,4km 八幡平山頂まで1,5km 
 十字路分岐に着いた。
直進すると八幡平山頂へ、そして左(東)方向へ向かうと草の湯コースになる。右(西)の方向は田代沼に続く道 で、田代沼まで0,7km約20分で着く。ここから田代沼に向かうと八幡平山頂を迂回する事になり、アスピーテラ イン沿いの登山道を蒸けの湯へ戻る場合の近道になっている。
 八幡平山頂へ向かう道は湿原と林間が交互に現れる。湿原の植物は枯れ草色に変色し始めていて花はもう 終わっている、リンドウの青い花が残っているばかり。
草の湯分岐
正面が蒸の湯方面
草の湯分岐付近から見た安比岳
安比岳↓
11:57分  八幡平山頂着
蒸の湯温泉から5,9km
 八幡平山頂展望台は今日も賑わっていた、観光客が次々とやってくる。展望台からは北に岩木山、八甲田 連峰、南に岩手山、早池峰山、秋田駒ケ岳が見える。しかし裾野に雲が掛かり山頂付近しか見えない、残念 だが雲海に浮かぶ山もこれで幻想的で良しとしよう。天気は崩れてくるという予報だったので心配していたが山頂 に着くまでもってくれた、有り難い。
12:10分  山頂出発
 アスピーテラインの駐車場から八幡平山頂を周回するコースを反時計回りにメガネ沼方向に向かう。100mほ ど進むと蒸けの湯温泉に向かう分岐がある。
ここから蒸の湯温泉まで5,5kmの表示がある、右の登山道に入って行く。
この登山道はアスピーテライン茶臼岳登山口から八幡平山頂を通って蒸の湯温泉上のアスピーテライン登山口 まで続く道で、今回は山頂から西側半分を歩くことになる。道は良く整備されている。
八幡平山頂展望台
分岐から正面が蒸の湯方面
12:36分  田代沼着
 小さな沼と湿原があった。山頂近くの分岐には蒸の湯温泉まで5,5kmの表示があったが、ここの案内標識に は八幡平山頂から2,2km蒸の湯まで2,2kmと表示してある。距離が合わないのだがどちらが正しいのだろうか ?ここで草の湯分岐からの近道登山道と合流する、そして車道のアスピーテラインへ抜ける道もある。車道まで1 00m、アスピーテライン脇には駐車場もある。
田代沼と分岐標柱
田代沼と登山道
 田代沼辺りまではなだらかな下り道だったが、次第に勾配がきつくなってくる。登山道は長年の雨水に削られて 岩が露出している箇所も多くなっている、アップダウンの無い下り一方の道だ。ところどころアスピーテラインに接近 する場所では車の音がする。このコース、展望もあまり良くないし樹林に見惚れるような場所も少ない、道端に咲 いているリンドウ、ウスユキソウぐらいが見所だろうか。
13:34分  アスピーテライン登山口着
 アスピーテラインの登山口に下りる。ここからアスピーテラインを少し歩き大深温泉バス停交差点から蒸の湯温 泉へ下って行く。大深温泉バス停には駐車場とトイレがある。
13:55分  蒸の湯温泉着
 蒸の湯温泉駐車場に着いた。これから蒸の湯温泉で汗を流して帰ろう、入浴料金500円をフロントで支払い 外の露天風呂に入ろうと思ったら、今日は新しい露天風呂の工事中で湯が出ないという。残念だが宿の中にも 露天風呂があるのでそちらで我慢する事にした。
湯は乳白色だが臭いはあまり感じない、とろりとした感触がする。内湯には石鹸、シャンプーが備え付けられてい るがシャワーは無い。男湯の方は内湯から露天風呂にベランダを歩いていく事が出来る。しかし女性用露天風呂 は内湯から離れているので一旦着替えるか、バスタオルを体に巻いて廊下を少しだけ歩いて露天風呂に向かうこ とになる。露天風呂から八幡平方面の山並みを眺めながらの入浴は気持ちが良い。
ゆっくり浸かって家路に着いた。
登山道脇に咲いていた花
アスピーテライン登山口近くの
登山道
蒸の湯登山口→15分→大谷地→13分→長沼→24分→ブシ谷地→28分→急登上のベンチ→33 分→草の湯分岐→29分→八幡平山頂→26分→田代沼→58分→アスピーテライン登山口→21分 →蒸の湯登山口

蒸の湯登山口→2時間22分→山頂
蒸の湯登山口→4時間07分→蒸の湯登山口(周回コース)「山頂休憩時間除き」
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