八幡平蒸の湯コース1
2003年9月5日(金)曇り
 八幡平の登山道の中で秋田県側から登るルートを歩いてみました。
蒸の湯コースは秋田県鹿角市蒸の湯温泉に登山口があります。八幡平山頂まで約6km標高差530m登り 約3時間のコースです。見所は大谷地、ブシ谷地の湿原と長沼、そしてアオモリトドマツの森、八幡平山頂からの 展望といったところでしょうか。そして下山後に蒸の湯温泉の露天風呂に入って汗と疲れを落とす、この楽しみも 大きな魅力の一つです。
今回蒸の湯コースを登りに使い復路はアスピーテライン沿いの登山道を下ってみました。
八幡平
標 高  1613、3m
所在地  岩手県、秋田県の境界
蒸の湯温泉バス停駐車場
蒸の湯温泉正面
9:35分  蒸の湯温泉登山口出発
 蒸の湯温泉には定期バスが通っていて温泉のすぐ脇にワンマンバスの旋回所を兼ねた広い駐車場がある。バス の旋回の邪魔にならないように車を止めて出発、蒸の湯温泉のフロント前を通って林道を奥へ進んで行く。右手 には盛んにガスが噴出している沢があり、その近くに周りを板で囲っただけの露天風呂が作られている。周囲の山 や木々を眺めながら湯に浸かる開放的な露天風呂、下山後の入浴が楽しみだ。
9:45分  大沼温泉分岐着
蒸の湯温泉から0,4km  八幡平山頂へ5,5km 大沼へ2,2km
 ここから右に進むと大沼温泉へ向かう道になる、直進すると60mほどで大谷地に着く。
道の右手に蒸の湯温泉の露天風呂がある
(この道は一般の車は通行出来ない)
大沼分岐
ここまで林道が通っている、
この先から登山道になる
9:48分  大谷地着
 大谷地は広い湿原になっていて沼もある。殆どの花は咲き終わり咲いているのはリンドウぐらいか。
湿原脇の登山道には木道が設置されている、そして湿原に張り出すようにも木道が敷かれていてハイカーが湿 原に足を踏み入れることなく観察が出来るように配慮されている。このコースは1995年9月9日に一度通ったこ とがある、その当時は木道等は無かったのだがその後随分整備されたようだ。
ここから長沼までは緩やかな登りになる。
大谷地
大谷地脇の登山道
10:03分  長沼着
蒸の湯から1,3km ブシ谷地へ1,1km 八幡平山頂まで4,6km
 長沼に到着、8年前には無かったがベンチが2個と東屋が建てられていた。訪れる人が多いと見えて足元が踏 み込まれている。此処までの登山道はよく整備されていて草や木の枝が体に触るようなところは殆ど無いが、露の あるときには膝下が少し濡れるかもしれない。
この先登山道は長沼の南側に廻り込んで沼の端の湿地を横切る、湿地には木道が整備されているので足元は 快適だ。そして一旦登りになり長沼とブシ谷地の間にある尾根を乗り越えて行く、尾根から少し下ってブシ谷地 に着いた。
 
長 沼
長沼脇の登山道
10:27分  ブシ谷地着
長沼から1,1km 山頂まで3,5km
 ブシ谷地に下り立つと正面には八幡平の山頂方向から伸びてきた山体が急斜面になって落ち込み、後ろは長 沼との間の尾根に挟まれて広い窪地になっている。谷地の中央には木道が設置されているが主に左側(北)は 草地状になっていて右側(南)は笹薮と雑木に覆われている。木道脇の草は刈り払われていて歩きやすい、登 山道脇にはリンドウとトリカブトが咲いているが殆どの花は咲き終わっている。8年前にはこの木道は無かった、此 処までの登山道にもぬかるむ様な場所には木道が設置されていて大変歩きやすくなっている。
 ブシ谷地を過ぎると急斜面の登りが待っている、此処がこのコース一番の難所だ、標高差約190mを一気に 登ることになる。
ブシ谷地から八幡平方向を眺める
ここから正面の山へ急登していく
ブシ谷地の木道
ブシ谷地のトリカブト
日照不足の為か色が薄かった
山行きの記録
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八幡平蒸の湯コース2
えんど
ブシ谷地の木道北側
花は殆ど咲き終わっている