冬の栗駒山登山の定番コース、宮城県栗原市にある「いこいの村栗駒」から山頂までカンジキで歩く。いわかがみ平の駐車場から上の中央コースは藪が多く、その上雪の表面が最中の皮状に硬くなっていて、山スキーでの快適な滑走は望めない感じだった。

 国道4号線を南下して平泉町へ向かう。JR平泉駅前の十字路交差点から右折して県道31号へ入り、毛越寺、達谷窟を右に見ながら走る。やがてT字路に行き当たり国道342号に合流する。右折して国道342号に入り、すぐ右側にあるサハラガラス館前から左折して橋を渡る。橋の下には磐井川の名勝地、厳美渓が見える。
 橋を渡り道なりに進むと十字路で県道240号と交差する。この十字路に「栗駒山への道」いわかがみ平36km、いこいの村栗駒32kmの案内標識が立っている。案内表示に従い、十字路を右折して進む。この先国道457号、県道42号へと進んでいくのだが、交差点には「栗駒山への道」と書かれた案内標識が立っている。
 栗駒ダムを過ぎたところで右から合流する道がある。県道49号「栗駒衣川線」、岩手からいわかがみ平へ向かう場合は、国道342号をまっすぐ須川温泉へ向かい、途中で左折して県道49号を通って来たほうが近道になる。国道342号と県道49号のT字路交差点にも「栗駒山への道」案内標識が立っているので分かりやすい。
 しかし県道49号は、宮城県側の山道が狭いので、積雪期には注意が必要になる。そんな事もあって今回宮城県側を迂回してみた。帰路は49号を通ってみたが路面に積雪は全く無かった。
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えんど
栗駒山
2007年02月20日(火) 晴れ
所在地  岩手県、宮城県、秋田県境界
標  高  1627.4m
    県道240号交差点 ↑          と栗駒山への案内標識 →
栗駒山への案内標識↑         こちらは国道342号と県道49号T字路交差点 ↑ 正面に栗駒山が見える
8:00分  いこいの村栗駒を出発
 いわかがみ平へ向かう県道は、いこいの村栗駒から先は積雪のため冬期通行止めになっている。アルミカンジキを履いて出発。(登山届は「いこいの村栗駒」のフロントに提出するようになっています)積雪はこの辺りで1mぐらい、先日の日曜日のものだろうか・・スキーとスノーシューらしいトレースが残っている。カンジキの沈み込みは5cmぐらい、ラッセルなしで進む。
県道はカーブを繰り返しながら進んでいくが、いこいの村を出て最初のカーブは大きく左に迂回している。最初のカーブを左に回り込んだ辺りから県道を外れて真っ直ぐに斜面を登ることにする。雪が締まっているのでカンジキの沈み込みは少ない。雪に埋まった県道を横切りながら、いわかがみ平へ向かって直登して行く。
駒の湯十文字の手前まで来ると、正面に栗駒山が見えてきた↑
栗駒山↓
↓東栗駒山
いこいの村栗駒に到着 ↑
雪に埋もれた県道をいわかがみ平へ向かう→
最初のカーブを回りこんで間もなく、斜面を直登して近道をする。

←陽射しを浴びながらブナ林を登る。
8:52分  いわかがみ平駐車場着
 いわかがみ平の避難小屋は駐車場のトイレの直ぐ下に有る。コンクリートブロック作りの建物。入口は雪の吹き溜まりになって埋もれている。鉄製のドアは内側に開く扉だが、少し変形していて完全には閉まらない。ドアノブをロープで外側に引っ張って止めてある。内部は6畳ぐらいの広さが有る。トイレは無し、換気用の小さな穴が壁に一箇所開いているが、窓は密閉されているのでガスコンロの使用時は注意が必要だと思う。
いわかがみ平に到着 ↑
栗駒山↓
↓東栗駒山
いわかがみ平避難小屋 ↑
いわかがみ平避難小屋内部 ↑
9:00分  いわかがみ平出発
駐車場の上にあるレストハウスは、雪に埋もれていて休憩するような場所は無い。夏道の中央コースに沿って登って行く。南斜面の中央コース、雪の表面が最中の皮状になっていて一見硬く締まっているように見えるのだが、体重を掛けると踏抜いてしまう、少々歩きづらい。積雪は前回2003年1月の時に比べると少ないように感じる。藪が多くてスキーでの滑走はとても快適とはいえないだろう、カンジキを選んだのは正解だった。
いわかがみ平から先は夏道に沿って登る ↑
栗駒山↓
いわかがみ平駐車場トイレ ↑
冬期は使用できない