コース左手に見える標高1408mのなだらかなピーク付近まで登ってくると山頂はすぐ目の前だ。真っ白い栗駒山の山体とコバルトブルーの空と..素晴らしいコン トラストを描いている。
この先は藪が少なくなり雪面は硬く締まっている。もうカンジキはいらない、ツボ足になりザックも置いて山頂へ向かう。山頂から東に伸びる稜線に取りついた。テカテカと光る雪面、南斜面は凍っている。北側に少し回り込むようにして登る。ツボ足でも大丈夫だが、風の強い時には軽アイゼンがあると安心だと思う。
 山頂直下の急斜面、立ち止まって北方を眺めると焼石連峰の山々がはっきりと見える。素晴らしい展望だ。足もとの雪面を見ると山頂に近づくにつれ 次第にザラザラと毛羽立ってきている、良く見ると不完全ながらエビの尻尾のようだ。冬山の楽しみの一つは山頂にできる雪の造形美だが、今日はどんな作品が有るだろうか、ワクワクしながら山頂に向う。
栗駒山2
2007年02月20日(火) 晴れ
所在地  岩手県、宮城県、秋田県境界
標  高  1627.4m
天竺山↓
↓経塚山
焼石岳↓
北方に焼石連峰が見える(山頂で撮影)↑     栗駒山頂のモンスターが見えてきた↓
山頂標柱↓
↓山頂のお社
 山頂はエビの尻尾だらけ、雪像も雪面も大小のエビの尻尾で被われている。そして幾つもの雪の造形物、中でも山頂標柱とお社のモンスターは素晴らしい。南面は樹氷を思わせるような穏やかな表情、しかし裏に回ると何とも奇怪な表情を見せてくれる。雪のモンスター、実に不思議なものだ。
 快晴の山頂からは360度の大展望!特に今回楽しみにしていたのは西方に見える未踏の山々だった。早速地図を広げて山座同定にとりかかる。北西方向から、鳥海山、高松岳、神室連峰、虎毛山、月山、禿岳、そしてかすかに見える朝日連峰・・登ってみたい山々ばかり・・。神室連峰、花の名山、今年こそは歩いてみよう。
山頂標柱↓
山頂のお社↓
山頂を北西側(風上側)から眺める ↑
山頂から西方向を眺める ↑
山頂から南西方向を眺める ↑
高松岳↓
鳥海山↓
神室山↓
虎毛山↓
虎毛山↓
月山↓
禿岳↓
山頂を西方向から眺める ↑
下山途中に単独行の男性2人と交差する。一人はカンジキ、もう一人はスキー。今日は最高ですね・・と挨拶をかわす。
12:35分  下山する
 下山後は「いこいの村栗駒」で入浴(入浴のみ500円)、汗を流す。露天風呂は無いが、大浴場の大きなガラス窓越しに下界の展望が楽しめる。
「いこいの村栗駒」のHPはこちら
いこいの村栗駒→52分→いわかがみ平→1時間48分→山頂

いこいの村栗駒→2時間40分→山頂
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えんど