初冬のつぶ沼コース1
2002年12月2日(月)快晴
所在地  岩手県胆沢町
      
 今朝は快晴無風の良い天気、雪化粧した焼石連峰には雲一つ掛かっていない。11月は荒天が続き山には行けなかったので久しぶりの山行きになった。今日の目的は焼石岳の登山ルートの一つ、つぶ沼コースを銀明水避難小屋まで歩いてみること。つぶ沼コースは春の残雪期に焼石岳への最短コースとして利用されているようだが、冬季の焼石岳登山ルートとしても利用できないものだろうかと思い立った。今年3月下旬に長靴履きでつぶ沼コースを銀明水まで歩いてみたが、幾つかの不安点があったので今回は冬季登山の下見を兼ねてポイントを確認しながら歩いてみることにした。
8:16分  第1ゲート出発
 国道397号は石淵ダム上のゲートが締まり冬季通行止になっている。ゲート前に車を止めて歩き出した。路面には雪がまったく積もっていない、冬季閉鎖になる前に除雪してその後はまとまった雪が降っていないようだ。今回の装備はゴム長靴とカンジキ、日帰り荷物、スキー服上下を着込んでいる。
(焼石岳)
国道397号、石淵ダム上のゲート、来春まで通行止が続く
ゲート手前の駐車場と路面に10台ぐらい止められる
8:53分  つぶ沼登山口着
 国道397号を歩いて登山口に着いた。国道の路面には雪が無かったが登山口付近で10cmほどの積雪が有る。登山道に入るとごく最近歩いたと思われる登山者の踏み跡が有って大変歩きやすい。
コースには適当な間隔で真新しい赤布が括り付けてあり「朋友会」の記名がある。2m以上の高さに取りつけてあるので冬季にも目印として役立ちそうだ。そして登山道脇の木の幹にも赤ペンキで印がある。
9:28分  登山口から1、5km地点着
 ここは分岐になっていて右に進むと尾根のコース、直進するとなだらかな林間コースになる。楽に歩ける直進コースーを進む。
つぶ沼登山口と
登山者名簿格納ボックス
コース目印の新しい赤布がくくり付けてある
金山沢手前の分岐
冬コースは写真正面の瘠せ尾根を登って行く
登山道方向
冬道はこの尾根を登る
9:50分  金山沢手前の分岐着
 ここで尾根コースと合流する。ここは瘠せ尾根の鞍部になっていて金山沢の水音が聞こえてくる。金山沢はまだ雪に埋もれていないが、冬季から4月の残雪期には沢がすっぽりと雪に覆われてしまいカンジキでの渡渉は危険な状態になる。そこで冬季には金山沢の西側の尾根を登って行き石沼の上部でつぶ沼コースと合流することになる。
瘠せ尾根は積雪50cmぐらい、まだ藪が雪に埋っていないのでかなり登り辛そうな急斜面だ。今日は登山道を迂回して先に進む事にする。
登山口から1、5km地点の分岐
金山沢の渡渉点
9:56分  金山沢着
 分岐から金山沢に下りる。渡渉点は石が露出しているので不安なく渡り終えた。ここからは尾根に取りついて急斜面の登りになる。登りきると東方の視界が開けて真っ白な早池峰山が遠く見えてきた。
10:21分  登山口から2、9km地点分岐着
 ここから右に登って行くと岳山経由尾根のコース、左がなだらかなコース、左のコースを進む。
10:30分  岳山コースとの合流点着
 岳山コースと合流する。
10:34分  石沼着
 登山口から2、2km銀明水へ2、7km、石沼の向こうに天竺山、経塚山が見える。
岳山コースとの合流点
岳山方向↑
なだらかコース方向→
石沼の上に天竺山(左)と経塚山(右)が見える
10:45分  冬山コースとの合流点着
 石沼を過ぎると尾根は次第に狭くなっていく、そしてつぶ沼コースと金山沢の西側の冬コースとの合流点に着いた。これといって目印や特徴は無い場所だが、少し斜面を下ってみると南に向ってなだらかな尾根が伸びているのがわかる。
ここを過ぎるとつぶ沼コースは瘠せ尾根の下りになる。下り終えると次第に尾根が広くなり特徴の無いだらだらとした林間の道になる。目印の赤布が枝についているのでコースは解るが積雪が多くなる冬季はどうだろうか?この辺から中沼コース分岐までの間が迷い易い場所だ。写真を撮り地形を頭に入れておくことにしよう。
10:55分  登山口から3,0km地点着
銀明水へ1、9km地点に着いた。標柱が今にも雪にうずもれてしまいそうになっている、積雪は1mぐらいだろうか。
銀明水まで1,9km地点の道標
銀明水まで1,9km付近のブナ林
中央が登山道
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