八幡平安比岳コース1
2002年9月5日(木)曇り
所在地  岩手県安代町
安比岳コースは安比高原の奥の牧場に登山口があって、八幡平の東側に有る安比岳を経由して八幡 平山頂まで8、1km(3時間30分〜4時間)のコース。途中の安比川沿いには安比温泉があり、オオシ ラビソを主体とした鬱蒼とした原生林、そして八幡沼付近の湿原、お花畑など八幡平の魅力をたっぷりと 味わう事ができる。今回は八幡平山頂までのピストン、そして下山途中には安比温泉で入浴してみるこ とにした。
東北自動車道を松尾八幡平ICで下りて安比高原に向かう、安比グランドホテルと牧場の間の道を上っ て行くと5分程で「ブナの駅」へ向かう交差点に着く、左の道に入って500m進むと「ブナの駅」に着く。こ こから先の林道は砂利道になる、進むほどに悪路になるが何処までも真っ直ぐ進んで行くと赤川の砂防 ダムに行き着いて道は行き止まりになる。(ブナの駅から約3、3km)
8:23分  登山口出発
 林道の終点には5〜6台ほど止められそうだ。砂防ダムの堰堤の下を歩いて対岸に渡ると「安比歩道 入り口、黒谷地、八幡沼歩道まで5、9km」の標識が立っている。
ここから安比岳コースの始まりだ。歩き始めて直ぐ、左側の沢に水場があった。ここから安比川の渡渉点 までの間に3ヶ所の水場があるがいずれも沢の中にあり、完全な涌き水では無いようだ。林間の緩やかな 登りが続く。
8:33分  安比、茶臼コース分岐着
茶臼岳まで4、3km
左に進むと茶臼岳、右が安比岳コースの分岐に着いた、右の安比岳コースを進んで行く。ここから先、登 山道の右側が崩れ落ちている個所が有ったがつい最近補修されてロープも設置してあった。
8:46分  安比川の渡渉点着
 安比川の渡渉点に着いた。ここから安比川の河原をさかのぼっていくと10分程で安比温泉に着く。し かし、案内標識に従うと一旦登山道を登り山道を安比温泉の対岸まで進んでから安比川を渡る様にな っている。山道を迂回しても温泉まで15分程なので安全のためには迂回コースを選んで温泉に向かった 方が良いだろう。安比川を渡ってからは左に安比川の水音を聞きながらキツイ登りが続く。
8:57分  安比温泉分岐着
 ここの分岐から左に下って安比川を渡ると5分ほどで安比温泉に着く。ここからは次第にアップダウンの ある道になっていく。この辺まで来ると針葉樹が混じった鬱蒼とした原生林になった。
9:10分  サワグルミの森着
 一面サワグルミの森が広がっている。梢の間から正面に安比岳の山頂がチラチラと見え隠れしているが、 随分高く見える。
9:18分  湿原への分岐着
 サワグルミの森の端についた。ちょうど安比岳の山体の真下、登山口から約2、95km地点だ。ここから は安比岳の山頂まで標高差200mの一気登りが始まる。そしてこの場所から右にある湿原に向かって 登山道が伸びている。安比岳の上から眺めると池塘が見えたので帰り道に湿原まで行って見たが一面の 枯れ野原ばかり、木道などは整備されていない。湿原の端から眺めるだけなので池塘は見えなかった。 奥にもう一つ湿原が有るはずだが道が無くて行く事は出来なかった。
 安比岳のピークは南北に二つあって登山道は鞍部の南に向かって伸びている。刈り払いは充分なので 歩き安いがキツイ登りだ、登るほどに東側の展望が開けてきた。
9:40分  尾根に着く
 尾根は木々に覆われていて展望は良くないがさっきの湿原と池塘が見える。そして湿原の更に遠くには 安比グランドホテルが霞んで見える。ここから林間の尾根道を登り三角点に着いた。
9:54分  安比岳三角点着
 周囲のササを刈り払って三角点の礎石が顔を出している。この場所を96年に通った時には安比岳山 頂の標識がぶら下がっていて記念写真を撮ったのだったが、ここは山頂では無かったようだ。その時は三角 点の礎石は藪の中で見えなかったのだが、最近ササを刈り払い三角点の礎石を探し出したようだ。ここか らはなだらかな登り道が続く、原生林に覆われた広い尾根を進んで安比岳山頂の真下に着いた。
山行きの記録へ
トップへ
八幡平安比岳コース2
次のページ→
林道終点の駐車場
赤川を渡ると安比歩道入り口の標識がある
安比川沿いの登山道
安比川の渡渉点
サワグルミの森の中を進む
安比岳東側の湿原
安比岳東側の湿原を安比岳の尾根から眺めると池塘が見える
安比岳鞍部の尾根、ここから振り返ると 安比高原が見える
安比岳三角点