大沢温泉
2002年6月4日(火)
所在地  岩手県花巻市の西方
       南花巻温泉郷
 大沢温泉の歴史は古い。 延歴年間(約1,200年前)にはすでに利用されていたようだ。征夷大将軍坂上田村麻呂 が蝦夷軍の毒矢で負傷した際、大沢の湯に入浴してほどなく傷が癒えたという伝説がある そうだ。
そして宮澤賢治も少年の頃、父に連れられ大沢温泉に幾度となく訪れたと言う。また後年 花巻農学校の教師時代には、生徒たちを引き連れて湯浴みに来ていると言う。
(菊水館)
豊沢川沿いの大露天風呂「大沢の湯」と菊水館自炊部、
写真手前左側に菊水館の玄関が有る。
豊沢川に架かる木の橋を渡って自炊部と大露天風呂へ向う。
自炊部の下流には棟続きの「山水閣」がある。
豊沢川沿いの大露天風呂「大沢の湯」
泉質は硫化水素泉(弱アルカリ性単純温泉)無色透明さらりとした肌触りの湯だ。
少し熱めの湯が湯船の底から露天風呂の奥の方に向って湧き出している
長湯をするには入り口付近がお勧めだ。
対岸の藁葺き屋根の宿と木々の緑を眺めながらゆったりと浸かる
大沢の湯は混浴なのだが脱衣場も男女一緒なので女性の方々は入り口まで来て
引き返していく、脱衣場を男女別にすれば入りやすいだろうと思うのだが。

菊水館には他に内風呂が二つある、「南部の湯」木造風呂(男女別)
「薬師の湯」自炊部大浴場(男女別)

そして棟続きの「山水閣」には
「山水の湯」 山水閣大浴場(男女別)
「山水の湯」 露天風呂(男女別)
「 豊沢の湯」 山水閣半露天風呂(男女別)
「山水閣貸切家族風呂」 が有るようだ。
しかし、菊水館からは「豊沢の湯」以外は利用出来ないことになっている。
大露天風呂から上がって自炊部の廊下を歩いてみた。
木造二階建ての建物で懐かしい雰囲気が漂っている、風呂上りに 冷たい物が飲みたくなった。
売店でポカリを買って、さて何処で飲もうか...
休憩所を探すと自炊部の帳場があった、(こちらも懐かしい雰囲気)
そして帳場の脇にちょっとした広間があってここが休憩所だった。
入ってびっくり!!
やっちゃんは凄くなつかしい、脳裏の奥で埃をかぶっていた
四十年も前の感覚が蘇える
長い間使い込んだ漆塗りの飯台が四つ
何百何千回も汚れが付き、そのつど拭き取りそして
出来上がった模様だ
子供の頃の記憶に一時浸った。
箪笥の上には随分昔の小物が並んでいた
         大沢温泉
〒025-0244 岩手県花巻市湯口字大沢181
菊水館
TEL.0198-25-2233
TEL.0198-25-2452
山水閣
TEL.0198-25-2021
FAX.0198-25-2551
大沢温泉のホームページへ
日帰り入浴400円(石鹸シャンプー付き)
泊り   6700円〜(お一人様料金・一泊二食付き・税別)
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