瑞牆山1
2004年1月5日(月)晴れ
所在地:山梨県須玉町
標  高:2230.2m 
 瑞牆山(みずがきやま)は日本百名山の一つです。長野、山梨県境に立つ同じく日本百名山の一つ金峰山から 、北西に伸びる岩尾根の先に聳え立つ大きな岩山です。金峰山からは直線距離で4kmほどの距離ですので二つ の山を一泊二日で縦走する事も可能です。縦走コース上には金峰山小屋、大日小屋、富士見平小屋などの有 料避難小屋がありますので比較的軽装備での登山が楽しめます。今回は山梨県須玉町の増富温泉の奥にある 瑞牆山荘登山口から登ってみました。

 前日の1月4日は長野県川上村の廻目平キャンプ場から金峰山に登り13時12分キャンプ場に下山する。そし て瑞牆山の西を大きく迂回して登山口のある山梨県須玉町の瑞牆山荘に向かう。信州峠を越えて下って行くと黒 森鉱泉の看板が目に入った。今夜は増富温泉に入って汗を流そうかと思っていたが時間がまだ早いので立ち寄って みる事にした。細い道を数百メートル登っていくと一軒の民家に着いた、一見してとても温泉の湯船があるようには 思えない、山中にある普通の民家の佇まい。コタツで横になっていたおばあさんに話しかけると今先客が入浴中だか らもう少し待ってくれという。どうやら浴槽は一つしか無いらしい、しかも入浴中の先客は一組の男女だという。これで は何時になるか解らない、入ってみたかったが諦めて増富温泉に向かった。
 増富温泉で汗を流し瑞牆山荘に着いたのは16時過ぎだった、瑞牆山荘は冬季休業中、そして登山口のトイレ も閉鎖されていて使えない状態になっている。登山口は瑞牆山荘の直ぐ目の前にあった、そして瑞牆山荘前から富 士見平に向かって林道が延びているのだが、100mほど先に広い駐車場があった。舗装されていて約100台分は 有る。今夜はこの駐車場で夜を過ごすことにする。駐車場には他に2台の車があったが一台は無人、もう一台は薄 暗くなってから駆け込んできた単独男性の車。
左、瑞牆山荘    右、登山口
瑞牆山荘から100m林道を進んだ場所にある無 料駐車場、右の林道は富士見平方面に続く
6:40分  登山口出発
 登山道はミズナラ林の中を進んで行く。富士見平一帯は「富士見平のミズナラ林」として「やまなしの森林100選 」に選ばれているという、見事なミズナラの古木も有って新緑の季節は素晴らしい森が楽しめるのだろう。数百メート ル緩斜面が続いた後急斜面の登りになる。
登山口
登山道はミズナラ林の中を進む
6:57分  林道を横切る
瑞牆山荘から富士見平に向かって伸びている林道に出た。この林道は富士見平小屋の手前まで続いているのだ が一般車両は進入することが出来ない、瑞牆山荘から100m地点にある駐車場の直ぐ先に通行止めのゲートが あり閉鎖されている。
7:08分  尾根に出る
急斜面を登り尾根に出た。尾根の上に木製のベンチが一つ据え付けられている、まるで「ご苦労様座ってひと休み して下さい」と言っているように見える。ベンチに座り正面の林間を透かしてみると瑞牆山が見える、新緑の季節では 全く見えないだろうが落葉した今は岩山のシルエットが浮かび出ている。ここを過ぎるとミズナラ林に針葉樹が混じる ようになってくる。
尾根に出るとベンチがあった
水量の豊富な水場
7:24分  水場着
 富士見平小屋の直ぐ下にある水場に着いた。ここの水は湧水で、冬季にもかかわらず水量は豊富だった。
7:28分  富士見平小屋着
 富士見平小屋(有料)に着いた。緩やかな南斜面に木造平屋建ての小屋、小屋の隣にはトイレが建っている。 今日は管理人さんは不在のようだった、「小屋に用の無い人は中に入らないで下さい」と注意書きがあるので内部の 様子は判らないのだが煙突からは煙が出ていなかった。小屋の前のカラマツ林はテント場になっている、陽射しが入 り明るくて良い雰囲気がする。幕営は有料なので小屋の管理人さんに申し出る事、そしてトイレの使用も有料なの で一回30円をトイレに備え付けの料金箱に入れる事(富士見平小屋利用者と幕営料金を支払った場合は無料 )
富士見平小屋
富士見平小屋前の幕営用地
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えんど