カンクンから3時間ほど北に行くと、マヤの代表的な遺跡「チチエン・イッツア」かある。
約千年前に栄えた文化で、今でもカンクンのある一帯にはマヤの末裔が多く住む。
この遺跡のシンボルはピラミッド。しかしエジプトのような墓ではなく、なんと、カレンダーだ。
ピラミッドには四方に階段があり、それぞれ91段。4つで計364となり、頂上の1段を足すと、1年の日数になる。そしてピラミッドの段数も260段ありこれは農耕の日数を表わしている。
このピラミッドは東西にあっており、春分秋分の日、ピラミッドの影で蛇を描くようになっている。すごい設計だ。
ここの多くの神殿は
天体の運行にしたがった生贄の儀式用であった。生贄は神に近づくためのものだったのだ。
こんなことを隣の遺跡にある天文台で調べていたのである。
この天文台は現在のドームとまったく同じだ。遠目にはわからない。石つくりだから白く映えるのである。