3連続タイダウン
田代幹線の急峻な山登り区間で、3基連続したタイダウンを装備した懸垂型
鉄塔が存在します。
一般的にタイダウンは窪みの場所等、使用箇所が限定されていますが、
ここでは連続した勾配区間で使用されています。
本来ならば耐張型鉄塔が使われると思われます。
田代幹線は険しい山岳地帯を通過しているせいか、タイダウン装備の鉄塔は
他の幹線鉄塔に比べ圧倒的に多いです。
96号の位置から、97号を撮影
97、98、99号とタイダウン型鉄塔が連なる。
97号は電線支持がV字になる為、タイダウン型が使われる典型的な例である
急傾斜地に位置する98号
97号より高い位置にあり、長径間で更に高い位置にある99号に電線を渡している。
この鉄塔は懸垂型鉄塔がよさそうに思う。
99号の位置から98号→97号を撮影
同じタイダウンだが、上部の腕金の形状が違う
手前の鉄塔は耐張型とほぼ同じ部材を使っており、頑丈な鉄塔になっている
99号の鉄塔
98号から遥か上に位置し、急勾配の事がわかると思う。
100号は更に上に位置し、電線が同じ角度で上がっていく。
撮影場所も急傾斜の為、鉄塔上部と同じ位置になってしまう。
この場所は身延から朝霧にかけて、険しい山登りをする区間で、
この先、101−102号間は350メートル以上を登る区間が有り、
一目で圧倒されます。