いのちの誕生
をびや許し
 をびや許しは親神様が人間を創めかけられた、人間宿し込みの元のぢばから出される安産の許しです。これを頂き、親神様にもたれてお産にのぞむなら、どんな人でも安産させて頂くことができます。妊娠6カ月目に入れば、いつでも頂くことができます。
胎内のご守護
ーーーーーーーーお母さんになられる方へーーーーーーーー
十全の守護
1ヶ月目 くにとこたちのみこと様の眼うるおいのご守護によって水一滴を女性の胎内に宿してくださいます。
低い澄んだ心にいらせて頂き、親や目上の方をたて、夫婦の間でも、お互いの良いところを見て、共に思いやりの心で暮らしましょう。
2ヶ月目 をもたりのみこと様のぬくみのご守護で、温かい血の固まりなり、心臓の働きが始まります。温かい言葉、態度、心遣いを学びましょう。
2ヶ月目までは月日親神様の理です。親孝行の心を定め、人を育てる親心をもたせてもらいましょう。
3ヶ月目 くにさづちのみこと様の皮つなぎのご守護で血の固まりに皮を張ってくださいます。慎みの心をもち、切れるところをつなぎ、人をいたわる、つなぎの心を育てましょう。「おはようございます」「ありがとう」「お元気ですか」一言のつなぎを大切に。
4ヶ月目 月よみのみこと様の骨つっぱりのご守護で骨ができます。男女の別もできてきます。自分の我を通さず折れるべきところは折れ、立てるべきところは立てる。素直に親や夫の思いを立て、人を陰で支えさせてもらう心を遣いましょう。
5ヶ月目 くもよみのみこと様の飲み食い出入りのご守護で、へその緒を通して飲み食いの働きがさかんになります。成ってくることを喜んで、選り好みなく、ありがたく受ける心を作りましょう。まず、親神様、教祖にお礼を申し上げて、頂戴する心が大切です。
6ヶ月目 かしこねのみこと様の息吹き分けのご守護が始まります。荒い言葉、切る言葉を出さないよう、優しい言葉、人を生かす言葉を使わせて頂きましょう。又、聞き分け上手になることも大切です。この月からをびや許しを頂くことができます。
7ヶ月目 たいしょく天のみこと様の切ること一切のご守護の理が現れて、目鼻耳口すべてを開けて頂きます。執着を断ち切り、思い切る心、成人への仕切りの心を作りましょう。
8ヶ月目 をふとのべのみこと様の引き出しのお働きによって、胎児の身長を引き伸ばして頂き、体重も増えてきます。人をほめ、人を伸ばし、人の出世、人の幸せを喜ぶ心になりましょう。
9・10ヶ月目 いざなぎのみこと様、いざなみのみこと様の種、苗代のご守護の理で、足らぬところのないように整えて頂いて、月満ちて、いよいよこの世に生み出して頂くのです。今まで学んだことをしっかり心に治め、素直なひとすじ心になりましょう。
天理教婦人会「命をはぐくむ」より