メッシュホースのホース交換

 


                        

  ◆ 1度ブレーキホースをメッシュに変更して、ハンドルやブレーキなどを交換したら長さが足りずまたホースを
     買い直した。なぁ〜んて人は少なくないと思います。ブレーキホースはフルオーダー可能ですし、ホースの長さ
     だけ後から交換する事も可能です。ブレーキホースのフィッティング部がオリーブ方式ならば交換できます。
     交換できないのはプロトのスウェジライン。この場合だと接続部がフレアー方式の為変更は難しいらしい。

  ◆ ホース交換で用意する物。
     ブレーキホース(私のはクリアーコーティングしてある物)1メートルで¥2,500
     オリーブ ¥100(一本に2個使用) 
     切断用工具・・・高速カッターもしくはサンダー。

        


ブレーキホースの構造は、樹脂製のチューブの外側をステンメッシュで覆いかぶしてある作りになっている。これは
圧力による膨張を最小限に抑えるためこのようにメッシユが巻かれているのですね。
 ホース取り付け部を分解してみます。バンジョーボルトが取り付けられる丸いフィッティングと赤アルマイトの
金具、この真中にオリーブと言うアルミの小さな接続具が入る。私のホースはアールズのカタログに記載されて
ました。フィッティングと締め付け金具が一体式に成っており、ホース接続のさいよじれを防止できるタイプです。
先端部も少し形状が違い、筒状の突起が出てます。これは取り付けがとても楽なのでお奨めです。
 

        


ホースを切断工具で切断します。断面はなるべく水平に切断する事。サンダーの刃で平らにならすと良い。
ホース先端5センチ位の被服をはがします。次に赤い取り付け金具をホースに差し込む。先端部のメッシュを
少しほぐし、樹脂チューブげ出てくるようにする。出てきた樹脂チューブにアルミオリーブを差し込む。
この時工具を使用すると、アルミ製なのですぐ変形してしまうので手でねじ込むか、柔らかい布の上でゆっくり
押し込むようにする。 メッシュの余分なバリはニッパー等で少しカットしておく。
※ アルマイトの金具部には、ビニールテープやマスキングテープ等を巻いて作業すると傷が付かないので良い。
  もし傷ついてしまったら、油性の同色マジックを塗ると意外と目立たないですよ。
 

     


オリーブを差し込んだらフィッティングを差込、金具を閉めこんで完成。ホースの片側だけは本締めしてしまって
よい。必ず片側だけを本締めする。もう片方は全て組み付け、よじれや遊びを調節した後に閉めこむ。
あまり強く締めすぎると中がつぶれ過ぎて、かえってオイル漏れの原因になってしまうので注意が必要。
少し緩いかな?くらいが丁度良いかも。
 



全て組み付けてバンジョ―ボルトも締め付け遊び量やよじれも調節したらもう片方の金具の本締めをする。
この金具は回り止め構造に成ってる為アルマイトの金具にレンチー等をかけ固定し、フィッティング側の金具を
レンチ等で締めこんでやる。そうすればよじれずに取り付けが可能です。エアー抜き後、2、3日はフィッティング
部等よりオイルもれが無いかチェックが必要。
  
※ 今回作成したときのホース長は、750mmと710mmの2本。ローバー程度のハンドルならこの長さで
  いけると思います。