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Wシールバック6勝5敗 L清水直10勝7敗 HRクローマー16(2) オバンドー21(3) メイ15 小笠原26
-STARTING MEMBER-
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お盆真っ只中の8月16日。前日受けてきた仕事を上げたあとは大してやることもなく、年間でも一番ヒマな時期を体感。
とっとと上がってドームへ。
先発はシールバックと清水直行。すでに2ケタ勝っている清水直にFsはイマイチ相性が悪い。
かたやシールバックは開幕直後勝ちを重ねたものの、それ以降はピリッとしていない。
互いにコントロールが落ち着けば好投するタイプである。
私がドームに入ってすぐ動き。
2回裏・先頭オバンドーがセンター前ヒット。そして続くクローマーが左中間スタンドへドッカ〜ン!
苦手清水直から見事に先制点を奪う。2-0。
3回裏・一死から金子・石本が連続ライト前ヒット。オガはファーストゴロで二死二・三塁。
ここでオバンドーがやってくれた! 左中間深く、クローマーよりバックスクリーンに近いところにまたまたドッカ〜ン!
3ラン! 助っ人コンビで序盤に5点を叩き出した。5-0。
先発の二人は同じような使い方でカーブを投げる。
キレは清水直の方が上。上からガクンと落ちてくる鋭いカーブだ。
シールのカーブはミンチーやヤーナルのようなベローンとしたもの。狙われると危ない球でもある。
速球も清水直の方が速い。つまり清水直はストレートとカーブの緩急、シールは三振を狙わず制球で打たせてとる攻め方になる。
制球が安定しないときは、シールの方が崩れやすい。清水直には球のスピードがある分ごまかしが効くわけだ。
5回表・二死から清水将海がライト前ヒット。…そういえば、ロッテは清水バッテリーってことか。
さらによくスコアボードを見てみると、5・6番が逆になっている以外、7つの打順が両チーム同じ守備位置の選手が入っている。
この守備位置だとこの打順… なんて法則はハッキリはないが、ありがちな打順&ポジションの組み合わせではある。
そんなことを考えているうち、酒井もツーベースで続いて、バッターは小坂。
しかし、セカンドゴロに斬る。5点差で小坂、何にも怖いことはなかった。
5回裏は三者凡退。YMCAが始まる。
この日は「ファイターズ・フライヤーズOBナイト」ということで、往年の名選手がスタンドに来ている。
私はその近辺で観ていたのだが、確認しただけでも高橋直樹、木田勇、西園寺昭夫という面々が。
木田氏は始球式を担当したらしい。YMCAのあとの「ファイターズ・メモリアル」も木田氏。
オーロラビジョンに映し出され、笑顔で手を振っていた。私のナナメうしろの方で(笑み)
そして凄かったのは直さんこと高橋直樹氏。現在メジャーリーグの解説者としてお馴染みのヒゲのおじさん。
メガネとヒゲというわかりやすい風貌でひとりで座っていた直さんには、老若男女問わず次から次へとサインや写真を求めて客がやって来る。
とくに、少年野球チームまるごとで観に来ているところなんかは、指導者が教えてるんだろうが、
誰なんだかわかってないだろうに全員がかわるがわるサインをもらいに来た。
ほんとは解説もサインもせず、じっくりプロ野球を観てみたいんだろうに。それでもまったく拒否せずに笑顔で応対する姿、感服。
現役時代も後楽園の駐車場にファンが列をつくっても、ひとり残らずサインをしてあげたとか。
この日も8回で引き上げるまで、ずーっとサインだった。
そんな直さんは37歳でFsから広島へトレード、広島ではまったく活躍できずに西武へ移ると、そこから復活。
最後は41歳で巨人に移ったものの、ほとんど二軍暮らしで引退した。根っからのパ・リーガーである。
木田氏はルーキーでタイトルを総ナメ(MVP・新人王・最優秀防御率・最多勝・最高勝率・最多奪三振)した凄い人。
しかしその後は下降線を辿るのみ。大洋・中日では中継ぎが精一杯だった。
西園寺氏は1962年の東映フライヤーズ優勝のときのトップバッターだったそうだ。その後アトムズ、阪神と移っている。
みんな、Fsでプロ人生を全うしたわけではなく、あちこちへ移り栄光と苦労を経験してきたのだ。
3人とも引退してもブクブク太ることはなく、カッコイイオッサンとして頑張っている(笑み)
6回表。ポンポーンと二死を獲ったシール。「初球油断すんな」と言おうと思ったら、もうメイの当たりはライトスタンドへ入っていた。
ま、言ったところで届きやしないんだけどね。5-1。
7回表・代打大塚登場。ショートへの内野安打で出塁。
次にこの日上がってきた佐藤幸彦が代打。これをショートフライに斬ると、さらには大村巌の登場。
なんと一軍今季初登場。佐藤とともに、勝負強い右の外野手として頑張っていたが、今季はふたりとも厳しい状況に立たされている。
沸き上がるイワオコールのなか、あっさりショートゴロで併殺。アピールはできなかった。
7回裏・先頭の林の応援歌は片岡のものが使われた。ここまでヒットがなかったが、この応援歌効果か、サードの頭を越えるヒット!
トレード成立当時にケイジバンで「出番があれば活躍」を予言した私は、やっとこさ生で林のヒットを拝むことができた。
しかし、清水直の前にあとが続かず、序盤の得点っきり追加点がない。
8回表・一死から小坂・サブローの連打。福浦にはなんとデッドボールで、一死満塁で先程一発を喰らったメイに回ってしまった。
ここでカーブを効果的に使うシール。メイは引っかけてファーストゴロ。オガは迷わず二塁へ送球。
さらに二塁から一塁のカバーに入ったシールへ転送して併殺完成! シールがガッツポーズでベンチへ帰ってきた。
どの送球も難しい角度のもので、メイの脚だったからこそ成立したゲッツーでもあったが、プロならではの気持ちいいものだった。
満塁から1点も許さなかったのは立派立派。
その裏・オガがレフトへ流し打ちの一発! 7月9日に見たのと同じ「なんでアレがスタンドに入るの!?」という弾丸ライナーだった。
相手が前の攻撃であれだけ攻めながら1点を獲れずに終わったところにこのソロ。相手のダメージは大きいだろう。
試合は決した。6-1。
9回表・試合が決したときの9回はもちろん井場である(笑み)
セーブがつかない場面ではきっちり抑えるはずだったが、初芝、辻にヒットを打たれると、酒井のタイムリーを浴びて6-2とされる。
レフトスタンドが盛り上がる中、小坂を三振に斬ってなんとかゲームセット。
井場が正味の抑えに戻るには、まだまだ時間が要りそうだ。
ヒーローインタビューはシールバック。東京ドーム開幕戦の勝利のときもコイツのインタビューを見たな。
終わってみると四球1・死球1。制球が安定すれば勝てるということだ。
この日はクローマーとオバンドーがホームランで、助っ人3人が活躍した。
さらには、オガも一発なので、クリーンナップ3人くくりでも全員活躍ということになる。「3人の日」だった。
そういえば、7回表も3人全員代打だった(笑み)
【●●●今季観戦通算 5勝5敗 勝率.500●●●】