Vol.10 クイナの仲間
(ツル目ミフウズラ科1種、クイナ科12種、ノガン科2種)

写真リスト
ヤンバルクイナ シロハラクイナ ツルクイナ


「ミフウズラを見に行った時...」

デジャ・ブ?まあ、まあ、そう言わずに読んで下さいな。)

ミフウズラは、琉球諸島にいるので本州では見ることが出来ません。 以前、奄美大島に行った時見るチャンスが訪れました。 サトウキビ畑に行けば見ることが出来るとの情報をゲット。 奄美大島では、空港の周辺のなだらかな傾斜地にサトウキビ畑が広がっています。

「そこへ行ってみよう!」
ミフウズラってどれぐらいの大きさなんですかね?」

サトウキビ畑に到着してみると、 結構広くて、どこを探して良いやら分かりません。 さんざん探し回った挙げ句、 サトウキビ畑の端のほうにあるあぜ道を、
とことこ歩くミフウズラを発見!
見事に確認に成功しました。

「見れて良かったですね〜、けっこう大きかったですね。」

翌日、今度は写真を撮ろうと再び同じ場所へ行きましたが、ぜんぜん出て来ません。

「おいおい、そこ道細いぞ!」
「大丈夫っすよ!行けますよ。」

ギヤをセカンドのまま一気にゴー!
ズボ!...ガアァー....脱出不能!!
おもいっきりサトウキビ畑にはまってしまいました。

「どうするよ?こんなサトウキビ畑の真ん中で...」

すると、幸運にも!近くにトラクターで畑を耕す人がいまして、

「今、ロープ持ってないんだよ。あそこにガソリンスタンドが見えるだろ? あそこに息子がいるから、借りて来てくれないか?」

はるか彼方を指差す(かなり遠いぞ...)。

「はい、分かりました!」

走って片道15分くらいありましたが、
私が運転していた手前...ダッシュでロープを借りに行きました。
すると、途中のサトウキビ畑、あれだけ探していたミフウズラが 次々飛び出すんですよ!これが!

「ハァ、ハァ...まつどさん...走ってる途中ミフウズラたくさん飛びましたよ!」
「おぉ、ごくろうさん!」

奄美大島は、親切な人が多かったです。

(CHINO)


というわけで、ミフウズラの写真はありませんが、

南、特に沖縄で見られるクイナの仲間です。どうぞ!


●ヤンバルクイナ (Gallirallus okinawae
【撮影者】 M.TAKAHASHI 【データ】 1994年 3月23日 沖縄県 辺野喜ダム 【コメント】3日間探して、最終日の夜、ようやく木の上で眠る2羽を発見。       興奮した。       (TAKAHASHI)       写真以上に訴える何かがあるねd(-o^)       (CHINO)


●シロハラクイナ (Amaurornis phoenicurus
【撮影者】 N.MATSUDO 【データ】 1998年11月 5日 石川県輪島市       Z-1p smcPENTAX67 M*6.7/800 【コメント】沖縄で、留鳥なので、一年中見られるようです。       この写真のものは、石川県なので、渡りで来たシロハラクイナだと       思われます。(MURASE)


●ツルクイナ (Gallicrex cinerea
【撮影者】 M.FUKAGAWA 【データ】 1985年 4月29日 長崎県対馬 PentaxLX M*300mmF4 KR 【コメント】冬羽だとエリマキシギみたいですが、夏羽だと薄汚れたバンみたいです(^_^;)       冬に秋が瀬で見たやつは、人が近づくと草むらでじっと動かなくなりました。       クイナの仲間を見るには静かにじっと待つ忍耐力が要ります。        (FUKAGAWA)


次回は、スズメやムクドリの仲間の登場です。

日本で一番メジャーな野鳥の多い、この仲間。
バードウォッチング初心者は特に要チェック!

(MURASE)