Vol.10 クイナの仲間
(ツル目ミフウズラ科1種、クイナ科12種、ノガン科2種)

写真リスト
バン オオバン ノガン


「マニアな話?」

(あれ、デ・ジャブ?まあ、まあ、そう言わずに、読んでくださいな。)

次の編集がクイナの仲間と聞いて、私は、戸惑った。
私、バンとオオバンしか見てないんですけど。大体クイナの仲間なのに、 クイナと名のつくものは何一つ見てない始末。

クイナ。それは、熱心なバードウォッチャーと、不真面目なバードウォッチャーを分かつもの。 クイナのほとんどの種が葦原にひっそりとしている。それを待てるか待てないかにその差は出るのだ。

しかし、断るわけにはいかなかった。 なぜなら、そんなことを言っていたら、私の編集できる種類がどんどん限られていくからなのだ。(泣)

しかも、ものは考え様である。
なぜなら…
バン・オオバン好きな鳥ベスト10に入るわけよ!」
私はまたまた夫に得意げ(?)に言った。
「へっ」
夫は、その手に乗るかとばかりの相づちをかました。
「どうせ、お前のことだ。お尻をふりふりするのがいいとか、そんな理由からだろうよ。」
ぎくっ☆。図星である。考えている事が丸見えである。

私はお尻を振っている鳥が好きなのだ。モズ、ジョウビタキも好き。言わば名付ければお尻振り振りマニアなのだ。
彼らも、その点で非常にかわいい。川面に浮かぶ時、彼らは、お尻をくいくいっと、上下に振って、前へ進んだり、方向転換したりするのである。
その仕草が、もう、もう、もう〜!(叫んでます。)たまらないのだ。マニア垂涎なのだ。

だけど、そう言うな。夫よ。それでいいではないか。
そういったところから、愛鳥家への道を開く。そういうやつもいるということだ。(よいこは真似しないでください。)

(MURASE)


●バン (Gallinula chloropus
【撮影者】 Y.CHINO 【データ】 1996年 1月17日 東京都石神井公園 Nikon F801S Nikkor ED500mm F4P 開放 RVP 【コメント】おおざっぱな名前の割に、水の飲み方が上品なので感心してしまいました。       スイレンの花が咲く頃に行くと良いかもしれません。       ここで繁殖するんですかね? (CHINO)


●オオバン (Fulica atra
【撮影者】 M.FUKAGAWA 【データ】 1998年12月20日 茨城県北浦 NikonF5 AFS500mmF4 x2テレコン RDPII 【コメント】今年の北浦はオオホシハジロで注目されましたが、オオバンの観察には最適です。       餌づいているので、足とかも間近で見れます。立派な足ですねー、鬼の足だなー。       (FUKAGAWA)


●ノガン (Otis tarda
【撮影者】 M.FUKAGAWA 【データ】 1994年 4月 愛知県 NikonF3 ED800mmF5.6 RHP 【コメント】いいや、私は信じない。こんな派手な色の鳥がいるなんて!       しかも、でかい!オスは1mぐらいあります。       (MURASE)       いや、私はこの写真撮ってることが信じられない!       (CHINO)


次は、南によく現われるクイナの仲間の登場です。

(MURASE)