2001.4.1-22 Hamilton Veterans Park Part 2

「カルガモなギース」

前回,カナダガン(ギース)がカルガモのようにたくさん越夏していると書きましたが, 私の会社の周囲にも50羽くらいのギースがいます. 建物(平屋)の周囲には芝生が植えてあり,主に芝生を食べています. 彼らは芝生のエリアと隣のトウモロコシ畑を活動範囲にしているようです.

そのうちの4組のつがいに3羽〜11羽の雛が4月の中旬から5月にかけて生れました. ギースの家族連れが場所を移動する時は, 親鳥の間に雛鳥が1列に並びます.出勤時などに見かけますが,とてもかわいいです. 多くのギースは, ちゃんと人を恐れ,私たちが近づけば逃げてしまいます. しかし,たまに会社の玄関の前の芝生に来たりして, 中に入ろうとする我々を威嚇したりする事もあります.

No.020 クーパーハイタカ (Accipiter cooperii
英名:Cooper's Hawk
  餌台前で写真を撮っていると,林の中に中型の鳥影が見えました. 「おっ,タカじゃん!」って思ってカメラで覗くと, ハイタカのようなのが見えました. 梢をよけながら,カメラの位置を調節して... ごそごそやってるうちに,ハイ,さようなら. よくあるパターンですね(笑) このひとも普通の留鳥ですがやや少なめ.
【和 名】 ここでも和名の考察をしてみましょう. 英名がクーパーさんのタカで,学名にもcooperiiと入っているので, クーパーさんが見つけたんですかね? そして,クーパーさんに敬意を表して「クーパーハイタカ」としたんですね, きっと. そのまま訳したら「クーパーッタカ」ですもんね(ほんとかよ?). (CHINO)

No.021 ワキアカトウヒチョウ(Pipilo erythrophthalmus
英名:Rufous sided Towhee, Eastern Towhee
  林間のブッシュで盛んにさえずる,やや派手目の小鳥を発見. 雲がかかってきて,写真が暗くなっちゃいました. 慎重に近寄っていき,1コマ撮ったところで自転車が通過で,ハイ,さようなら. 公園によくあるパターンで涙. アメリカ東部で普通の留鳥か夏鳥,NJでは夏鳥っぽいです.
【和 名】 すごい和名を発見!「トウヒチョウ」って「頭緋(赤)」かと思って, 赤くないのにズアカアオバト,または青くないのにカラフトアオアシのパターンかと... アメリカの図鑑を探しても近縁に頭の赤い鳥は無し. まさか,「Towhee」をトウヒチョウと訳したのでしょうか!? 和名って一人で考えたものだと思ってましたが? 名前の付け方にはいろいろありますね(誰か知ってる?) (CHINO)

No.022 チャバラマユミソサザイ(Thryothorus ludovicianus
英名:Carolina Wren
  そろそろ帰ろうかと思っていた時,畑の方の木の根元のブッシュで何かを発見! おお,しっぽを上げてミソッチョのポーズ!下尾筒にしましま確認! 「お,もぐった!」回り込んで出てきそうなところで待つ. 「やった,出た!」上手く撮れました.パチパチパチ...でも東部で普通の留鳥. ブッシュでなんだかごそごそやっている謎の東洋人と化す私.
【和 名】 この和名を見た時に,和名を先に覚えて鳥を探した方が良いと思いました. (CHINO)

No.023 オウゴンヒワ(Carduelis tristis
英名:American Goldfinch
  こないだからちょこちょこ目にしてました. 結構数多いみたいです.アメリカ全土で普通のほぼ留鳥. はじめて見た時は,感動しました. この固体は黒っぽいおでこなので,若い雄です.
【和 名】 Goldfinchが「ゴシキヒワ」だと知っていたので, あんな見事なゴールドの鳥を,実は,ぜんぜん5色じゃないのに, 「アメリカゴシキヒワ」なんじゃないかと少々ビビッてました(笑) 「オウゴンヒワ」...やや語呂が悪い感じしますが,ストレートな命名はNot so Bad! (CHINO)

  いかがでしたでしょうか? まだ普通種ばかりですけど,みんな始めて見る鳥達なので, 写真を撮っていて楽しいです.
  田舎での海外生活は,大した娯楽も無くて退屈します. すぐ近所の公園でこれだけ熱くなれて,つくづく,バードウォッチャーで良かったと思いました.(CHINO)