2001.4.1-22 Hamilton Veterans Park Part 1

「New Jerseyの写真事情 その1」

  写真について言えば,こちらに来るにあたってフィルムの事を心配しました.

  私は,フジのベルビア(RVP,スライドフィルム)を使う事がほとんどなのですが, これが現像できるか入手できるかという事です. というのも,アメリカではコダックの独占というイメージがあるじゃないですか? 実際こちらへ来てみて,やはり,フィルム売り場(スーパー,文具店,電気店,写真店など) で見かけるフィルムの大体8割以上がコダック製品なのです.

  そして,そのほとんどがネガフィルムです. 日本で逆輸入版のベルビアが売られていますので, 探せばあるのだろうという目論見が大外れ. もし,ベルビアが売って無くても,コダクローム(スライドフィルム)でも構わないとも考えていましたが, そのコダクロームでさえ(家の近隣では)ほとんど入手不可能です. 基本的にスライドフィルムユーザーが少ないみたいです.

  フィルムの入手は無理としまして,家の近所の大きいスーパーで, なんと!フジフィルムの文字の入った写真コーナーを見つけました. 早速,「大事な」第一号フィルムを出し,見事に現像されて帰ってきました. 現像代は,4ドル28セントですから日本と同じくらいですか? とりあえず,日本から持ってきたベルビアで撮影を続けられそうです.

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  さて,このページでは,Robert G. Martin Lakeで写真を取り直した2種を紹介します.

No.002 セグロカモメ(Larus argentatus)英名:Herring Gull
  野鳥の杜も推薦する”真木・大西590図鑑”を見ましたら, 北アメリカのセグロカモメは,日本とは別の亜種になるそうですね. 図鑑にも書いてる通り,日本の亜種より背中の色が淡く体つきも大きい感じします. 2羽ともセグロカモメです. (CHINO)

No.002 セグロカモメ(Larus argentatus)英名:Herring Gull
  カモメファンのために幼鳥も載せてみました. セグロカモメは,北半球にぐるりと一周棲んでおり, 同じ種ですが地域ごとに少しずつ変化があります. これは,イヌの(生物学的に)同じ種内で育種(品種改良)によりダックスフンドから セントバーナードまで作られた例と共に, ダーウィンの進化論で言う,突然変異による種の変化の実例としても使われたりします. この先,これらの各グループが何かの要因で交雑できず隔離される事があれば, それぞれ別の突然変異が蓄積して交雑不能になり,やがては別の種に分化してしまう可能性があるわけです. (CHINO)

No.005 ミミヒメウ(Phalacrocorax auritus
英名:Double-Crested Cormorant
  話を鳥に戻しまして(笑) 一通り池の水鳥を撮り終え森の餌場に移動中, ミミヒメウが近くにいるのを見つけて,テレコンを付けて撮影しました. ウは,意外と警戒心が強く近寄れない場合が多いです. 頻繁に水中に潜って餌を捕っていますが, 水面に出た時は周りをきょろきょろ見回しています. しかし,潜っている時は,さすがにこちらの様子は分かりませんから, その時にそろそろと近寄って,出て来るのを待つというのも撮影に使えます. すぐに気付いて遠ざかっていってしまうのでチャンスは1〜2回の浮上に限られますが(笑) (CHINO)

  最後のページは森の餌場での撮影です.(CHINO)