Vol.18 ハトおよびホトトギスの仲間
(サケイ科1種/ハト科10種/ホトトギス科7種)

写真リスト アオバト カラスバト ヒメモリバト ベニバト


【ハトのゴクゴク飲み】

アオバトは、「海水を飲む」ことが知られている。
不足がちなミネラル分をそれで補給するらしい。
海水飲みのポイントに行ってきたトリ仲間が、写真を見せてくれた。

「ホラ、飲んでるところ。」
そこには、顔のほとんど半分を海面につけているアオバトの姿が写っていた。

「飲むって、このままゴクゴクと・・・?」
「そう、ゴクゴクと・・・。」
「・・・まじ?」

私は、昔飼っていたジュウシマツが水を飲む姿を思い出した。
ジュウシマツは、

一口含んでは上を向き、また一口含んでは上を向き、
まるで、薬を飲み込めない子供が飲み下すように、


かわいらしく、飲んでいたのだった。

それが「普通」と考えていた私は、ちょっと驚いた。

(こんなにゴーカイに飲むとは・・・。しかも、しょっぱい海水を・・・。)

私は、それ以来、
(機会があったら是非、その「ゴクゴク飲み」が見たいものじゃ。)
と思っていた。

そんなある朝、雨上がりの道を歩いていると、
一羽のキジバトが水溜まりの前にたたずんでいた。
私は(もしや!)と思い、急ぎ足で近寄った。
すると、キジバトは、茶色い水をおいしそうに「ゴクゴク」と飲んだ!!

「やったぁー!!」

アオバトキジバトの違いはあったものの、
私は念願の「ゴクゴク飲み」が見れたので、思わず声を出してしまった。
その日は一日、とてもハッピーな気分だった。(SIMIZU)

▲▽▲▽▲下を向いたまま、水を飲むことのできる鳥は、ハト科と、サケイ科だけです。
ハトがいたら、気をつけて観察してみてくださいネ(^_-)(SIMIZU)▲▽▲▽▲


〜ハト科〜

●アオバト (Sphenurus sieboldii

森の中では、結構見にくいほうだよね。
その名のごとく、アオい体をしてるのですが、鳴き声も・・・。
「アーオ、オアオー。」・・・とアオアオづくしです。(SIMIZU)
昔、アオバトの声を聞いて、「山で仙人がほら貝を吹いているのを聞いた」
と言っている人がいました。
そう思って聞けば、思えないことも無い。^^;(CHINO)

【撮影者】 N.MATUDO
カラスバト
〜ハト科〜

●カラスバト
Columba janthina

体は黒色をしてますが、金属光沢があります。
体のわりに頭が小さくてスマートです。
八頭身美人ってやつですか。
うらやましい・・・。
姿勢もいいなあ。(SIMIZU)

【撮影者】 M.FUKAGAWA
ヒメモリバト
〜ハト科〜

●ヒメモリバト (Columba oenas

ドバトに似ていますが、くちばしがピンクでかわいいハトです。
このこはたしか細山田さんという女性に発見されました。
(FUKAGAWA)
1984年にはじめて観察されたあと、九州以南で何度か観察されました。
オーオ、オーオと繰り返して鳴きます。(SIMIZU)

【撮影者】 M.FUKAGAWA 【データ】 1993年GW 長崎県対馬  NikonF3 ED800mmF5.6
ベニバト
〜ハト科〜

●ベニバト
Streptopelia tranquebarica

夕方にベニバトがやって来る という場所でしばらく待った。
同じ木にモズがとまっているが、 やはりベニバトは小さい
(写真も小さい(^^ゞ)。
ふかがわさんに初めて会ったのが この場所だったという..。(CHINO)
その木は知ってる。ここで地野さんと会ったの?
全く記憶にございません(^_^;)
私ベニバトとは相性が悪いの(;_;)
幾度となく何日もかけて、♀の飛んでるのを1度みただけです。
(FUKAGAWA)

【撮影者】 Y.CHINO 【データ】 1988年3月2日  鹿児島県出水市荒崎東干拓地 Canon T70 Canon FD300mm F4 ×2倍テレコンバーター 開放 SHR400


次は、ホトトギス科が登場します!(SIMIZU)