脳出血
平成27年4月15日から血圧計に不整脈が表示される様になった。前後して左薬指の動きがおかしくなり、19日には左手左腕全体の感覚が無い時もあり、左手の位置が自覚されなくなった。
心臓病、脳梗塞、アルコール中毒が考えられたので取り敢えず断酒した(4/19)。
心臓と脳は無関係だから何方が犯人だろうと調べてみたら、心房細動と呼ばれる不整脈の場合、心臓で血栓が出来て血流で脳に運ばれ細い血管で詰まって脳梗塞になるという仕組みが分かった。
21日、専門医に調べてもらうと心房細動ではないとの事で、マグネシュームの点滴と貰った薬でその日のうちに不整脈はほゞ正常になった。ただ左手の動きが気になるという事で予約を取って日赤の脳神経外科でも調べてもらう事にした。
なお心房細動から脳梗塞になると重症になるらしく、死亡したり寝たきりになったりと動脈硬化が引き起こす脳梗塞よりも重症になりやすいとの事、まずは一安心。
23日、日赤で診断を受ける。MRIで脳梗塞では無い事が分かったが右脳に出血があった。
症状が良くなって来ているので少し時間を置き27日にCTを撮るとの事。要するに様子見という事らしいが素人目には白い部分即ち出血部分が結構広く大丈夫かなって気がする。
27日、日赤へ行ってCTを撮り、診断を受けたがCTでは出血が見られなかった。膵臓、鼻、肺に続きまたまた自然治癒かと思ったら、原因が分からないままにしておいて再発しては問題なので6月1日に造影CT検査を行う、心臓の為バイアスピリンを服用している人に出血が見られる場合もあるとの事。
もしもそのケースだと心臓と脳のどちらも捨てるわけにいかず困った問題だと思うがよくあるケースとも思われるので答えはもう出ているのかも知れない。
そんな事よりも血管が切れた場合、それより先の細胞が死にその部分の記憶が失われるらしい。私の場合去年の春から夏にかけて英語の個人レッスンを七ヶ国の人から受けて訛りの無い英語が話せるようになっていたのが、ABCも最後まで言えなくなってしまった。にも拘らず日本語は今まで通りに話せるのが不思議だ。海外旅行ももう無理みたいだし英語のレッスンが結局お金と時間の無駄使いになったのが残念。
さて残った問題はアルコールだが、処分保留で釈放中って感じだったが、量を減らして再開する事にした(4/28)。今までは芋焼酎を日本酒換算で目標は日に2合4勺だったが、目標達成は矢張り難しく3合ちかくなる日が多かったので、思い切って日本酒に変え日に1合にした。量が増えない様に銚子はロイヤルコペンハーゲン別注品の1合入り、これのセットの猪口(40ml)は普通の大きさなので、飲酒時間を少しでも長くするため、手持ちの中で一番小さな福寿文の染付猪口(22ml)にした。今のところ作戦成功で酒量を一気に三分の一にする事が出来た。問題だった糖分も糖質100パーセントカットのが販売されていたので解決した。
よく考えてみると病気になった時、何か止めたり量を減らしたり出来るものが必要だ。その意味で医師の指示も無いのに勝手にアルコール量を減らしたのは明らかに間違いで、将来病気になった時に困ると気が付いたので、元の焼酎にそして量も戻すことにした。(5/20)
6月1日の脳の造影CT検査に備えて理髪店へ行った。心臓の時の様に即入院という場合も有り得るからだ。店主に検査の話をすると、店主は2日に精密検査とその後の対策の話し合いを行うとの事、店主の子供が脳神経外科医で脳の検査写真を見て吃驚、今年の夏を越せるかどうかが勝負らしい。店主は私より前に冠動脈バイパス手術をしているし彼の後を追っている様な気がしてこちらも夏が越せない様な気がして来た。
当日、検査を受ける為に待っていると、隣の人が脳に動脈瘤が見つかり何時破裂してもおかしくない状態だから精密検査して手術の検討するのだと話していた。
脳と頸の造影CT検査は10分程で簡単に済んだが3D画像処理とやらが1時間も掛かり今まで聞いた話の所為か待っている間この前の肺がんの時と同じ様に不安になった。
診断を受ける段になって画像を見て吃驚した。血管が信じられない程精密かつ立体的に表示されていたからだ。
肝心の診断結果は脳頸共に非常に綺麗で且つ気になるところも無く近々出血する様な事は先ず無いでしょうとの事であった。
そんな訳で今回も無事一件落着、この項は是でお仕舞とする。(6/1)
9月7日診察を受ける、異常なし。10月26日のMRIも異常なし。次回は平成28年4月4日にMRIを取る。
平成28年4月4日のMRI異常なし。次回は一年後の平成29年4月3日にMRIを取る。
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