補7.読書


古材。寿山石、水坑、坑頭洞、環凍。
関防印として使用。

◎   生命40億年全史 リチャード・フォーティ 渡辺正隆 訳 草思社

私のバイブル。本の性格上やむを得ないのか、私の読解力が不足しているのか訳文がやや生硬な気がするのが残念。

◎   日本人の9割に英語はいらない 成毛 眞 祥伝社

日本人が本を読まなくなり東大生でも読んでいるのは主として漫画系、長い文章が読めなくなっているからで亡国のきざしとか、そう云えば品格が無くなってきた人を知っているが、以前ほど本を読まなくなっていた。

また著者が読んで感動し、その気持ちを伝えたい本なども紹介しているから参考になると思う。

しかし私が気に入ったのは以上の事項ではなく、《 サダム・フセインはアメリカに捕らえられて処刑されるまでの間、獄中で赤十字から送られてきた145冊の本を読み、自分でも詩を書いていたという。以外にも知的な独裁者だったのである。ジョークをよく飛ばし、小鳥にえさをあげ、神への祈りも欠かさず、〜》の箇所である。
ふくらはぎの肉離れで歩けなくなり日課の山登りや遠出が出来なくなり、一日中家に居るようになったが、獄中のサダム・フセインと百パーセント同じ生活をしている事に気付いた。大国を治めていたフセインとでは地球とイトカワ以上の差があり比較対象にならないが、価値判断のスケールの目盛を大きくして一生命体それも持ち時間の少ないものとして考えた場合は同じ様なものだと思った。

司馬遷史記 T〜別 徳間書店

ライブドアーのホリエモンが獄中で読んでいたとか。話は古いが私もインターフェロンで入院中読んでいた。

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