<新年会の出来事>

 

新年を迎えた1月のある日、亜美のマンションにまことがやってきた。

亜美「まこちゃん、今日はどうしたの?良くんに用だなんて・・……」

まこと「うん、まあ………ちょっと聞きたい事があってね」

亜美「・・……そう………あ、ここよ。良くん入るわよ?」

良「は〜い、どうぞ」

ドアを開けると、そこには良が立っていた。

良「あ、どうしたんですか?まことさん」

笑顔でまことを迎える良。

しかし、まことの表情は険しかった。

まこと「・・………亜美ちゃん、良くんと二人っきりにしてくれるかな?」

まことの声には穏やかだが、有無を言わせない響きがあった。

亜美「う、うん・・……」

心配そうに良を見つめながら部屋から出る亜美。

部屋には、良をじっと見据えるまことと緊迫した空気が残った。

良「・・……あの、どうしたんですか?」

まことのただならない様子に、質問する良。

その質問に、まことは無言で一枚の写真を突き出す。

良「こ、これは・…………」

まこと「そう・・……大阪の新年会での写真だよ。これはどういう事かな?」

顔はにこやかに笑っているが、目が笑っていない。

まこと「THE−Oさんって人から送られてきたんだよねぇ……雨音ちゃんだっけ?

    この子とな〜にをしてるのかなぁ?」

良「あ、あのこれはちょっと・………事情が………」

まこと「言い訳無用!亜美ちゃんに代わって私がおしおき

   するわっ!!覚悟っ」

 

そのとき!

 

つづくニャ