本田竹広追悼コンサート 2006/8/21 |
素晴しいコンサートでした。 珠也さんは本田竹広さんの次男さんです。担当するドラムスは、時に天にも届けと 力強く、また時には小さくすすり泣くように、聴衆の心に訴えました。おじいさまの幸八 さんから、お父様の竹広さんへ、そして珠也さんへと音楽の遺伝子は確かに伝わって いると感じました。ピアノのケイ赤木さんはジャンプしながらの演奏で、まるでダンスをし ているようでした。激しい動きを撮影しようと何度も試みましたがついに一枚も写真が成 功しませんでした。サックスの峰厚介さんの演奏も、あたかも竹広さんがそこに一緒に 居るかのような深くしみわたる音色でした。ベースの杉本智和さんの演奏も一見地味で すが、床伝いに体中が振動して共鳴するようでした。会場の皆が興奮状態でした。 真剣な、しかも楽しい演奏でした。演奏者も、聴衆も、竹広さんとともに居るんだ、という 熱気に満ちていました。JODO(浄土)全曲は観客を魅了しました。一番最後の、珠也 さんのドラムスのソロも「どうしてこんなに多彩な表現ができるのか」と思わず涙が滲んで 来るのでした。 最後の「花束贈呈」は? なんと「生ウニ」でした。その瞬間きびしい表情が優しい 表情に変わりました。その写真はよく撮れたと思います。 ごらんください。 本物に触れて、幸せな一夜でした。 |