編集後記 2002/4/15 今日は娘の命日です。14才の春に亡くなりました。今はもう16年 が過ぎました。そして夫内田が出家をして 2年が過ぎました。遠い 北陸の山の中に行ってしまいました。 私は何だろう、どうやって生きていけばよいのだろう。と悲しみに沈 んでおりました。それから気を取り直してパソコンを始めました。 どうしてもホームページを作りたくなりました。「どうしてそんな苦労を するの?」といろんな人から問われましたが自分でも上手に答えら れませんでした。 今では少し解ります。ホームページを作って自分探しの日記を書こ うとしているのではないでしょうか。 夫が居なくなって朝と夜のランランの散歩が私の仕事になりました。 散歩のときに、光や空気や植物がこんなに美しいものだったのかと はじめて感じました。さらにデジタルカメラを持ったら、何故かもっと 強く感じるようになりました。散歩みちには、祖先から脈々と生命を 引き継いできたであろう栗の木や栃の木があります。 四季の変化 や年ごとの変化がとても新鮮です。 そして、何よりもクリニックの子供たちとの毎日の出会いはすばら しいものです。毎日思いがけない言葉や仕草の宝物をもらってい ます。カメラの向こうで子供たちは笑ったり、泣いたり、怒ったり、跳 んだり、寝転んだり無限のエネルギーが伝染してきます。やっぱり ホームページを紡がない訳にはいきません。 内田 瑛子 あとがき のページにもどる |