ケンタ君はアーティスト 
             2006/8/1 new


「うちだせんせい、見てください。」
診察が終わってしばらくするとケンタ君が呼びに来ました。
もう4才半、保育園もさっそうと通っています。2年前の泣き
泣きのケンタ君ははかげも形もありません。 びっくりしま
した。作品は5層に積み上げられ、素晴しい仕上がりです。 
スペインのガウディーの建物、サグラダ・ファミリアをご存知
でしょうか。それを思わせる立体感がありました。
30分もすれば午後の患者さんがやってきてこの建築物は無くなる
でしょう。いそいでカメラに収めたのでした。
 ケンタ君の写真を大きくして、おうちと、広島のおじいちゃんのおうちにさし
あげました。ケンタ君のお父さんは広島からやってきて岩手に住みついた
方です。木工のお仕事をしています。おじいちゃまは、広島で絵手紙教室を
開いていらっしゃる方です。送って2,3日したら広島から大きな絵手紙がクリ
ニックに届いたのでした。その絵手紙の額縁を、ケンタ君のお父様に作って
もらいました。クリの木でできています。クリの木は縄文時代から東北の人
たちがなじんできた木です。実は[クリの木だと良いなー]と,こっそりと思って
いたのでした。
 額縁に収まった絵は待合室にかけました。 皆様今度いらしたらごらん
ください!  親子三代の方から、プレゼントをいただいたのでした。
  なんて凄い事でしょう! 私はなんて欲張りなのでしょう!

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