兄ちゃんはつらいよ
                    2001/6/12new
4月○○日
ボクタックン。お母さんが大好き!でも去年リュウクンが生まれたからいつもがまんしてる。
この間からリュウクンもおんなじ保育所になったから、ボクリュウクンを守っているんだ。
今日だってリュウクンが診察室にお母さんと入ったけど、ボクは待合室で待っていた。
いつまで待っても帰ってこないからのぞいて見た。お母さんがいない!リュウクンもいない。先生も
看護婦さんもいない。どこに行ったのだろう。ボクは心配した。ボクをほったらかしにしてみんなは
どこに行ったのだろう。ボクはこわくて悲しくて走った。診察室をぬけてろうかに走っていった。
先生が笑いながら暗いお部屋から出てきてボクを抱っこした。ボクは泣いた。先生のうしろから
お母さんがリュウクンを抱いて出てきた。ボクがこんなに悲しいのにみんなが笑っている。
お母さんまで「だいじょうぶよ!どうして泣くのよ!」と笑う。リュウクンが暗いお部屋でお写真を
とったらしい。ボク一人ぼっちはいやだ。 おかあさん!  ボクお母さんといっしょがいい! 
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