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おとといのイチロー君は大変でした。熱が高く、咳やゼーゼーもひどく、 おなかが痛くて、頭が痛くて泣いて泣いてどうしようもありませんでした。 お父さんも会社を休んでお母さんと一緒にやってきてくださいました。 診断は喘息様気管支炎と自家中毒症でした。 がまんしてお注射もし ました。さて今日はどうでしょうか? 私 「イチロー君!」 イチロー君 「ヘイ、へ−イ!」明るい、しっかりした声で入場しました。 私 「お薬も頑張って、お食事もやさしいお食事にしたのですね。」 イチロー君 「そーだがねんす。」 私 「イチロー君も、お母さんも頑張ったから病気がなおったのですね。」 イチロー君 「そーだがねんす」 なんと素晴しい言葉でしょう。宮古弁の「そーだがねんす」は「そうでござい ますね」という意味ですが、もうおとなも殆ど使えません。六十代以上の 方のごく少数の方しか使っていないと思われます。こんなに、おっとりと優しい 言葉が3才の子にきちんと伝わった事は、本当に嬉しいと思いました。 私自身が忘れていた言葉でした。 きっと、ご近所に住んでいらっしゃる、おじいちゃんおばあちゃんと、 イチロー君一家は仲良しなのでしょうね。 |
クリの花 はらたい駅のそば 7月はじめ |