こもりうた
   2004/5/16  new
ねんねんころりよ おころりよー
 ミーミレミーソソ    ミレミミミー
おらえの坊やは 良い子だよ
 レーレドレーミミ レドラソラー
おらえの坊やが 寝ーだらばー
 レーレドレーミミ レドラソラー
芋こや ほどこを 掘ってきてー
 レーレドレーミミ レドラソラー
煮ーだり 焼いだり   しゃっくりびゃー
 レーレド レーミミ    レドレレレー     
       

  カケル君のうちに、赤ちゃんがやってきました。
お里に帰っていたお母さんが、赤ちゃんと一緒に戻ってきたのです。
さっそく5才のカケル君は子守唄を歌って聞かせたのでした。
お父さんも、お母さんもびっくりしました。 知らない唄だったからです。
カケル君は、いつのまにか「オバーヤン」(ひいおばあちゃん)から習って
覚えていたのでした。「オバーヤン」は91才なそうですが、お達者で毎日
草取りなど外の仕事に精を出しているそうです。もう一人「バーバ」(おばあ
ちゃん)がいます。58才で、家の中の家事をこなしているそうです。
夕御飯のときは、「オバーヤン」と「バーバ」とお父さん、お母さん、それから
カケル君とお姉ちゃん、赤ちゃんと顔をそろえるのでとても賑やかなそうです。
勿論主役はカケル君で、保育園での楽しかったこと、けんかした事、など
次々に話題提供をしてくれるそうです。
  子守唄はカケル君とお母さんで、披露してくれました。
赤ちゃんは3ヶ月になりましたが、手足をばたばたしたり、お目目がくりくり
動いたりとっても活発です。きっとお兄ちゃんの元気が伝わっているのでしょう。


 カケル君が初めてクリニックに来られたのは、生まれて2ヶ月のときでした。
お肌が敏感で、ポチポチが出たり、カサカサしたり、ジクジクしたりしました。
5〜6ヶ月ごろからは、お咳やゼーゼーが始まりました。10ヶ月頃からは
朝夕の吸入を毎日続けてもらうことになりました。それでも時にはお注射が
必要になるのでした。 3才半頃の事でした。「センセイ クルシイカラ 
オチュウシャシテクダサイ。ボク ガンバルカラ。」と来院しました。
ゼーゼーの発作がひどいのでした。
それにしても、お子さんから「お注射をしたい」と先手を打たれたのは、
これ以前にも、この後にも経験がありません。
 最近のカケル君はとっても丈夫になりました。
ひと月に一回しか会えなくてちょっぴりさみしいです。