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すばらしい!
リュウクンは2才です。急に言葉の数が増え始めました。
時にはちょっと場面に合わない時もあります。
私「リュウクン、こんにちは。今日はどうしましたか?」
リュウクン「すばらしい!」
私「お母さん、なんと言う意味でしょう?」
リュウクンのお母さん「スリッパの時があります。スリッパが好きなので。」
私「ン?」
リュウクンのお母さん「まだ解かっていないようです。でもいろんな時によく言います。」
それからしばらくして気が付いたことがありました。
注射の時痛がって泣くのは普通ですが、時折全く泣かないでワクチンを済ませるお子さん
が居ます。そのときに私が思わず「すばらしい!」と誉めているのでした。
意識していなかったのですが、もしかすると「すばらしい!」という単語は私のくちうつしだった
かもしれません。 |
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あーりいぇー!
宮古弁には何ともいえない情感のこもった言葉があります。とても標準語に置き換える
ことの出来ない単語があります。「あーりいぇー!」もその代表格でしょう。
子育てにはなかなか思い通りに行かない事が沢山あります。
「さあ、お洋服を脱ぎましょう」とお母さんの声が聞こえてきます。嫌がっている様子です。床に
ひっくり返ってお母さんを困らせているようです。「さあ、こっちを脱いで」という声、。そのうち
子どもの泣き声とお母さんの怒っている声が混じって聞こえてきました。ついにお母さんの
かんしゃくだまが落ちました。 「あーりいぇー!」 と大きい声が聞こえました。
この言葉は私たちが育つ頃は、たいていの親が、子どもに対して投げかけた言葉です。
しっかりしつけたいのに子どもが言うことをきかない時に、又しつけたはずなのに肝心な時
に期待を裏切って実行してくれない時にため息混じりに、怒りと困惑を兼ねた、しかしちょっと
ばかりの愛情も含んでいる言葉です。
自分自身に対して不甲斐ないなーと思ったときも使います。自分自身ができるはずと思っ
ていたのに出来なかった時にも使います。
これはとても標準語には置き換えることが出来ません。 |
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