映画

このたびは“ホーム.スウィート.ホーム”の上映にあたりまして、多大な御協力をいただきました。
有難うございました。心から感謝申し上げます。
自分の父母或いは他の身内と姿を重ね合わせて、映画の中に参加していた方もいらしたと思
います。私自身もつい三年前に父を看取りました。　最後まで人格は保たれておりましたが、
映画の主人公の姿に｢あー同じだなー｣と共通な仕草や表情を見ました。とてもよくできた映画
だと思いました。　主人公のプライドに満ちた盛岡駅前での一人舞台、そして観客が沢山いるよ
うで、実は捜しに来た愛娘たった一人が拍手をしている場面には涙が溢れてきました。　もし
自分が痴呆になったと仮定したら、じつはひどい状態なのに、過去の輝きを現実と錯覚して表現
する事は有り得るだろうなと思ったりしました。
　具体的に“グループホーム”が提示されていて救われました。問題点は幾つか有りますが、あの
ように個人のプライバシーを保ちながら、共同生活をするやり方はとても自然でいいなーと思い
ました。　やがて自分自身が老いを迎えます。これからも何かチャンスがあったらご一緒に考え
ていきませんか。又次に続く若い方々にも共通の気分を伝えていきませんか。
　このたびは本当に有難うございました。

　★★★★　　メモ　　★★★★　
　　上映日　：　2月24日（土）〜3月2日（金）でした
　　場所　　：　シネマリーン
　　チケット枚数　：　前売り　1283枚、　当日券127枚
　　延べ入場者数　：　1100人
　　思いがけず利益が出ました　：　162000円　　　事後承諾になりますが　市立図書館に
　　　　　　　　　　　　　小学館｢国語大辞典　全13巻｣を寄付させて頂きました。
　　宮古上映を成功させる会　　　　　　山下由紀子　松原安子　野沢三枝子　中村悦子　
　　　　　　　　　　　　　志村加代子　佐々木ふみ　坂下道子　　小成智香子　　内田瑛子