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第二次大戦後の医療の進歩により結核の死亡率は減少した。しかし先進国と言われる中 では日本は30年は遅れているといわれる。WHOのデータによると世界の人口の三分の一 が結核に感染しており、年間300万人が結核で死亡している。 横田先生が中国上海の大病院(1000ベット)を訪問した時、小児科の入院患者の90%が 結核であった。日本においては全体は減少しているものの、乳幼児の発生、死亡が増えて いる。一つの病院でまとめて沢山の症例を診る事が無くなった為、医師の診断治療の技術 向上も困難になりつつある。今日は6才未満乳幼児と、6才以上学童との症状及び検査所見 が異なるので提示する。1995年からの5年間に横浜市大病院に入院した結核の乳幼児は20 人強であっ た。90%以上が家族内感染であった。すべて重症な急激な感染であった。 髄膜炎.粟粒 結核.胸膜炎.骨髄炎等であった。乳幼児の結核診断は非常に難しい。 大人の場合の 症状は、咳.るいそう.赤沈値の亢進.胸部レントゲン写真の異常.喀痰を 出せる事から診断をする。乳幼児は症状が揃わず、又検査判定も難しい。
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Q: BCGが無効であると週刊誌が特集を組んだがどうか。 A:乳幼児期早期のBCGは非常に有効です。 |
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