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キンモクセイ |
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期日 平成17年10月20日(木) 、21日(金)、22日(土)
会場 盛岡市民文化ホール・マリオス、ホテルメトロポリタン盛岡
会長 岩手医科大学医学部第三内科教授 井上洋西 |
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10月20日(木)のみ、クリニックを休診にして出席しました。
問題点を絞って出席しました。@乳児期からの喘息が増えているように思う。
Aアトピー性皮膚炎の治療について。 午前9時から午後4時まで出席しました。
その後も講演はありましたが、疲れたので止めました。お弁当つきのランチオン
セミナーも充実していました。つよく感動しましたスライドはデジタルカメラで
撮らせていただきました。貴重な資料ですのでぜひご紹介しましょう。
気管支喘息については4枚、アトピー性皮膚炎については6枚選びました。 |
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富山医科薬科大学小児科 足立雄一氏 のスライドより
気管支喘息はその多くが3才までに発症する。1〜2才の発症もある。1992年に比し2002年の1〜2才
発症が多い。 |
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富山医科薬科大学小児科 足立雄一氏 のスライドより
診療の場において、急性細気管支炎か、クループか、気道異物か乳児喘息か先天性の気道狭窄か
診断は難しい。 |
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千葉県衛生研究所感染疫学研究所 一戸貞人氏 のスライドより
始めの山は一過性の早期喘鳴を示しています。
二つ目の山は非アトピー性喘鳴を示しています。
三つ目の成人に続く山が、IgEに関係する気管支喘息を示しています。 |
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群馬大学大学院 小児生態防御学 望月博之氏 のスライドより
気管収縮時は内腔が狭くなり、分泌液が過剰に生産され、さらに狭くなる。
乳幼児で特に著明である。 |
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ホトトギス |
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東京慈恵会医科大学 小児科 勝沼俊雄氏 のスライドより |
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東京女子医科大学皮膚科 川島眞氏 のスライドより
皮膚角質層におけるセラミド(脂質)の比較を示す。健康人皮膚に対し、アトピー性皮膚炎の
患者皮膚のセラミドが有意に低い。 セラミド(脂質)が皮膚のバリアーです。 |
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東京女子医科大学皮膚科 川島眞氏 のスライドより
正常な場合はグリーンの色のように化学変化が進み、正常なセラミドが形成される。
アトピー性皮膚炎の場合は、黄色の方向へと、化学変化が進み、バリアー機能の無い
別の物質が作られる。 |
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東京女子医科大学皮膚科 川島眞氏のスライドより
バリアー補強物質(セラミド含有)含有クリームを塗布することによって、
保湿と バリアーの 両方の効果が得られるとの事でした。 |
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東京女子医科大学皮膚科 川島眞氏のスライドより
(撮影に失敗したのでなぞって描きました) 今なお、間違ったアトピー商法がひそかに流行
しているそうです。 しばしばその商法に従ったために、増悪してしまった方が受診している
そうです。 この図が、基本的な治療法となります。
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日本アレルギー学会出席は、3日のうちのたった1日でしたが、実り多いものでした。
忙しい診療を離れて、時には新しい医療の勉強は大切であるとつくづく思いました。
とても充実した1日でした。 さあ、明日から、宮古で待っている小さなお客様
たちとの、楽しいお付き合いにもどりましょう。 |
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