平成17年度第1回
 岩手県医師会
 学校医部会幹事会
          2005/8/26  new
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平成17年8月20日(土) 午後3時〜午後4時30分
岩手県医師会館 中会議室にて
出席者 
会長
石川 育成<外科.整形外科>
部会長
岩動 孝 <泌尿器科>
常任理事小原 紀彰 <泌尿器科>
副部会長
小林 秀樹<眼科>、南 吉昇<耳鼻科>、森田 知明<小児科>
幹事







 黒川 賀重<産婦人科>、菅野 孝<内科>、松田 恭一<眼科>(盛岡市)、
上原 充郎<小児科>(岩手郡)、足澤 輝夫<放射線科>(紫波郡)、
小原 能和<耳鼻科>(花巻市)、根本 薫<小児科>(北上市)、
樋口 明文<耳鼻科>(水沢市)、阿部俊也<内科>(一関市)、
菊池 宰<内科>(東磐井郡)、大津 定子<小児科>(気仙)、
岩井 利男<小児科>(釜石)、内田 瑛子<小児科>(宮古)
千葉 純子<皮膚科>(遠野市)、斎藤 裕<内科>(久慈)、
藤田 良二<内科>(二戸)
岩手県予防医学協会   松尾 洋一、 蒲田 政夫  
 (敬称略)






















報告
(1) 平成16年度事業報告について 








小児救急電話相談開始  平成16年10月1日より
東北学校保健.学校医大会 平成16年9月11日
岩手県教育委員会と岩手県医師会との懇談会9月15日
岩手県障害児療育のあり方検討会10/18,12/27,3/25,
全国学校保健.学校医大会    10月30日
岩手県学校保健.学校医大会    平成17年1月16日
 岩手県児童虐待防止連絡会議        2月16日
学校.地域保健連携推進事業打ち合わせ会  2月26日
日本医師会主催学校医講習会          2月26日
(2) 平成16年度学校健診結果報告  
岩手県予防医学協会より
   過去10年間の検査数.所見率の推移
 
「寄生虫卵、尿検、心臓健診、脊柱側弯健診、
 貧血検査、小児生活習慣病予防健診、胸部X線検査
(3) (4) (5)       省略
(6) 学校.地域保健連携推進事業について


学校から要請があった場合、「産婦人科、精神科、整形
外科、皮膚科」の医師を派遣し、相談および教育を行う
モデル事業。各医師会あたり1件〜7件ありました。
 精神科≒30件、産婦人科≒20件、整形と皮膚科各6件。






















協議
(1) 平成17年度事業の実施について 
   
学校保健.学校医大会の開催
学校保健委員会の推進
(2) 岩手県教育委員会と岩手県医師会との懇談会
日時 未定
下記について協議の予定
1.学校医健診について
@耳鼻科健診の医療器具設置について
A越境での交通手段について
2.学校保健委員会への出席しやすい環境作りについて
3.第22回岩手県学校保健.学校医大会への協力要請について
4.岩手県医師会思春期保健アンケート調査結果について
(3) 第22回岩手県学校保健.学校医大会について
平成18年1月15日(日)午前10時〜午後4時予定
 
Dr.大津(気仙)より発言:

この時期は降雪のため気仙、釜石、宮古から出席することは
大変困難である。学校長、養護教諭、保健主事他の出席率を上げるには
雪の降る前にして欲しい。
                            




















出席して感じたこと
平成16年4月大先輩の佐々木先生から、宮古地区の幹事という重責を引き継ぎました。
昨年は全く何をしているのか理解できませんでした。2年目の今年は少し理解できました。

  今回二つのことを考えました。
  ひとつは例年1月開催の学校保健.学校医大会の際の出席率について。
学校関係者(校長、教頭、養護教諭、他)の出席が良くないのは何故なのか。
原因のひとつはDr.大津の発言通り、雪の季節のためく来たいと思っても物理的に来れ
ない事が考えられます。もうひとつ会議が終わってから気づいたことですが、幹事会に
学校関係者が含まれていないことです。規約上、会員は学校医となっているようですが、
何らかの形で学校関係者が加わった方が良いのではないでしょうか。

 二つ目は、岩手県教育委員会と岩手県医師会との懇談会(日時未定)の内容につい
て耳鼻科のDr.南が話された内容でした。学校健診の際一人ずつに滅菌消毒された
診察器具(1人分が5000円〜10000円)を(30個とか100個とか)準備して欲しいとの
事です。時代と共に医療レベルがずいぶん進んでいるとびっくりしました。 あとは
市町村の予算の問題ということでしょうか。

 盛岡市のある耳鼻科のDr.が、医師不足のある沿岸地区に、健診に行っているそう
です。片道3時間の道のりであり、しかも「公的交通手段を使うこと」との事で、重い
医療器具を持ってバスを乗り継いで、自分の診療所は休診にして、行っているとの事
でした。その時の発言ではタクシーにしてくださいというご意見でした。

 現在宮古地区(宮古市、旧田老町、旧新里村、山田町、岩泉町、田野畑村、
岩泉町、川井村)は耳鼻科医がたった一人です。そのDr.に何かあったら、耳鼻科は
無医地区となります。 沿岸部の医師不足はどうしようもない、ひどさになりそうです。
耳鼻科の健診は、児童生徒がバスで盛岡まで行く事態が発生しないとも限らない、
と恐ろしくなりました。

宮古地区から、志を立ててDr.になってくださる方が出てくれるよう、心から願っています。

























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